ARCH(2021.1.1~)




4月3日  馬酔木の花


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今年も咲いた庭の馬酔木(アシビ(アセビとも))の花
この植物の名前、漢字による表記も、読み方も、
なんとも趣があって、ちょっと思いをこらすと、
ほのかな幻想にさそわれるようなところがある。
そういうことは、子供の頃からの印象で、
明治期以降、短歌や俳句の誌名として使われてきたのも、
そういう感覚が、わりと共有されるからではないかとも思う。

磯の上に生ふる馬酔木を手折らめど見すべき君が在りと言わなくに

これは万葉集にある大伯爵皇女(おおくのひめみこ)の歌で、
意味は、「岩のほとりの馬酔木を手折ってあなたに見せたいのに、
あなたが居るとはもう誰も言ってはくれない。」
(「楽しい万葉集」というサイトにあった意味の説明文による)
また、大伯皇子の弟の大津皇子が謀反の疑いで処刑され、二上山に葬られたとき、
詠んだうたのひとつ、とも解説があった、

いくつか読んだネットの解説の中で、
「この歌はちょっと解釈が難しいかも知れませんね。
この当時、誰かが亡くなったときに、その人が夢にでてきたり、
ふと気配を感じるときにはそのひとの魂がそこにいるのだと信じて、
その人の「魂に会ったよ」と言って肉親の人を慰める風習がありました。
しかし大津皇子は罪人として処刑されたので、その無念の魂に会ったということは
国家に対する不吉なこととして誰もそのようには言ってくれなかったのです。」
(「万葉集入門」というサイトの解説文)
というものがあった。

処刑されて死んだ弟の姿を、禁忌にふれるからといって、
みかけた、夢に見たとは誰もいってくれない。
人々の心のなかに生き続けているはずの弟の魂も、
この世に場所をうしなってしまったようだ。
私にとっては、美しい馬酔木の花を、
手折ってさえ見せてあげたい弟なのに。

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4月2日  オセロの死


飼っていたリクガメのオセロが亡くなった。
正しくいうと亡くなっているのを数時間まえに発見したので、
正確な死亡日時はわからない。

同じ場所でじっとしているのは、よくあることで、
餌に手をつけないのもたびたびあることだったので、
今朝手をつけていなかった餌をすてて、
餌をあたえた時も気がつかなかったのだった。

オセロとは長い付き合いだった。そのはじまりは、

カメのこと

に、書かれている通り。
今は冥福をいのりたい。



1月31日 さいきんのマイブーム


はやいもので、何も書き込まないうちに1月が終わりかけている。
もっとも数日前からは、「人形日記」に画像をアップしはじめた。
そちらが中心になると思うが、いずれもぼちぼちとやっていけるといいと思う。

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ところで、数週間前に知って以来好きになったのが、
「紅茶花伝」というピーチティーの飲料。
商品自体は2018年から発売されているらしい。
飲み終えると桃特有の苦みがほのかに残るのがすばらしい。



もうしばらく前のことになるが、
今は更新できなくなっているNucleus blogを使用していたブログ、
「趣味のあれこれ」に収録されていた過去の全画像を、
清水鱗造さんが、復元してくださった。あらためて鱗造さんに感謝。

過去の全画像へのリンクです

掲載時期は14年にも及ぶ画像データの集積で、
コメントが失われているので意味不明の画像も多いですが、
撮影した私にとっては懐かしい画像ばかり。
ジェニー、バービー、リカちゃん、クールガール、1/6フィギアと、
登場する人形やフィギアも多彩で、当時の興味や関心の変遷もたどれる感じです。
やっていることが今と変わりないのも実感。。

このリンクはトップページの「趣味のあれこれ」の「内容」にもつけました。




1月1日 あけましておめでとうございます


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本年もどうぞ宜しくお願い致します。