Dec 10, 2023

サラたちの冬支度

a1

寒くなってきたね。
木村さんのところみたいに、
今年もあのストーブ入れようよ。
また一仕事するかなー。
木村さんって誰?
などと言っている。


a2

ジェットは広場のドルフィンまで、
マスターに会いにいった。


a3

今年もレトロなストーブ借りたいんですけど。
ああ、まだ倉庫にありますよ。
あれは古すぎて、
壁に煙突用の穴のある部屋でしか
使えませんからね。

ちょうどアンがそこにいるから、
運ぶの手伝ってくれるよ。
とルビーが言った。


a4

隣ではアンを囲んで、
レイチェルとマヤが話していた。

私の留守中ずっと、
あなたがアンのメンテをしてくれてたのね。
ええ。コンディションは
変わりなく良好ですよ。

ふーん。ところで、
あなたたち親子って本当によく似てるのね。
髪の色は違うけど、ナディアにそっくり。
そうですか。


a5

あ、レイチェル、話し中悪いんだけど、
サラたちの部屋までストーブを運ぶの。
アン、手伝ってくれない?
ヨロコンデ。
とアンが言っている。


a6

ジェットとアンは
ドルフィンの倉庫からストーブを
運んでいった。


a7

メアリー=ケイトは、
農家の岸芳樹に
ストーブの燃料の相談をしている。
薪なら公園管理の人から入手できるから、
運んでいきますよ。


a8

サラたちの部屋に運び込まれた
ストーブは、あっという間に
セッティングが終わった。


a9

岸芳樹が燃料を運んできた。
もはや年中行事みたいですね。
と言っている。


a91

やがてストーブに火が入った。

毎年見慣れているとは言っても、
この雰囲気はたまらないわね。
と言っている。


a92

火はガンガン燃えている。



解説)
2年前に作って以来、毎冬登場している
石炭ストーブを今年も設置しました。
このストーブの制作過程は、
2021年2月21日「レトロなストーブの制作」
に掲載されています。
Posted at 21:03 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Nov 10, 2023

ドーリスのことなど そのに

b1

マンゴー亭では話に花が咲いていた。


b2

ロボット研究所を軍の特殊部隊が
警備するようになったのは近年のこと。
アリスは倉庫の警備主任をしています。
私はロボット研究所に勤めて長いんです。
あ、そこにアルバムがあるんですね。
と言ってドーリスは、
卓上のアルバムを手に取った。


b3

これは研究所に勤め始めて
初めての仕事でドルフィンを訪れた時の写真。
研究所で開発されたロボット犬の外装を依頼したの。
もう14年も前だから、私も若々しいでしょう。

みんな写真と見比べて、
黙って聴いていた。


b4

これはサラさんの家を訪れて
研究所から逃げ出したロボット犬を
連れ帰った時の写真。
2年前の秋だったかな。
頭蓋骨の置物に、
お嬢さん、って呼ばれたのよ。

みんな黙って聴いていた。


b5

隣の広場では、
ゴキブリロボットにダルメが接近していた。

これ触ろうとすると逃げるんだよ。
とすずが言っている。


b6

そのとき広場にドーリスから呼ばれた
アリスがやってきた。


b7

人と待ち合わせているんですけど、
マンゴー亭ってどこですか。
ああ、この先だよ。


b8

ドーリスに会えたアリスは、
紹介されたマヤや翠と話している。

将来私が女の子を産んで、
イリスって名前をつけるなんて、
信じられない話ね。

そうでしょう。私も、
ナディアっていう女の子を産むらしいのよ。
とマヤが言っている。


b9

でも、もし女の子が生まれたら
自分のアリスっていう名前に似せて、
アイリスにしようかなと思ってはいたの。


アイリスって英語読みで、
ラテン系の言語ではイリスっていうのよ。

そうなんだー。



解説)
今回の前半はドーリスの紹介のようになりました。
ドーリスは、これまでに
2023年5月10日「海賊ブーム そのさん」
2021年11月26日「メメント・メメ」
2021年3月9日「犬の散歩 そのに」
2009年3月15日「研究所の犬」
などに登場しています。
Posted at 21:48 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Oct 10, 2023

