Dec 02, 2021
12月のはじめ そのに
たまきとナオミも
ツリーを借りに来た。
もうこれしかないですが。
といわれている。
飾り付けてみたところ。
あんまりクリスマスツリーに見えないね。
気は心だよ。
噂が噂を呼んで
ドルフィンの倉庫から
クリスマスアイテムを
借りることが流行した。
ツリーはもう品切れだって。
かわいいからいいんじゃない。
このサンタ、
なかなか渋いね。
そうかしら。
あんなところに
クリスマスリースが。
ほんとだ。いつのまに。
一夜明けて、
今日もよい天気。
神社の境内の銀杏が
すっかり色づいている。
珈琲豆を買いにでたサラは
ついでに都会まで足を伸ばしたのだった。
お土産のチョコレートの箱を
空けている。
おいしそうだね。
アーモンド入りのがいいな。
解説)
今回は昨日の続きと、
買い物にでかけた時の画像です。
チョコレートの詰め合わせは、
メリーチョコレートカンパニーの
「ファンシーチョコレート」
400円のガチャ、
「銘菓Ⅱ」を試したら、でました。
Nov 02, 2021
バータイニー そのさん
ジムさん、なんにする?
あ、それ、むこうのテーブルに。
リーメントの「バータイニー」no.7
「当店人気の定番カクテル」
この他にカウンターパーツが
一個ついています。
これもサイズが小さめなので省略。
ジムさんからです。
ブルーのマリガリータがいいわ。
どんどんでてくるね。
実験をかねてますので
(^_^)
リーメントの「バータイニー」no.8
「食後のカクテルにいかがでしょう」
この他に丸テーブルが
一個ついています。
サイズが小さめなので省略。
食後のお酒は甘い物や
強めなものがいいらしいね。
消化を促進させるんだって。
結局ずっと飲んでたいってことね。
だけどなぜここに
レシートがあるの?
セットだから。
解説)
今回はリーメントのプチサンプル、
「バータイニー」(全8種)の紹介、
第3回目です。
Oct 02, 2021
会場であれこれ
マンスフィールドさんが話していると、
アルがやってきた。
こんにちは。
私この近くでビストロを経営してるアルといいます。
とつぜんのぶしつけなお願いで、大変に恐縮でございますが、
さきほどこの展覧会の展示品を鑑賞しておりまして
あの「少女の肖像」(ユゲット)が一目見て気に入ってしまいまして、
きくところによるとあなたが所蔵されている作品とか。
ぜひともなんとか、お譲りいただけませんか。
うーん。それは。
実は私もこの展覧会に作品を貸し出しておりまして、
その作品と交換させていただく、
というのはいかがでしょう。
これがその作品で、タイトルは
「黒いドレスの女」(1918)といいます。
作品のモデルは不明ですが、
「アール・デコ」を先取りした
ショートヘアがとくに印象的です。
これは当時モンパルナスの女神といわれた
アリス・プラン(通称キキ)のショートヘアの写真。
キキはモイズ・キスリングやマン・レイ、藤田嗣治など、
さまざまな「エコール・ド・パリ」の
芸術家たちのモデルをつとめました。
とつぜんの写真入り解説は嬉しいですけど、
作品の交換はちょっと考えさせてください。
とマンスフィールドさんはいった。
ショートヘアといえば、こちらもそうだね。
とサラと鷲尾翠がはなしている。
これは「ピエール=エドゥアール・バラノフスキ」
(1918)っていう作品。
モデルの名前がそのままタイトルになってる。
モデルは、モディリアーニと同じように、
当時パリのモンパルナスやモンマントル界隈に集まってきた
外国人芸術家たち、いわゆる
「エコール・ド・パリ」(パリ派)のひとり。
ポーランド人の画家で、
サロン・ドートンヌ、サロン・デ・ザンデパンダン
などに静物画や風景画を当時何点も
出品していた記録がのこっているらしい。
男装の麗人みたいにみえるけど男性だよね。
これは「女の肖像」(1917)っていう作品。
ドルフィンの二階に飾ったばかりだったのを
展覧会用に持ってきたやつだね。
暗い背景に黒い服で、顔と首、重ねた手の
明るさがきわだってる。
背景は暗いけど模様入りの壁紙など左右対照的に
かき分けられて変化がつけられてる。
物思いに沈んでるような表情がしぶくて、
地味だけど見飽きない作品だね。
ねえねえ、このジャンヌの写真みて。
と、ずっとカタログを見ていたレイアがいった。
この写真、
なにかに似てない?
