Dec 11, 2021

訪問者

a1

あれ。あの二人、
研究所の人たちだ。


a2

うちの研究所で廃棄した
ロボットのボディを、ドルフィンから
貰っている家があって、
それで、ちょっと
気になっていることがあるんです。
と言っている。


a3

ロボット犬を回収に行った
うちの職員が、
その家の頭蓋骨の置物に
「お嬢さん」って、言われたって。
ふむ。


a4

その頭蓋骨には、なにか高性能な
電子頭脳が内蔵されているのでは、と。
その家でロボットを開発しているのだとすると、
スクラップのボディを集めている
理由も説明がつきます。

考えすぎだと思うけど。


a5

あなた、CGのルビーさんでしょう。
ご存じないかしら。
そこなら、サラたちが住んでる家です。
ご案内しましょうか。
お願い。
私、確かめに行ってきます。
博士はここで、お待ち下さい。

わかった。
くれぐれも失礼のないようにな。


a6

研究所からいらしたとか。
寒いのに遠いところをようこそ。
まあお茶でもどうぞ。

ありがとうございます。
先日はロボット犬の捕獲の件で、
お世話になりました。
ところで、そのあと、
うちの職員から報告があったんですが、
なんでも会話ができるという
頭蓋骨の置物を所有されているとか。
仕事柄そういう物に興味がありまして、
もし拝見できればと、伺った次第です。
でも、見当たりませんね。


a7

あ、その置物なら、これです。
お面と帽子をかぶせてあるのです。


a8

ただの頭蓋骨の置物ですよ。
どうぞお確かめ下さい。
あの時の声は腹話術だったんです。
とケイはいった。

そうだったんですか。


a9

頂いたロボット犬のボディも
置物に使わせてもらっています。
なんと。


解説)
ロボット研究所の人たちが
6年ぶりに登場しました。
Posted at 20:27 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Nov 11, 2021

立体画像 そのに

f1

立体画像ってどうやってつくるの。


f2

くわしいことはネットで調べてね。
手順としては、
同じ対象を、水平にすこしずらせて撮影して
左目用と右目用に、2枚の画像を使うの。

ふつう左右の両目で対象をみているけど、
右目と左目の見え方にずれがあるでしょう。
このずれを頭の中で重ね合わせて、
対象を立体的にみてるんだけど、
1枚の平面の画像をみて、立体に錯覚させるために、
右目と左目に別々の画像を認識させるの。


f3

左目用の画像は青く塗りつぶす。


f4

右目用の画像は赤く塗りつぶす。


f5

画像処理ソフトで、2枚の画像をとりこんで色を塗り、
重ね合わせると、こんな感じになる。
もともと、すこし違う位置で撮影したものだから、
ずれてるけれど、赤青メガネをかけて、
より立体にみえるように修正するとできあがり。
こういう加工の方法や手順は
いろいろあると思うけど、一例ね。


d1

赤い色は赤いフィルタを通すと見えなくなり、
青い色は青いフィルタを通すと見えなくななる。
それで赤青メガネをかけて、脳をだましているんだね。

だますって。
あ、エトナまた写真とりに行ったみたい。


f6

あら、カメラもってどうしたの。


f7

右目と左目のずれは、
手前のものほど大きくなる。


f8

立体写真できたらみせてね。


f9

水平にずらす距離の感覚が
まだつかめていない。
たまきが悩むだろうなあ、
とエトナは思っている。


解説)
立体画像の作り方は、
画像処理ソフトによって違いますし、
専用のソフトもあるようです。
ネットの解説を参考に
遊んで見ましたが、まだまだ
よくわかっておりません。
Posted at 21:25 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Oct 11, 2021

肖像画のフォルム

e1

マンスフィールドさん。
おつかれでは?

いえいえ。
今回は、肖像画のフォルムについて、
ちょっとご紹介。


e2

「ユダヤの女」(1908)

モディリアーニがパリに来て、
2年後に描いた肖像画。


e3

「ポール・アレクサンドル博士」(1909)

これは、モディリアーニが、
パリに来た翌年に知り合って友人となった
美術愛好家ポール・アレクサンドルの肖像画。
この人は当時研修医(のちに高名な外科医となる)で、
歯科医志望の弟のジャンと共に、デルタ街に
家を借りて芸術家たちのための共同生活体を
つくっていて、そこにモディリアーニを招いてくれた。
貧しかったモディリアニから
定期的に作品を買ってくれたり、
肖像画を描く仕事を周旋してくれたりもした。
モディリアーニに頼まれて、
彫刻家のコンスタンティン・ブランクーシに
引き合わせたのもこの人で、
物心両面で援助し、最初の庇護者といわれる。
(注1)

