Dec 09, 2021

焚き火の続き

a1

焚き火と言えば
やはりこれでしょう。
農家の人は
薩摩芋を運んできた。


a2

それをこっちに。


a3

上手く焼けるかな。


a4

ルルは
これおいしいと言っている。


a5

エトナも幸福を感じている。


a6

たまきは、この試作品の
ブッシュ・ド・ノエル食べてみて。
とルビーにいわれて、
これたべてからね、
といっている。


a7

で、そのクリスマスケーキ、
また誰かサンタの格好して
ここで売るんでしょう。
ええ、
さっきフローラに頼んだの。


a8

誰かわたしの名前。


a9

呼んだでしょう。
といってフローラがあらわれた。


解説)
せっかくあちこち
イルミネーションをつけたので、
ベーカリー前の情景を
追加して撮影しました。
Posted at 22:47 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Nov 09, 2021

立体画像

f1

エトナはなにか
面白いことないかなーと思っている。

立体写真でもつくったら、
とぬいぐるみが囁いた。


f2

とりあえず赤と青のセロファンを
メガネのフレームに貼り付けて、
赤青メガネをつくってみた。


f3

階下に降りて
ドルフィンで、デジカメを借りる。


f4

何を撮ろう。


f5

ちょうどベーカリーに
たまきがいたので、声をかけた。


f6

こんな感じかな。


f7

あっというまに、もう夕暮れ。
たまきは画像をパソコンにとりこんで
GIMPという画像処理ソフトで編集している。


f8

立体画像が完成した!


f9

やったね。
うーん。立体的といわれれば、
そうなのかも。

これ赤青のメガネがないと
みられないのが残念だね。


解説)
赤青メガネは、
百均で売っている赤青セロファンと
ボール紙とセロテープがあれば、
工作できます。
作り方はネットで検索。
Posted at 21:43 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Oct 09, 2021

友人たちを描いた肖像画

e1

今回もモディリアーニの肖像画の紹介でいいかな。

どうせやるんでしょう。
どんどんみたいよ。

モディリアーニは親しかった友人の画家たちの
肖像画をいくつも残しているの。


e2

「シャイム・スーティンの肖像」(1915)

ロシア帝国(現ベラルーシ)の
村で一番貧しかったというユダヤ人家庭で
生まれ育ったというスーティン。
モディリアーニは、スーティンの才能を高く評価していて、
もっとも親しい友人としてつきあった。

「後年、スーティンは、自分に
自信を与えてくれたのはモディリアーニであった、
と述懐している。モディリアーニの描いた
スーティン像を見れば、少しも恩きせがましい
ところは感じられず、むしろ一人の作家として
尊敬していたことが感じられる。」
(キャロル・マン『アメディオ・モディリアーニ』p163)

「生き生きとしたその表現様式は、
パリに到着した頃の礼儀をわきまえない粗野な
スーティンを表すには適していた。
髪の毛をばっさりと裁ち落としたまま手入れもせず、
閉じない口から歯が見えているところなどは
スナップショットに近い。
スーティンの目に映じた光は彼のダイナミックで
直情的な性格を強調しており、モディリアニには
異例の表現だと言える。」
(アネッテ・クルシンスキー「アメデオ・モディリアニ 裸婦と肖像」p40)


e3

「家」(1920-1921)
この絵はセレ村で描かれたスーティンの作品。

「1920年にモディリアーニが亡くなったあたりからスーティンの
作風に変異が生じる。パリでの人間関係を避け、1920年から1922年に
かけて滞在した南仏セレで描かれた一連の風景画は構図、
タッチともに激しく歪んでおり、精神的不安が反映されている。」
(ウィキより)

「1916年には、スーティンはズボロフスキ夫妻の知己を得たが、
彼らはスーティンの人となりも、
その芸術も評価していなかったようである。
ズボロフスキはなかなかスーティンと契約を結ぼうとせず、
その面倒も見たがらなかったが、ついに1919年、
モディリアーニの執拗な説得によって意を決した。
死を目前に、モディリアーニは友人を自分の画商に託したのだ。
「心配するなよ。僕は旅立つけど、スーティンは残していくんだから。」
しかし、何年もの間、
ズボロフスキによる支援は限られたものでしかなく、
スーティンは貧困のなかに暮らしていた。」
(マリー=クリステーヌ・ドクローク
「モディリアーニ展」カタログ第四章解説より)

