Feb 16, 2008

「アルゼンチンババア」(1)プラス(2)

 古本屋でよしもとばななの文庫本を二冊買った。『アルゼンチンババア』と『なんくるない』。『アルゼンチンババア』から読んでみようと思う。この短さに意味があるかもしれないと思うからだ。

 よしもとばななの公式サイトの著作本一覧の小説(単行本)のところをプリントアウトして調べてみる。単行本『アルゼンチンババア』は2002年に刊行されている。『なんくるない』は2004年に刊行された小説。『哀しい予感』は1988年に刊行されたものだ。まちがってはいけない。

 よしもとばななはタイトルをつけるのがうまい人だ。『アルゼンチンババア』というタイトルはインパクトがあって、印象的で興味をそそる。

   「母親が死んだ時、私の平凡だった世界は消えた。」という一行で『アルゼンチンババア』は始まる。それを語る「ひとりっ子の私」が主人公だ。

 アルゼンチンババアというのは同じ街のビルに住んでいるアルゼンチンからやってきた派手なおばさんのことだ。日本人なのかハーフなのかよくわからない女だ。母が死んだあと父親はこのアルゼンチンババアの住むビルへと引っ越してしまうのだ。
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