背景の壁に「ユダヤの女」がかかってるね。


e4

「ジャン・アレクサンドルの肖像」(1909)

ついでに弟ジャンのちょっと退屈そうな肖像。


e5

「乗馬服の女」(1909)

これは、アレクサンドルが知人の男爵に依頼して、
その夫人をモデルにして描いた作品。
夫人の着ていた赤い狩猟用スーツを、
モディリアーニが黄色に変えてしまったため、
夫人が気に入らず、
アレクサンドルが買い取ることになった、
というエピソードが知られている。

「モデルの夫人が気に入らなかったのは、
スーツの色ばかりではなかっただろう。
戯画化された顔の表情や大胆な筆使いにも不満だったに違いない。」
(島田紀夫「アサヒグラフ別冊モディリアーニ」作品解説p85)

「モディリアーニは彼女の尊大なポーズのうちに
虚栄心を示すと共に、顔を極端に明るく描くことで風刺画的な
要素を出している。すなわち、卑しくすぼめられた口、
角ばった小さな顔の弓なりの眉毛などに効果が集中するように
工夫されているのである。」
(キャロル・マン『アメディオ・モディリアーニ』)

うーん。
こんなふうに風刺されたらやだね。
これまでの作品には、
まだ彫刻の影響というか、いわゆる
モディリアニー風の特徴がでていないことにも注目。


e6

「赤い胸像」(1913)

アレクサンドルに彫刻家ブランクーシを紹介してもらい、
彼の住まいの近くに居をうつして、
本格的に彫刻に専念する時期が、
1911年から1914年まで続きます。

「現在知られている彫刻作品は、『立てるヌード』と
『カリアティード』と呼ばれている作品以外は、
25点ほどの『頭部像』だけである。その代わり、
彫刻に関連したと思われる多数のデッサンが残された。」
(島田紀夫「アサヒグラフ別冊モディリアーニ」作品解説p85)

これもそうした彫刻関連の水彩画のひとつで、
比較のために掲載。


e7

「アントニア」(1915)

「1915年に描かれた「アントニア」の肖像は、
彼の様式化された長い首をもつ頭部彫刻を強く想起させる。
モデルが誰であるかが判明しているにもかかわらず、
ここでモディリアニの関心が構図の問題に
集中していることを考慮すると、「アントニア」はモデルの
性格表現の研究ではなく、形の研究として分類されるべきだろう。
この肖像画は気さくで優しい女性を表しているが、
しかしその取り扱いはけっして人間的なものではない。」
(アネッテ・クルシンスキー「アメデオ・モディリアニ 裸婦と肖像」
p42)

興味深い鋭い指摘だね。
ここでは、彫刻の形の研究が、
肖像画に応用されてるのがよく判る気がする。


e8

「赤いネックレスをした婦人」(1918)

これは、「赤い胸像」(1913)の5年後の肖像画。

ずっと一貫してたのがわかる作品だね。
っていうか、理想的な形のイメージが先にあって、
そこに向かって描写していくっていう感じ。

以下はモデルになったひとのエピソード。

「1918年当時は美術を学ぶパリジェンヌだった
彼女は、育ちのよい若い娘の習いとして、
カフェに入り浸ることはなかった。
そんな彼女はモディリアーニを見かけたのは、
モンパルナスで食堂を営んでいたロザリアという
名のイタリア女性のところであった。
そこでは、腹をすかせた画家たちはデッサンや
スケッチを渡せば、食事ができたのである。」
「1959年に彼女が語った記憶は、
モディリアーニにまつわる伝説とは一致していない。
というのも、彼女の回想によれば、
モディリアーニは確かに酒を飲んでいたが、
それは不品行や悪癖によるものではなかったのだ。
当時の苦しい生活状況に追いつめられた彼は、
空腹と病を紛らわすためにアルコールに
頼っていたのだった。」
(「モディリアーニ展カタログ」作品解説 p160)


e9

マンスフィールドさんの作品紹介、
いつまで続くのかな。
まだ話したりないみたいだね。


解説)
はずみがついたままというか。

注1)このくだりについての記載は、
「モディリアーニ展」カタログの
マリー=クリスティーヌ・ドクロークの作品解説や、
キャロル・マンの評伝『アメディオ・モディリアーニ』
によっています。
Posted at 21:37 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Sep 11, 2021