後年、スーティンの絵は評価され、絵が売れるようになってからは、
「豪邸に住み、運転手付きの生活を送ったという。」(ウィキ)
しかし、晩年はまた貧困に陥って1943年に病没した。


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「ディエゴ・リヴェラの肖像」(1914)

「 リヴェラはもっとも親しい友人の一人であった。
のちに彼は20世紀のメキシコにおける最も高名な
画家となった。彼はメキシコ政府の補助金を得て
1909年にスペイン経由でパリに来ていた。」
「 パリ時代のリヴェラは、乱痴気騒ぎやカフェでの
激しい論争において、いつもモディリアーニの戦友であった。
「ローレルとハーディ」を思わせる二人の取り合わせは
非常に印象的であった。
体格の立派なリヴェラは陽気で包容力があったが、
モディリアーニはほっそりとした虚弱体質であり、
酒を飲んでいないときはとても内気であった。」
(キャロル・マン『アメディオ・モディリアーニ』p127)

ローレルとハーディって、古すぎてわかんない。
トーキーやサイレントの時代のお笑いコンビね。
後の、このひとの奥さんは画家のフリーダ・カーロ。


e5

「モイズ・キスリングの肖像」(1915)

「キスリングとモディリアーニが
出会うのは1914年ころらしい。
キスリングとスーティンとマックス・ジャコブは、
モディリアーニが最も心を許した友であった。
彼らは皆ユダヤ人である。」
(島田紀夫「アサヒグラフ別冊モディリアーニ」作品解説p88)

「きちんと締められたネクタイ、滑らかな肌、
寄り目、そしてとりわけ明るい赤で描かれた
キューピッドの弓のような輪郭をもつ
上唇によって、キスリングは私たちに
無邪気な聖歌隊の少年と間違えられそうな印象を与える。」
(アネッテ・クルシンスキー「アメデオ・モディリアニ 裸婦と肖像」p40)


e6

「ルネ・キスリングの肖像」(1917)

「パリの憲兵隊司令官の娘であった
モイズ・キスリングの妻ルネも画家である。
気性が激しかったが、夫とともにモディリアーニを援助した。
モディリアーニにアトリエがない時には、
ジョセフ・バラ街にある自分たちのアトリエを提供し、
画材を貸し与えた。、、、
キュビスム風の形態感覚とするどい性格描写には、
モデルに対するモディリアーニの態度が示されているようだ。」
(島田紀夫「アサヒグラフ別冊モディリアーニ」作品解説p88)

髪型が。


e7

「ジャン・コクトーの肖像」(1916)

これはモイズ・キスリングが、
詩人のジャン・コクトーを描いた作品。
モディリアーニの描いた、
次の作品との比較を。


e8

「ジャン・コクトーの肖像」(1916)

これはモディリアーニによるコクトーの肖像画。
キスリングによる作品と比較した解説文がある。

「同じ頃のキスリングもコクトーの肖像画を制作したが、
そこでは内省的な詩人がアトリエのなかで
物思いにふけっている姿で描かれている。
モディリアーニの肖像画では、詩人はうぬぼれの強い
伊達者のポーズで描かれている。
モディリアーニはコクトーをやや批判的に
見ていたようだ。」
(島田紀夫「アサヒグラフ別冊モディリアーニ」作品解説p88)

「このときキスリングは、詩人コクトーを
感じやすく内省的な人物として捉え、
広い部屋の中でもの思いにふけっている状態で
描いているが、モディリアーニの筆にかかると、
モデルの形態は角ばって輪郭が鋭くなっており、
うぬぼれの強いコクトーに対し、あたかも
正面から挑んでいるかのようである。
モディリアーニの描く肖像に起こりがちなことであるが、
後年のコクトーはこの肖像の姿にしだいに
似てくるのであった
(コクトー自身はこの肖像画を嫌っていた)。」
(キャロル・マン『アメディオ・モディリアーニ』p134)