なんだろう。
手の組み方、まとってる衣装なんか。
あ、モナリザにそっくりだ(^_^)。
たぶん、想像なんだけど、
お兄さんが画家で、自分も美術好きだった
ジャンヌがモナリザのコスプレしたんだと思う。
偶然かもしれないけど、
面白い発見だね。
解説)
もう10月!
ようやく会場に展示した作品の紹介が
ひととおり終わりました。
こういうテーマで関連画像を探索していると、
ついつい時がたつのを忘れます。
Sep 02, 2021
報告とあれこれ
そのこは、だれですか。
と、たまきがきくと、
このこは屋敷しもべ妖精のトビー。
だけど話がややこしくなるので、
このこのことは気にしないで。
とリリスは言った。
ジョー大尉は、リリスに、
怪物と遭遇して交戦状態になったが、
モモコの言葉に反応して、
怪物が退散したことを伝えた。
モモコさん、やっぱり、
あの怪物となにか因縁がありそうね。
リリスさんは、
こっちの世界で怪物がでてきて
人を襲うようになったのは、
私のせいじゃないかって。
とモモコがいった。
あなたのせいっていうより、
あなたが夢でこちらの世界に来たとき、
はじめて怪物が人を襲うっていう、
これまでになかった話になっていたから、
きっとあなたの無意識や夢の記憶と
関係があるんじゃないかな、って思ったの。
それで実際にみてもらったら、
もっと事情がわかるんじゃないかって。
それはきっと当たってますね。
私、極彩色の夢の中で恐竜をみたり、
実在する6倍の別世界の夢をみたりしてるので。
むこうの世界では、迷いの森を探検したこともあって、
そこに住む生き物のエリコとも友達だし(^_^)。
リリスは、予想以上の、
モモコの生得の夢見る魔女資質に驚いていた。
それであの怪物、
エリコと話すときと同じ
心の声で交信できたんです。
だからエリコの記憶がこの世界の夢に
でてきたんじゃないかな、って。
でもエリコが人を襲うって考えられないし、
こんど直接本人にきいてみます。
とモモコはきっぱり言った。
リリスさん驚いてたね。
でもモモコのこと、
すごく興味もってたみたい。
あの屋敷しもべってなに?
ハリーポッターにでてくるのと、
同類なんじゃないの。
などと話している。
やがてジープは、
リリスの酒場の前に到着した。
心配してました。
と警備のドイツ兵が言っている。
ジョニーがやられた。
とエルザは言った。
たまきたちはジャンとエルマに報告している。
あの怪物、
機関銃掃射で痛がってたみたいだから、
きっと迫撃砲や、大砲ならやっつけられるよ。
あいにく重火器はないんだ。
それにあれは俊敏に動くからね。
モモコ、CGのアイス友達でしょう。
なんか装備借りられないかな。
アイスに言えばなんとかなりそうだけど、
絶対本人が参加したがると思う。
エルザは酒をあおっている。
酒場の前では、
ドイツ軍の勧誘ポスターの撮影が
行われていた。
エトナは、誘うように
笑ってみてといわれて、
それは無理。と思っている。
解説)
怪物に対する思いはさまざま。
屋敷しもべは、なんとなく登場したものの、
今のところエピソードにからんでくる
予定はありません。
Aug 02, 2021
池で泳ぐ
まずはあひるをもとめて。
しがみついてみる。
うん?
これは
しずんでしまう。
ぷふ。
アイスは平泳ぎ。
両手で水をかきわけて。
こんなふうにみえることも。
レイアもおいでよー。
解説)
ふつうに水遊びがはじまりました。
Jul 02, 2021
夏服などの買い物
ホビーオフや
トイザらスで買い物をしてきたら、
さっそくジェニーたちが、
見物にやってきた。
浴室の目地の補修剤。これが一応買い物の目的。
バービー用の衣服セット2種類。
カプセルトイのサソリ(エポック社)。
リーメントの食玩は、「ふるさと納税便」の
「7.国産黒毛和牛とワインセット」。
デロリアンのミニカー。
すいかの柄の服がある。
あの車は謎だね。
さっそくみんなで着替えてみました。
まだジャケットとスカートが残っています。
ナオミはスカートに履き替えて、
ジェニーは、半透明のジャケットを
着込んでみました。
雰囲気がちょっとだけかわる。
これは雨の日にはいいかも。
この青いサソリは。
でっかい。
タイミングの差で、
森林公園の騒動には、
間に合わなかったね。
きゃ。
尻尾をあげて鋏を開いて
威嚇している。
これは黒毛和牛肉のセット。
納税証明書もついています。
デロリアンDMC-12のミニカー。
これは映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
シリーズに登場するタイムマシンで、
「マーウェン」にも出てくる。
なぜ包丁持ってるの。
キュウリ切ってるところに、
突然あらわれたので。
夏らしくて華やかだけど、
それ普段着にするの?