広場での再会 そのさん

b1

コンテストの登録者は日毎に増えていた。


b2

今年はここでチャンバラやらないでね。
それはもう。
これが噂の一角犬か。
あれ、この角、作り物みたいだ。
それは誰にも言っちゃダメよ。
などと話している。


b3

レイア姫の隣には、
ストームトルーパーの扮装した男性が
座っている。
今年も会えて嬉しいです。
と言っている。


b4

みんな去年と変わらないね。
段ボールハウスで、
ずっと同じ格好していたのかしら。


b5

さゆりちゃん久しぶり。
今も観光案内やってるの?
うん。この格好は普段着で、
いつもは制服着てるよ。


b6

メガネ見つかりました。
段ボール箱の隅に落ちてたんです。
そういうのは見つかりにくいですからなあ。
などと言っている。


b7

ギルダの服装はいつも目立ってるけど、
コスプレじゃなくて残念ね。
これは本物ですから。


b8

すずちゃん、僕たちもコスプレしようよ。
いいけど。
どんな格好にする?
わかんないけど、
サラに頼めば、
なんとかしてくれるかも。


b9

日が暮れるの早いなあ。
とさゆりは思っている。



解説)
広場の取り留めのないスナップでした。
Posted at 20:26 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Sep 10, 2023

仮想世界再訪 そのご

a1

記録装置を調べるために、
ツナとレイチェルは倉庫の奥に向かっていた。

この倉庫は高性能の防御シールドによって、
外部の侵入から守られているはずで、
記録装置の内部に植物が発芽するなんて
考えにくいんだけど。
とツナが言っている。


a2

この巨大なペットボトルみたいなタンクは何?
よくそんなダイレクトな例えを思いつくわね。
これは井戸から濾過装置で汲み上げた地下水。
記録装置もアンドロイドやロボットたちのように、
水をエネルギー源として使ってるの。


a3

正面に見えるのが記録装置の一部よ。
最終戦争の時にこの一帯は破壊し尽くされたんだけれど、
防御バリアに守られてこの倉庫だけは残っていた。
ここに思い出の酒場バーボンハウスを再建して、
私たちが住むことにしたのも、何かあった時に、
この倉庫がシェルター代わりになるからなの。
どこから調べればいいのかなあ。

手前に置いてあるのは、生命維持装置ね。
このシートの上でエネルギーを補充しているんだ。


a4

防御バリアに異常はないよ。
というツナの声がする。

これも維持装置。
植物栽培用のケースがここにも置いてある。


a5

あれ、あそこ。
ケースの端の部分が微妙に壊れているよ。
植物が急生長して、ケースを壊したみたい。

それに後ろの壁のパネルが微妙に撓んでいる。
パネルを通して、うっすらと葉影のようなものが。


a7

二人が栽培用ケースを移動して、
壁のパネルを外してみると、
なんと植物が芽を吹いていた。
破損した栽培用ケースから種子がこぼれて
発芽したんだよ。


a8

レイチェルたちがさらに壁のパネルを外して、
内部を調べたところ、
配線部分に絡んでいた一塊の植物を見つけて
取り除くことができた。

結構根を伸ばしていたから、
作業は大変だったけど、これで完璧だね。
これ野菜でしょ。
食べられるの?
たぶん。


a9

そのとき、維持装置が起動して、
ツナ、レイチェル、ありがとう。
という嬉しそうなアンの声が聞こえた。



解説)
とりあえず交信障害の問題は、
一件落着したようでした。
Posted at 21:02 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Aug 10, 2023

ペンギン前で

e1

探偵事務所では、
ミューたちが相変わらず
仮想現実体験装置のバグ探しに取り組んでいた。

ミュー、ずっとかかりきりでしょ。
休憩しないとオーバーヒートしちゃうよ。


e2

大丈夫。それより博士は休んでください。
そうね。二人が心配だけど、
さすがにくたびれて頭も回らなくなってきた。
ちょっと一休みするわ。


e3

階下のペンギン前では
リズとはるなが話していた。


e4

夏向きの服装に変えたのね。
店内は冷房ガンガン効いてるので、
ずっとカーディガン着て、
この前、チョコパフ配っていたら、
冷房弱くするから夏向きにって
マスターから言われたの。