「そのポーズや顔つきから判明するのは、
モディリアニが紳士気取りのコクトーに必ずしも
好意を抱いていなかったということだ。
ここではぴったりしたスーツに身を包んで座っているモデルが、
椅子の背によってその垂直性をいっそう高められている。
こうして画家はモデルのうぬぼれた性格を誇張したのだった。
他の垂直線もまた人物と背景に目を誘導しながら、
モデルの気取りと痩せた体を強調するのに一役買っている。」
(アネッテ・クルシンスキー「アメデオ・モディリアニ 裸婦と肖像」p46)

もう、コクトー、さんざんだね。


e9

「マックス・ジャコブの肖像」(1916)

友人と言えば、この肖像もかかせない。

「マックス・ジャコブは、キスリングやスーティンと
同じように、モディリアーニが最も心を許すことができた
友人の一人である。、、、
画家にして美術評論家、魔術師であり哲学者であり
手相見もしたジャコブは、コクトーとならんで
一時はパリの王様だった。」
(島田紀夫「アサヒグラフ別冊モディリアーニ」作品解説p88)

「詩を朗読したり、演説することにかけては、
ジャコブと、モディリアーニは好敵手であった。
しかし人気があったのはつねにジャコブのほうである。
なぜならば彼は、モディリアーニがよく人前でしたように、
騒ぎを起こしたり着ているものを脱ぎ捨てるという
振る舞いはしなかったからである。」
「、、、ジャコブには気品があったことが
(実際の暮らしはどん底であったにも関わらず)、
モディリアーニが彼を一目置く理由であった。
彼は一揃いの夜会服を持っており、ロトンドのような
気楽な店へ行くときでも、ともかく外出するときには
この夜会服を着ていくのであった。
帰宅すると、彼は友人の面前でも、その上品な夜会服を脱ぎ、
きちんとたたんでトランクにしまいこみ、
そしてすりきれたぼろを着るのだった。
ジャコブとモディリアーニの二人はモンマントルでも
よく行き来していたし、やや後になって戦時下の
困難な時期においても、モンパルナスのカフェで
しばしば会った。」
(キャロル・マン『アメディオ・モディリアーニ』p134)

ピカソと共同のアトリエをもっていた人。
モディリアーニはピカソの肖像画も描いていて、
「ピカソは私たちより、いつも十年先を歩んでいる」
といっていたって。

尊敬してたんだね。
後年ジャコブはナチスの強制収容所で病死してる。


解説)
今回も、なりゆきのままの
絵画紹介です。
Posted at 21:27 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Sep 09, 2021

そこそこのなりゆき

e1

ジェーンが消えちゃったの。
とモモコが言うと、
エルザは、
え、ジェーンなら、酒場の前にいるよ。
と言った。


e2

二人がエルザの酒場の前まで戻ると、
そこにはたしかにジェーンの姿があった。


e3

はじめまして。
怪物を追い払ってくださったとか。
私、隣村でレジスタンス活動に参加していた
ジェーンっていいます。

ジェーンさんは隣の村から
迷いの森を抜けて
この村に向かう途中で
意識を失ってしまっていたらしい。
さっき目覚めたばかりだよ。
こちらはモモコさん。
とジョー大尉が言った。

あなた、どこかで会った気がする。
なんだか不思議な懐かしさを感じるわ。
これからもどうぞよろしくね。
とジェーンは言った。


e4

ジェーンに会いたいっていう
望みはかなったけど。

夢はさめるものだからね。
とジャンは言った。
でもこのフィギアがあったおかげで
あっちの世界にジェーンが
新しく実体化したみたいだね。
彼女、活動的な感じで、
性格もなんか似ていそう。
いい友達になれるんじゃない?


e5

そのころ、マンスフィールドさんと
意気投合したサラは、ファミリーカーに
乗せて貰って、町に帰り着いていた。

お世話になりました。
楽しかったわ。またお話しましょう。
あ、よかったら、
今車に積んであるコレクション
ご覧になる?


e6

サラは、こっちに乗ってみたかったなあと
思っている。


e7

サラは久しぶりに部屋にもどってみた。
何食べてるのー。


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これはリーメントのプチサンプル
「優勝!お一人様飯」の
「4.学食を思い出すあの味」
のアイテムです。