ふたたびの訪問

e1

ジャンとモモコが
倉庫で話し込んでいると、ドアが開いて、
リリスが現れた。

あら、おそろいで。
今酒場に行ったら、
あたらしい女性兵士がいたので、
元になってるのは、
どんなフィギアか見に来たの。

ふーん。
カスタマライズされたGIジェーンか。


e2

マンスフィールドさんから貰ったんだよ。
とジャンがいった。
なるほどね。
あのひと、マニアックな人形コレクターだけど、
守備範囲がけっこう偏ってるから。

わけありのもらい物だっていってた。
こっちでもね。新しいフィギアがほしい
事情があったから、ちょうどよかったんだ。

それで、どうだったの?


e3

私は会いたかった友達のジェーンに会えたよ。
そのジェーンはリリスさんがみたっていう、
今いるジェーンにそっくりだけど、
本当の友達のジェーンは、
なにもかもが6倍の大きさの別世界で、
一人っきりで、ノートンの「床下の小人たち」の
こびとみたいに暮らしているの。
とモモコがいった。
リリスは一瞬身震いしたように見えた。


そういう大きさのこびとの種族って、
人形の天敵だよ。
連中は、自分と同じサイズの人形をみつけると、
借りていきます。っていいながら、
身ぐるみ剥いで持ってったりするから。
リリスは昔のことを思い出したらしかったが、
思い直したように、
まあ、私みたいなのは特別で、
ふつう人形は人形でしかなくて、
むこうは生きてるんだから仕方ないけど。
とつけくわえた。

他に何かかわったことなかった?
よく考えてみて。


e4

そういえばジェーンは、隣の村から
迷いの森を越えて来たって言ってた。

隣の村の話って、これまで聞いたことあった?
なかったと思う。
。。。
それって、ジェーンが加わったことで、
あっちの世界に隣村が出現したってこと?
どういう話の流れでそうなったのか
わからないけど、確かめてみないと。


e5

モモコとジャンが扉を通って
リリスの酒場に行くと、
店内はがらんとしていた。
壁に掛けられた銃器類がなくなっている。


e6

二人が表にでると、
騒然とした光景がひろがっていた。


e7

キューベルワーゲンが停車して、
負傷した兵士たちが介抱されている。
立ち働くジェーンの姿もみえた。


e8

エルマをみつけたので声をかけてみた。
これからちょいっと、
出撃してくるね。と言っている。
敵は毒虫だから楽勝だよ。


e9

エルザに話をきくことができた。
迷いの森近くで巨大化した昆虫に、
パトロールが襲われたので、
現在害虫駆除のための
掃討作戦を遂行中なのだという。
虫自体の毒性はたいしたことないんだが、
なにしろ数が多くて手を焼いている。
とジョー大尉がいった。
咬まれると全身が麻痺してしまい、
当分は動けなくなるのだという。


解説)
今回は異世界のエピソード。
思いつきのままに
いきつもどりつしています。
Posted at 21:43 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Aug 11, 2021

池で記念撮影

b1

面白かったね。
壺が動くなんてね。
などと言い合っている。
あれ、サラは?
カメラ取りにいったみたい。


b2

別荘の窓に明かりが灯り、
男の人が戸口からでてくるのが見えた。
森林公園で会った管理人のようだ。
サラはこんばんわーと声をかけた。


b3

話をきくと、管理人は、
ジルからこの別荘の管理も任されていて、
シャワーを修繕にきたのだという。

よくあのスイッチみつけられたね。
噴水が稼働したのは久しぶりだよ。
と管理人はいった。


b4

サラたちは管理人に頼んで、
池の照明を上向きに変えてもらった。
やはり夜の池らしい雰囲気で、
記念撮影をすることにしたのだった。


b5

じゃわたしから。


b6

つぎはわたし。


b7

はろー。


b8

また遊ぼうね。


b9

三人揃って。


c1

管理人は撮影に夢中になって
ずぶ濡れになってしまったのだった。


解説)
サラたちの別荘での水遊びは
とりあえず今回で完結です。
長いようであっという間の
撮影だった感じです。
最後に夜の池でのスナップを。


c2

よくみえませんが、
三人とも相当頭上から水しぶきを
あびている最中です。
Posted at 21:44 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Jul 11, 2021