e5

あ、シェリー博士だ。


e6

シェリーは外気に触れていたくて
店の外のテーブル席で
コーヒーを飲むことにした。


e7

シェリーは、エリスや翠や探偵から、近くに住む
管理局に勤める人々の噂を聞いていたので、
相席になった人たちがそうとわかると、
挨拶してすぐにうち解けた。

お宅に事務所のデスクを
預かっていただいているとか、
お世話様です。
などと言っている。


e8

この前エリスさんとここで話していて、
仮想現実体験装置のことが話題になったんですよ。
とウェルズが言った。
あれは体験者のための背景設定システムですが、
システム自体がリアルさを追求するために、
体験者も巻き込んでしまうことがあるんです。


e9

この人たち、どこまであの装置のことを
ご存じなのかしら。
とシェリーは思った。

巻き込むっていうと、
戻れなくなっちゃったりすることかしら。
そういう場合、どうすればいいんですか?

制御しているのはシステムの意思ですから、
まずシステムが何のためにそうしているのかを
知る必要がありますね。
システムが暴走しているのでなければ、
体験者が戻れないという事態の深刻さは理解しているはず。
戻れなくなったりした場合は、
リアルさの追求という以上の意味があるかもしれません。

それより問題なのは、
設定された仮想世界で生じる時空の歪みです。
その歪みのせいで異世界間の通路が生じて、
システムには制御不可能なカオス状態が生まれることも。
それに逆に通路の生じた異世界に
影響が出ることも考えられます。

体験者を強引に連れ帰る方法は、ないこともないですが。


e91

ウェルズ。
時間管理部の介入は禁じられているんでしょう。

うん。もちろん。これは一般論ですよ。
というか、今お話ししたことは実はアドバイスで、
私は製作者に注意を促すためにこの町に来ました。
管理局としては、それ以上のことはしない決まりなんです。

ただ一言付け加えると、
このケースについては、仮想現実体験システムは
装置を開発したミューさんの人工知能と
今でも密接に関わりがあるのですよ。
ミューさんには是非そのことをお伝えください。



解説)
行きつ戻りつしていますが、
また仮想世界へ。
Posted at 20:22 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Jul 10, 2023

広場界隈で

a1

ベーカリー前の広場は
今日も賑わっていた。


a2

レオが用意してもらった
音楽鑑賞用の椅子に座って歌を聴いている。


a3

久しぶりに
農家の人が直産品を並べている。


a4

このスイカ甘いね。
とうたが言っている。


a5

なんて大きな桃。
そんな季節だっけ。


a6

これは、外見は桃にそっくりですが、
トロの実というんです。
うちで品種改良して生まれた果物で、
味にこくととろみがあるんですよ。
と岸芳樹はいった。

想像がつかないわ。


a7

ドルフィンの奥には
メメが連れてこられていた。
骸骨のお父さんやジェイソンも
一緒のようだ。


a8

ベス見なかった?
とマスターが訊いている。

あ、マスター言い忘れてましたが、
ちょっと事情があって、
ここでメメを預かることになったんです。
でもベスが怖がるといけないので
アイスがサラたちの部屋に連れて行きました。
しばらくペットの交換状態になります。
とスーザンが言った。


a9

僕たちもお世話になります。
とジェイソンが言った。

なんか腑に落ちない話ね。
最近アイスたち武装してるみたいだし、
またなにか起きてるのかな。
とマリアは思っている。


解説)
スイカのおいしい季節。
Posted at 20:24 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Jun 10, 2023

貝の夢

a11

気がつくとサラは海辺にいた。


a22

波打ち際に近づいて。


a33

寄せ返す波を見ている。


a44

潮風になぶられながら。


a55

たゆたう泡を見ている。


a66

ひかりの縞のゆらめきも。


a77

いつまでも見飽きない。


a88

サラは渚を歩いて行った。


a99

この浜辺は
どこまで続いているのだろう。



解説)
7年前の島旅行の時の画像を
背景に合成しています。
Posted at 20:27 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

May 10, 2023

海賊ブーム そのさん

a1

レイチェルは、ペンギンを訪れている。

研究所の人来てる?
いえ、お見かけしませんが。


a2

レイチェルさん、
その髪型お似合いですね。
繁華街の美容室へ行って、
変えてもらってきたの。


a3

そこに大きなバックパックを背負った
ロボット研究所の職員がやって来た。

お待たせ。
ご要望の服、ありましたよ。
探してたら遅くなっちゃって。


a4

ドーリス、急な話で悪かったわね。
いえいえ、
このコスチュームは
随分前に人型ロボットのデザインの
参考にと取り寄せたもの。
人型ロボットの開発推進者の
シェリー博士も研究所をお辞めになって、
ずっと倉庫の奥に保管してあったんです。
ところで、レイチェルさんも
研究所を離職されて
もう一年になりますね。