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ケイは、思わず
「これ、サラめしじゃないよ」
と言ってしまった。

サラは、
ちょっと出かけてくる。
と言っている。


解説)
モモコの願いは半分くらい
かなったたようです。

リーメントのプチサンプル。
これまで多種多様な料理が、造型されていて、
今やふつうに食卓にのぼるような料理は
出揃っている感じ。
それでも新シリーズが持続的に発売されているようで、
微妙な差異化のための創意工夫がみられます。
今回は、空になったマヨネーズのチューブに注目。
よくこういうものを(^_^)。
Posted at 21:32 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Aug 09, 2021

夜の池

f1

アイスは池の底を
あちこち探してみたものの。


f2

スイッチらしきものは
さっぱりみつからない。


f3

あきらめかけて、
マスクをとり、
壺を調べてなかったことに気がついた。


f4

あ、こんなところに
スイッチがあった。


f5

壺はゆっくりと傾き。


f6

池の中央に向かって移動し始めた。


f7

壺が静止すると、
壺の底から水流が吹き上がり始めた。


f8

噴水は刻々と姿をかえ続ける。


f9

みあきないねー。
などといっていると、
照明が変わって、
池はブルーライトに包まれたのだった。


解説)
スイッチを探している水中のアイスを
側面から撮影してみようと、
水を張ってある容器の中に、
小さめのガラス水槽を入れて、
ガラス越しの撮影を試してみたのですが。
ガラス水槽を上から押さえつけながら
撮影するのは、かなり困難とわかり、
一枚だけであきらめました。


g1

水上から撮影した画像と
あまりかわらないのですが、
貴重な一枚です。
Posted at 21:49 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Jul 09, 2021

エルマ

a1

三人がおいしいおいしいねと言いながら、
夢見の水をのみほしたあと、
たまきが、ところで、
ちょっときいてみたかったんだけど。
と言った。

マークさんの架空の村「マーウェン」では、
ホーギー大尉を助ける女のひとたち、
みんな現実のモデルがいるけど、
ジャンさんの村でも同じようなことがいえるの?
たとえばあの黒服の女性士官って、
誰かをイメージしてドイツ軍に配置したの?

そういうこと考えたことなかったなあ。
とジャンは言った。
これまで僕のジオラマの主役は
情景そのものだったからね。
村人を主役にすると、誰かを投影
したくなるかもしれないけど、
それはまだこれからの楽しみ。
あの女性フィギアは最初に村をつくった時、
友人のジルからお祝いに貰った
フィギアなんだけど、
ジルはエルマって名前をつけて、
とても気に入っていてね。
ジルが撮った写真もアルバムにしてあるよ。
ジルにとっては現実のモデルがいるのかも。


a2

ジルさんって、森林公園のオーナーでしょう。
資産家でちょっと変わった人、っていう噂の。
名前だけ良くきくけど。
このまえ、君に初めて会ったとき、
あのベーカリーにも来てたんだよ。
別席で二人連れだったから、
話しかけなかったけど。
そーなんだ。
それで、ジルがつくろうとしてた人工庭園って、
あれも一種の大がかりなジオラマだからね。
彼とは気があって、すぐに親しくなったんだ。
エルマのモデルのことは、こんど聞いてみるよ。


a3

ナオミは席をたって、
うしろの机をさがし、ああこれね。といって、
「ジルの写真」と書かれたアルバムを、
手に取ってきた。


a4

ナオミがアルバムを開くと、
黒服の女性士官エルマの写真があった。


a5

なんか映画っぽいね。


a6

男性士官が話しかけてるところみたい。
ドラマになってるのかな。


a7

でも無視して。


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こっちみて微笑んでる♪


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ううん。すごくよくできてるね。
やっぱりホットトイはすごい。
とたまきが言った。
そこなの。とナオミが言った。


b1

たまきが席にもどって
アルバムを見返していると、
ふいにドアをノックする音がして、
部屋に兵士たちが入ってきた。


解説)
今回はエルマ(と名づけました(^_^))
の写真がメインです。
エルマのフィギアは、
映画「ザ・スピリット」(2008)に
シルケン・フロス役で出演した
スカーレット・ヨハンソンの扮装をモデルに、
ホットトイズが製品化したもので、
ブロンドのショートヘアだったものを、
ここでは赤毛にして使用しています。
軍服のコスチュームやボディは、
製品をそのまま使っています。
Posted at 22:13 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Jun 09, 2021