捜索

a1

意外なことに、ジョー軍曹は
すんなりとたまきをジープにのせてくれた。
すいか柄のたまきたちがあまりに謎なので、
何か新情報がききだせるのでは、と、
興味をもったようだった。


a2

ジープは森の近くの草原に向かって走り続けている。
このところずっと、われわれは
村を解放するためにドイツ軍と戦っている。
今回の奇襲作戦で大打撃を与えたから、
しばらくは小康状態が訪れると思うけど、
敵の反撃を遅らせるためにも、
エルマを捕らえなくちゃならない。
彼女はいつも援軍をつれて反撃してくるんだ。
たまきは、エルマは映画「マーウェン」で、
死んだドイツ兵を蘇らせるベルギーの魔女、
デジャみたいな存在なのかも。と思った。


x1

このあたりはもう迷いの森の近くだ。
森に入り込まれると捜索は不可能なので、
そのまえにみつけないと。

たまきの、ジオラマやフィギアや異世界についての、
自分でもよくわかっていない説明が、
どれほど理解されたかわからなかったが、
ジョー軍曹はずっと聞き入っていたようだった。


a3

ジョー軍曹は、これを渡しておくよ。
といってたまきに拳銃を手渡した。
扱い方はわかる?
たまきは使うつもりもなかったけれど、
あいまいにうなずいて受け取った。


a4

ジープが森のはずれにさしかかると、
突然くさむらから敵の
機銃掃射がはじまった。


a5

茂みの奥にはトーチカが
設置されていたのだった。


a6

運転していた兵士が被弾したジープは
斜面にのりあげて。


a7

横転し。


a8

たまきたちは地面になげだされた。

このさきどうなるの、
と思いながら、
たまきの意識はうすれていった。


解説)
今回は流れのままに、というか、
いきおいで進んでしまいました。
一場面だけ登場したトーチカは、
凹凸のある発泡スチロールの緩衝材を
そのまま使ってみたのでした(^_^)。

b3
Posted at 21:05 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Jun 11, 2021

朝のアルバム

a1

目が覚めて着替えをすませたサラが
リビングルームの窓を開けると、
6月のみどりの風が吹き込んで、
青空が見えた。
森林地区が近いせいか、
にぎやかな鳥のさえずりも聞こえる。


a2

おはよ。


a3

おはよ~♪


a4

コーンフレークにベーコンエッグ。
オレンジジュースに、
サラの買ったかめパンもあるよ。


a5

食事が一段落すると、
キサラはアルバムをとりだした。

これにジェニーたちと撮った
思い出の写真が貼ってあるんだ。
もう10年以上まえのだけど。


a6

どれどれ。
ふーん。この写真きまってるね。


a7

ジェニーたちとロックバンド
「バービーガールズ」やってた頃の写真だね。
ジェニーとナオミとシオンがメンバーで、
私はキーボード担当してた。


a8

あ。この写真。
今の寝室にあるベッドでしょう。


a9

そうそう。
寝心地いいから捨てきれなくて、
16年前からずっと使ってるんだ(^^;)。
左下の居酒屋のメニューが載ってる
写真は、たまきがやってた店の店内。
「居酒屋たまき」だね。
モトクロスの写真きまってるけど、
他にオートバイの写真はないの?


b1

これ一枚かな。
シオンと一緒に撮ったペスパの写真。
左上の熊のきぐるみの中には、
ジェニーが入っているんだよ。
他のはクリスマスのパーティと、
カメラに凝ってた頃の写真だね。
などと話は尽きないのだった。



解説)
今回はキサラのアルバムです。
アルバムのページのほとんどの写真は、
「趣味のあれこれ」の過去画像の
再掲です。
Posted at 22:16 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

May 11, 2021

滝のほとり

e1

二人がアリアドネの紐を
巻き戻しながら辿っていくと、
小さな滝のある泉にでた。


e2

きもちいい。
こんな滝、これまで見かけなかったよ。
やっぱりこの森どこかおかしいね。
などと話している。


e3

何を思いついたのか、
アイスは迷彩ズボンを脱ぎ始めた。
この滝壺深そうだから、
水浴びしていこう。
と言っている。


e4

アイスは驚異的な脚力で
空中高くジャンプして
一回転すると


e5

身を翻して垂直に滝壺の中へ。


e7

ほとんど飛沫が飛ばない!(^_^)。


e8

なかなか浮いてこない。


e9

遊んでいるようだ。


f1

さっきのジャンプすごかった。
鍛えてるからね。
とアイスは言った。


f2

モモコも泳がない?
と言っている。


解説)
今回は、
ちょっと落ち込んでいる様子のモモコの、
気分転換をはかろうと、アイスがダイビングの
パフォーマンスをしてみせた、というお話です。

実際には背景に滝(小川の転用です)をつくってから、
なんとなく滝壺で遊んでいるシーンを
撮りたくなったということでした。
ガラスの水面には、霧吹きで水滴を散らしたり、
一部コピペで画像の加工処理をしたりしています。
Posted at 21:56 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Apr 11, 2021