そうね。バトラー博士は元気?
ええ。時々噂されてますよ。


a5

ねえ、あの人、
なんとかいう女優さんに似てない?
そうだね。名前思い出せないけど。


a6

その頃、デジャでは
アンジーが届いたばかりの
デイリープラネットを読んでいた。


a7

ケントさんの連載まだ続いているのね。
4月のコンテストの優勝者エルザのことも、
町が海賊ブームになってることも写真入りで載ってる。
エトナが専属で情報と写真を送っているのね。


a8

アンジーさんも、
海賊のコスプレで参加すればいいのに。
その服装のままで頭にスカーフ被ればOKでしょう。
とジョニーに言われている。


a9

サラたちの部屋では、
ケイの着付けが終わっていた。


a91

どう見ても海賊ね。
と言われている。


解説)
ロボット研究所の職員は、
2021年11月26日「メメント・メメ」に
顔を出して以来の一年半ぶりの登場です。
以前、研究所に勤めていたレイチェルとは、
旧知の間柄、という設定です。
これまで名前がなかったので、
ドーリスと名付けました。
Posted at 20:24 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Apr 10, 2023

そのまた続き

a1

ボニーがドライブから
帰ってきたようだ。


a2

楽しかった?
うん。自然の景色は変わっていないね。
またこの町で暮らしたくなっちゃったよ。


a3

絵画の前には
猫が集まってきていた。

シュレディンガーさんと
勘違いしてるのかな。


a4

このスフィンクスのテーマは、
クノップフが傾倒していた
ギュスターヴ・モローの影響だって言われてるの。


a5

モローには、
「オイディプスとスフィンクス」
っていう素晴らしい作品があってね。


a6

マンスフィールドさん。
もしできたら、この絵、
お借りできないかしら。
私の部屋に飾りたいの。

いいわよ。
大事にしてくれるなら
差し上げるわ。
複製の縮小版だし、
絵の右の部分の尻尾のところが随分切れてるから、
ドルフィンの倉庫に預けっぱなしだったの。
お蔵入りさせとくより、その方が世のためね。
やったー。
言ってみるもんだなあ、とメルティは
喜んでいる。


a7

何箇所かに通話していたジルは、
最後にギルダに連絡をして話し終えた。

これから、空いているバービーハウスに
案内しますよ。
と言っている。


a8

二棟並んでいる、
バービーハウスを用意してくれるって。
これから見に行って、
気に入ったら暮らしてみるつもりだけど、
君はどうする?

久しぶりに郊外を走ったら、
すっかり懐かしくなっちゃって、
僕も住める場所があれば。


a9

そこにギルダの運転する
キューベルワーゲンが走り込んできた。



解説)
今回も時の流れのままに。
Posted at 20:23 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Mar 10, 2023

風景の記憶

a1

みんなが乗り物や郊外の風景の話で
盛り上がっているところに、
モモコがやってきた。

こんにちわー。
あら、モモコ。
いらっしゃい。


a2

こちらは、わたしの数少ないクライアントの
一人でもあり、親しい友人でもあるモモコ。
こちらは、デイリープラネットのケントさん。

スーパーマンの人ね。お噂はかねがね。
とモモコは言った。

今郊外の湖沼地帯の話をしてたの。
郊外全体にも池が多いわよね。


a3

郊外では森林公園の人工の滝川や、
ジルさんの別荘の人工の池が有名ですけど、
自然なままの沼や池も多いですね。


a4

迷いの森の近くの林や森に分け入って行けば、
隠れ沼みたいなのも沢山あって、
野鳥や小動物の憩いの場になってます。


a5

モモコさん、お詳しいんですね。
私ああいう場所好きだから。

モモコはね、
迷いの森を探検したっていうんで
仲間内では有名なんですよ。
それは内輪の内密な話なんですけど。

なんと、そうなんですか。
私の聞いている話では、
「迷いの森」というのは、迷路のような地形で、
富士樹海のような原生林もあって、
とても迷子になりやすいから地元でそう呼ばれ、
軍が立ち入り禁止にしていると聞きましたが?
とケントが言った。