バスルーム

b1

コーラすきなんだね。
どんどん飲んで。
うんうん。


b2

そうだ思い出のアルバム探してくる。
その間、適当に部屋を見てるといいよ。


b3

このドアの向こうは?
短い廊下があって向かって右側のドアが
バスルーム。シャワーやトイレも兼用だよ。
左側のドアは寝室になってる。


b4

サラは廊下にでて、
そっと右側のドアを開けてみた。


b5

けっこう広い。


b6

明るくてなかなか
使い心地がよさそうだ。


b7

正統派のトイレ用スリッパも、
完備されている。


b8

サラが鏡を覗き込んでいると、
キサラの声がきこえた。

アルバムみつかったけど、
今日は結構走ったから、
先に汗をながして、
さっぱりしよう。
バス先に使う?

私あとでいいよ。
とサラは応えた。


d1

OK。じゃ私先に入るから、
その間寝室でもみてて。
ベッドに寝転んでもいいけど、
眠っちゃわないでね。
とキサラの声がきこえた。


解説)
部屋の大きさを拡張すると、
使いたい壁面に窓があったりする関係で、
全体の間取りが難しい。
そこで廊下の空間を、
仮想的につくりました。

b9

こうすることで、
各部屋のつながりはどうなっているのかとか、
なぜかなり広いのに家の正面からの外観が
小さく見えるのかといった疑問に、
かなり強引にですが、
答えることができそうです(^_^)。
Posted at 22:15 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

May 09, 2021

遭遇 そのに

f1

生き物はモモコの様子を
伺っているようだった。
やがて、どこか
悲しげな声をあげた。


f2

口の奥からとびだした、
もうひとつの口から、
長い舌をだして
なんとモモコの足の傷口を
舐め始めた。



f3

一瞬頭がしびれた気がしたが、
やがて足の傷や痛みがすっかり消えているのに気づいた。
不思議な想念がモモコの
心に伝わってくる。

モモコはこの生き物が、
自分のことを、卵の殻をつついて割った
母親だと勘違いしているらしいこと、
まったく警戒心や敵愾心のない、
甘えるような感情が伝わってくるのを
感じた。


f5

これをテレパシーというのだろうか。
モモコが自分は母親じゃないのに、と思うと、
生き物も理解したようだった。

モモコはそっと生き物にさわってみた。
傷を治してくれてありがとう。
きみをエリコと名付けよう。
とモモコは言った。
エリコはうれしそうに
頷いている。


f6

さてこれからビバーク地点に戻らなきゃ。
さっき、夢中で走って逃げたから、
方向がさっぱりわからない。


f7

わたし覚えてるよ。
という想念が伝わってきた。


解説)
今回は、人(ではないですが)は、
みかけによらないというお話でした(^_^)。
ホビーオフで見つけた
エイリアンのフィギアを使用したので、
エリコと名づけました。
Posted at 17:39 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Apr 09, 2021

ルルのはなし

a1

みんなは私のことをルルと呼んでいる。


a2

水やりをしていたら、
久しぶりに夏木さんと再会した。


a3

またイベントやりたいね。
などと盛り上がったあとで、
夏木さんから、これまでのことを聞かれた。
そういえば、あらためて
自分のことを話すのははじめてだ。


a4

私がこの街に来たのは、
2007年のクリスマスの頃。
オープンしたばかりのケーキ屋さんで、
同じ頃に街に来て知り合った友人たちと、
ケーキパーティをしたのを覚えてる。


a5

当時はまだ髪が長かったのだけど。


a6

2008年の5月にあなたに誘われて、
ペンギンの支店のミッキーズ・カフェの
スタッフになったのをきっかけに、
心機一転して髪を短くしたの。


d5

友人たちがみんな似たような顔立ちで、
みんな髪が長かったということもあってね(^_^)。


a7

そうそう。ミッキーズカフェは最初、
客足がさっぱりだったけど、
チンドン屋をやって宣伝したらこれが大成功。
そのあと、街頭にもお店をだして、
ミッキーグッズを売ったりしたわね。
と夏木さんがいった。