プリンターで遊ぶ

d1

たまきは、ドルフィン工房の倉庫に、
預けておいた古いプリンターを、
スタッフの人に探してもらって運んできた。

2006年に、
リーメントのバクヤスデンキで買ったものね。
まだ使えるのかな。
ふつうインク系統が目詰まりしたりするけど、
きっと大丈夫だよ(^_^)。


d2

さて、なに撮影しようかな。
とたまきはデジカメを持ち出してきた。


d3

いつのまにか、ナオミと文学青年は小説を
読みふけっている。

とりあえず、
ナオミを撮ろうとたまきは思った。


d4

ナオミは文学青年から勧められた、
清水鱗造著『なめくじキーホルダー』
を読んでいるようだ。
パチッ。


d5

本置いて、こっちみてよ。
といわれて、
ナオミはちょっとすましてみた。
パチッ。


d6

しかし結局たまきが
パソコンにカメラの画像を取り込んで、
コピーしたのは、ナオミの読書中の画像だった。

わたしのすまし画像は?
ナオミが小説読み始めた記録として、
残すことにしたの(^^;)。
とたまきは言った。


解説)
プリンターを使って、
人形の世界で遊ぶために、
何をコピープリントするのか、というのは、
人形たちにも悩ましいところ。

d7

ちょっとやってみたかったのは、
こういう縮小プリントです。


d8

驚いているルル。
培養土の中身は珈琲の出し殻です(^^;)。


d9

他にも試験的に本を新たに二冊作ってみました。
一番右の本がほぼ1/6スケールです。
縮小プリントなので、A4用紙一枚に、
今回の全てのプリント画像が収まり、
コピーは一回しただけで済みました(^_^)。
Posted at 17:37 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Mar 11, 2021

フローラの夢

x2

野原で花を摘んでいると、
不思議なひとに会った。


x3

その人はフローラと名乗った。


x7

二人はすぐに仲良くなり。


w2

とても気持ちが良くて。


z6

いつまでもこうしていたいなと。


w6

思ったのだけど。
フローラは、とつぜん。

あ、楽しくってすっかり忘れてた。
まだ眠ってる子たちを
起こさなくちゃ。
と言った。


w3

あらら。


d1

わたしは本当は女神なの。
まだ眠ってるお花たちを起こさなきゃ。
あなたもきっと起きちゃうから、
名残惜しいけど、
これでお別れ。


d7

そいうと、女神は、
はげしくシンバルをうちならした。
春の息吹のようなものが、
空一面にひろがっていく。

みなさん、もうすぐ春ですよー。


y2

ガシャーンという音がして目が覚めた。

悪い悪い。起こしちゃったみたいだね。
お皿運んでてさー。


解説)
ローマ神話の花の女神フローラは、
シンバルをたたくような、
けたたましいことはしないようで、
これはここだけの夢のおはなしです。

最初に撮ったのが女神風女性の画像で、
それをなんとかなにかにつかえないかなと。
そこで広い野原が必要だと思いついて、
居間に人工芝シートをひろげての、
ロケ風撮影になりました(^_^)。

z8

これはストーリーには埋め込めなかった、
ふたりの記念撮影画像です。

追記)
シンバルを鳴らす女神、というのは、
バーン=ジョーンズの絵画「オーロラ(曙の女神)」からの連想です。
2006年2月7日の「剣と魔法の国 その6 特別編(絵画の中の楽器)」
の中で画像がみられます(^_^)。
3月14日、記
Posted at 21:28 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Feb 11, 2021

ドルフィン工房のマスター捜し

もうひとり、なかなか見つからなかったのは、
ドルフィン工房のマスターのフィギアだった。

h5

これは2009年の「ハロウィンまで」にアップした画像。
黒いとっくりセーターに白いつなぎという服装で、
2008年から2009年にかけて、何度も登場していた。
例によって、どこにしまいこんだのか、
フィギアの収納箱を何度探しても見つからない。
10年以上前のことなので、さっぱり思い出せない。


a3

思わぬヒントは、衣料品の収納箱に入っていた、
白いつなぎの作業服にあった。
ということは、
これまで服装の特徴を目安に探していたが、
収納時に、着せ替えてしまいこんだのだ。
ということは、
このフィギアは、もとはミニタリー系のものだったので。


a2

ドイツ軍兵士のミニタリーフィギア10数体を、
収納してある箱を再度しらべてみた。
記憶がおぼろげに蘇る。


a1

ようやく発見(^^;)
この服装でヘルメットとゴーグルをつけた状態だったので、
顔立ちからも判別できず見過ごしていたのだった。
ともあれ、めでたしめでたし。
Posted at 11:43 in n/a | WriteBacks (0) | Edit
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