立ち入り禁止はその通りなんですけど、
その時は、ちょっとした事情があって。
とモモコは言った。

そうなんですか。
もちろん記事にはしませんから。
それで迷いの森は、
どんな感じだったですか。


a6

ごく普通の森でしたよ。
もちろん密林みたいなところもあれば。


a7

綺麗な小川が流れていたり。


a8

小さな滝があったりしました。

なるほど。
ごく普通の森でしたか。
だとすると、軍が立ち入り禁止にする、
というのは、ちょっと不自然ですね。
何か軍の特殊な実験施設か秘密基地でも
あるんじゃないかなあ。


a9

記者さんでも、ご存じないのね。
あそこは、風景がすぐ変わるんです。
それで行方不明者が続出して。
軍の捜索隊も行方不明になって。
偶然森で遭難してた軍の人たちを
私たちが救出したんです。
さっき言った小川も滝も
現れたり消えたりなんですよ。
それでみんな迷子になるんです。

なんと、そうだったんですか。
確かにそういわれれば、
あの森で消息を絶っていた軍の部隊が無事に
自力で生還したという記事を読んだことが
ありました。
原因は確か通信機器の不具合だったかと。
とケントは言った。

軍の発表はそうだったんでしょうね。
でも最初からあの森では
通信機器もGPSも役に立たないんです。

なんとなんと。
もちろん、このことは記事にしませんが、
どうやってモモコさんたちは
森を抜けて帰ってこられたんですか。


a91

それは悪いけど、秘密です。
とモモコは言った。


解説)
今回は自然の風景の再掲です。
順に、
2021年6月13日「はすの池」
2021年4月16日「森へ続く道」
2021年5月12日「帰還まで」
2021年5月7日「森の中で」
2021年5月11日「滝のほとり」
からピックアップ。

モモコたちの「迷いの森」探検は、
2021年5月6日「モモコの計画」から
全7話のストーリーで見ることができます。
Posted at 20:25 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Feb 10, 2023

テーブルクロスとバグの乗物

a1

雪景色が見える。


a2

この分だと道路封鎖だね。
郊外では終日降るそうだよ。


a3

町中や広場は雪を免れていた。


a4

リタがベーカリーのテーブルに
テーブルクロスをかけている。
随分傷んできたからボロ隠しに。
モリスの壁紙模様だね。


a5

見かけない乗り物が停まっている。
こんなの倉庫にあったっけ。
いや。これは持ち込みで。
とマスターが言った。


a6

僕がメンテナンスを頼んだんです。
とバグが言った。


a7

動力部分はブラックボックスになっていて
点検できませんでしたが、
タイヤを交換しておきました。
とマスターが言った。


a8

動力は電気なんですか。
基本は念動力って言ってましたが、
実は僕も初めてで。
管理局からの支給品なんです。


a9

今、道路は雪で通行止めよ。
うん。ちょっと試運転。
このへん回るだけだよ。
ふーん。


解説)
セリアで買った
ショベルカーの玩具
(多分幼児の砂遊び用)を
一人のり四輪車に改造しました。
改造と言っても上部パーツを外して、
椅子とハンドルを載せただけですが。
Posted at 20:23 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Jan 10, 2023

焚き火

c1

さつまいもを周囲に指し入れると、
たまきは本当に
落葉の山に火をつけてしまった。


c2

どんどん燃えろ。


c3

落葉を追加すると
焚き火は燻り始めた。


c4

こっちに煙が!
とはるなが叫んでいる。


c5

ベランダにいたギルダは
洗濯物取り込んだ方がいいかも。
と思っている。


c6

落葉が追加され
焚き火は勢いよく
燃え続けた。


c7

やがて落葉は燃え尽き、
よく焼けてるよ
とたまきが言っている。


c8

ほくほくしておいし。


c9

火傷しないようにね。
と言っている。


解説)
たまきたちが落葉で焚き火をして
焼き芋を食べようと思いついたのは
去年のクリスマスのことでしたから
思えば長い道のりだったのでした。

今回はエアコンを止めて
窓やドアを開けて撮影しました。
Posted at 20:39 in n/a | WriteBacks (0) | Edit
April 2024
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
 
       
Search

Categories
Archives
Syndicate this site (XML)

Powered by
blosxom 2.0
and
modified by
blosxom starter kit

新規投稿