と聞かれている。
ジャンさんの家に行くとき、
私は着ていくつもり、
とたまきはいった。
解説)
バービー用の衣服は、
「バービーファッション2パック
ジャケット・ギンガム」と、
「バービーファッション2パック
スイカトロピカル」のものです。
サソリはカプセルトイにしては珍しく、
組み立て式で稼働部位が6箇所もあって、
ポーズが付けられます。
プチサンプルは黒毛和牛肉にひかれて、
ついかってしまいました。
デロリアンのミニカーも
偶然映画で観たばかりだったので、
衝動買いです。
Jun 02, 2021
夜明けまで
探偵事務所で二人は呑んでいる。
アルは、探偵に写真を手渡した。
ビストロで記念写真を撮ったのを覚えてるかい。
それを引き延ばしたんだ。
渡すのが遅くなったけど。
こりゃ驚いた。
ありがとう。大事にするよ。
アルはシェイクしている。
その格好、昔を思い出すね。
ほんもののギムレットは、
ジンとローズ・ライム・ジュースを半々にして、
ほかにはなにもいれないんだ。
探偵はどこかで聞いた話だと思ったが、
思い出せなくて黙っていた。
朝になり、探偵助手やエリスが
事務所に来ると、いれちがいに
アルが帰るところだった。
今の人、トニー・モンタナ?
それは映画の登場人物でしょ。
あれは探偵の友人でアルって言う人。
そのころ、たまきは。
みんな、まだ読んでるんだ。
ゾウがはしごを上るって。
こんな感じかなあ。
ちょっと違うと思う。
もう読み終わるから、まってて。
と言われている。
そのころ、サラたちの部屋に、
ジェットがおすそわけのポテトサラダをもってきた。
あ、さらだ。
わたしはこっちだよ。
解説)
今回は、昨日の続きです。
サラが注いでいるコーラの液とコップは、
「踊る食品サンプル」(2009)の、
「1,ハンバーガー」のものです。
May 02, 2021
紙袋の工作と冷蔵庫の収納
ホームセンターのカインズで、
観葉植物のミニポットを買ったところ、
薄茶色の紙袋に包んでくれた。
その紙袋を工作して。
いろんな大きさの紙袋を作ってみた(^_^)。
カインズのロゴの印刷部分も、
利用している。
カインズはホームセンターなので、
工作用の材料や工具などを、
ドルフィンのマスターたちが仕入れてきたところ。
無地の紙袋は、
ウィスキーの酒瓶を包み隠すのに
使う人もいる。
でもいちばん一般的なのは
食品類の持ち運びだろう。
紙袋のはなしはここまで。
これから冷蔵庫に収納します。
といっている。
上段は空気が冷えにくいので、
保存期間の長いもの。ビールやペットボトルを入れ、
日頃、よく使うものは出し入れしやすい中段に。
下段は、冷気がたまりやすいので、
日持ちのしないもの。納豆や豆腐などを入れます。
ドアポケットの卵は、
とがったほうを下にすると日持ちします。
冷蔵室より低温なチルド室には、
肉や魚など生鮮品をいれます。
冷凍室には冷凍食品です。
キュウリや葉物野菜は、
立てて収納すると日持ちします。
野菜室は適度な温度と湿度が保たれるので、
お米を収納するのにも適しています。
すっきり収納できましたが、
今日は日曜日なので、
夕食はラーメンです。
と言っている。
解説)
後半の冷蔵庫の収納は、
いろいろな手持ちの食品アイテムの紹介をかねて、
いつかやりたいと思っていたことでした。
どうせなら、アドバイス入りで、ということで、
ネットで収納関連の記事を検索してみたところ、
「となりのカインズさん」というカインズのサイトの、
「プロが教える!冷蔵庫を使いやすくする収納術!」
(料理研究家の島本美由紀さんへのインタヴューを
もとにした、主婦ライター岸朝美さんの記事)、
が目にとまり、そこにあった収納術ノウハウの一部を、
ほぼ踏襲したかたちで、記載させてもらいました。
実際自分では実行してなかったことばかりでした(^^;)。
目にした記事がカインズのサイトだったことも、
あとで知り、今回は偶然のカインズつながりになりました。
Apr 02, 2021
探偵の思い出したこと