a8

そういえば、2009年のハロウィンのとき、
ドルフィンで開かれた仮装コンテストの
舞台背景を作ったときも、一緒だったね。


a9

それから数年たって、2013年の春に、
ハナキリンの花を間近にみたのがきっかけで、
私は植物に興味を持つようになったの。


b1

園芸の本を読んだりして夢中になった。


b2

それ以来。


b3

園芸シーンといえば。


b4

なぜか私がでてくることが、
多くなったの(^_^)。
とルルは言った。


解説)
ルルという名前は、本当は今日命名しました(^_^)。
このフィギアヘッドは、スカイネットから発売されていた、
レディースミッションシリーズのものと思われますが、
発売時につけられていた名前が確認できなくて、
今回新たに名づけたのでした。

ここ数年来、当人が言っているように、
ずっと同じ黒服に園芸用エプロン姿を維持していて、
人形日記を休止していた時期も、ミニ観葉植物の傍に
如雨露を持たせて飾っておくというような、
そんな付き合い方をしてきたフィギアでした。
それで、エピソードの主役にはなったことがないのに、
園芸関連のシーンとなると、つい呼びたくなって(^^;)、
わりと頻繁に登場していたりするのでした。
Posted at 22:05 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Mar 09, 2021

犬の散歩 そのに

a9

わんちゃん危うし。


b1

そこに奇怪な顔貌の犬があらわれた。


b2

シェパードは怖がって、
一目散に逃げ出してしまった。


b3

数時間後、制服の女性がやってきて、
頭部の修復をドルフィンに依頼した結果、
謎の犬は、犬らしい姿にもどった。
(この間の描写、略(^^;))


b4

よろこんでいる。


b5

あれ絶対犬じゃなかった。
などと話あっている。


b7

そういえば、もう10年以上も前に、
軍の研究所で、ロボット犬が開発されたという、
噂を聞いたことがある。


b8

そっか。
研究所にいけば仲間がみつけられるかも、と、
アンドロイドのドロレスはひそかに思った。


b31

最初はひどく怯えていたのに、
すっかり仲良くなって。
と制服の女性は思っている。
(このエピソードについては、
2009年3月15日の「研究所の犬」
を参照(^^;)。)


解説)
ミニチュアの動物ばかり収納してある箱を整理していて、
懐かしくなってとりだしてきたのが、このロボット犬。
最近のの屋外シーンにもちらっと写り込んでいます。
我ながらとても犬とは思えない外見ですが(^^;)、
そこはかとなく愛着もあり、再登場させてみることに。

軍のロボット研究所から逃げ出したロボット犬が、
かっての記憶をたどってドルフィにやってきて、
思わぬ犬助けをしたというお話でした。
Posted at 21:55 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Feb 09, 2021

ホビーオフで買い物

思い立ってCDプレイヤーを買いに、
家電量販店のある隣町まで自転車ででかけた。
途中にはホビーオフがあって、例によって、
そこでばら売りの食玩を物色したのだった。

a1

これは、リーメントの食玩シリーズ「ナチュラルライフショップ」
の、「4.悩みに合わせたブレンドハーブティー」のセット。
2018年11月に販売されたものという。
もう何年も、食玩のまとめ買いをしていないが、
リーメントのサイトをみると、食玩シリーズは、
相変わらず継続されているようだ。
ハーブティー入りの小瓶が気に入ったのだった。


a4

これは、価格表示なしで、
店員さんに訊くと、110円だというので、
買ってしまった。
フィギア用のサイズ的にはやや大ぶり。


a3

これは表記なしの単体で売られていた。
どういう名前の人形なのか不明。
どこか惹かれるものが。


a5

これは、家電量販店の入り口に
並んでいた200円のガチャで、
引き当てたもの。
なんと一斗缶がキーチェーンになっている。
全五種類で、他に、
灯油、ペンキ、しょうゆ、ごま油、がある。
こういうものがマスコットになる時代なのだなあと。


a2

さっそく集まってきたジェニーたち。


b2

紅茶をいれて遊んでいる。
Posted at 23:08 in n/a | WriteBacks (0) | Edit
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