さわやかな朝の光がやわらかい。
探偵は階下のコーヒーショップにいるようだ。
二階が事務所で、
一階が喫茶店というのは、
探偵稼業にうってつけの設定かも。
と探偵は思っている。
ウエイトレスは、熱心に、
店のマスコットのペンギンを拭いている。
あのひと、もしかして、あの有名な。
とマリーネが探偵に小声で囁いた。
マリーネにいわれて、
探偵が視線を店の奥にむけると、
そこには、元大リーガーの
アントニオ・ロドリゲスが座っていたのだった。
探偵はちょっと遠い目をして、
かっての彼の勇姿を思い浮かべた。
探偵には、球場に通うほどの、
ロドリゲスのファンだった時期があったのだ。
とりわけ2008年は、ロドリゲスが、
驚異的な連続ヒットを更新し続けた年だった。
あれから、もう13年もたつのか。
そういえば、当時部屋に飾っていた、
ロドリゲスのプロマイドは、
今回、捜したけれど見つからなかったなあ、
とも思った(^^;)。
その年の春は、連続ヒットを伝える実況をラジオで聞きながら、
記録ファイルを残すためにタイプを打っていた。
そのファイルに登場して、一度言葉をかわしただけで、
忘れがたい印象を残した、ディアンという女性のことも、
ふと思い出した。
そのあと、探偵はコーヒーを飲み終えると、
足の故障のために引退したといわれている、
元大リーガーに声をかけることもなく、
事務所にもどったのだった。
解説)
今回は再掲画像が多いので、
編集作業的には、さくさくとはかどりました。
ここはアメリカだったのか、
などと考えすぎないように(^^;)。
ディアンの登場する記録ファイルについては、
「人形日記」の2008年4月24日「ディアン そのいち」から、
5回シリーズで掲載されています。
Mar 02, 2021
再会
ストーブのある部屋には、
暖をとりにいろんな人がやってくる。
そういえば、覚えているかい。
あれもこんなに雪の積もった日のことだったな。
みんなで雪だるまを作ったっけ。
そのあと、雪合戦をして。。
文学青年はその男の顔を見ていて、
ぼんやりと思い出した。
なんと、はるか13年前。
この町に来て間もない頃、
雪合戦をしていて、
顔に雪玉をぶつけてしまった相手は、
この人だったのだ(^^;)。
あれにはまいった。
といって、男は笑った。
このシーンにも既視感が。。
文学青年は、よく覚えてるなあと、
感心したのだった。
そういえば、
この女性も、
どこかで見覚えがあるような。。
私の顔に、
なにかついてる?
女性はさっと身構えるような動きをして、
文学青年のほうに振り向いた。
女性の顔を正面から直視したとき、
文学青年はすべてを思い出した。
なんと、はるか12年前の1月の末。
その日、白日夢に現れた花魁姿の女性と、
そっくりな顔立ちの女性を、
ペンギンでみかけて驚いたことがあり、
そのときの不思議な体験の記憶が、
目の前の女性の顔にぴったり重なって
鮮明に蘇ったのだった。
文学青年が非礼をわびて、
率直にことのいきさつを話すと、
聞いていた女性は納得したようだった。
ちょうどその頃は、任務もかねて、
毎日ペンギンに通っていたから、
あながち作り話じゃないみたいね。
任務、と聞いて、
文学青年ははっとした。
さきほど身構えた彼女がとっさに、
手をのばしかけていた机のうえには、
ホルスターに収まった拳銃が、
無造作に置かれていたのだった。
それから2人はしだいにうちとけ、
隣で聞いていた雪合戦の人も加わって、
当時のペンギンのことなど、
あれこれの話題に花をさかせて、
夕暮れから夜になるまで話し込んだ。
私はある組織に所属しているの。
もしあなたみたいに自分史を書いたら、
たぶんすごく長いものになると思うわ。
そういうと、その女性は一瞬遠い目をしたように見えた。
仕事柄、忍び込むのが得意だから、
夢でまた会えるかもしれないわね。
と言って、別れ際に悪戯っぽく笑ったのだった。
解説)
2008年2月4日「雪の公園で」
2009年1月30日「はるまつゆめ」
のエピソードが盛り込まれています。