Dec 31, 2006

よい年を

 よいお年を!

 「他者とのよき関係性のなかにしか人間の幸福はない。」

                        草野信子

「ジャンクション」61号 「柴田三吉と草野信子の往復書簡」より
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Dec 26, 2006

「店の名がわからない」

 樋口えみこさんの「ぺんてか」の「12月の作者紹介」に北爪満喜、田辺弓、大木勝弥、早瀬ミキオらと共に、とりあげられていて、ぼくは「店の名がわからない」という詩を書いています。


 力のはいった、ていねいな特集です。樋口えみこさん、ありがとうございました。  
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Dec 24, 2006

ドン・ウィンズロウ

 ドン・ウィンズロウの「ストリート・キッズ」(創元推理文庫)読み終わる。この小説の主人公は探偵ニール・ケアリーだが、2作目、3作目とあり、いずれ読んでみるつもりだ。
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Dec 16, 2006

須永紀子の朗読

 12月13日の夜、六本木にあるストライプハウスギャラリーに須永紀子さんの朗読を聴きに行った。

 18:30開場、19:00スタート。巡回朗読会と名打たれており、場所も代えながら多くの詩人が1日に1人という形で朗読をするらしく、この夜は須永さん。あとの予定者には高橋睦郎、白石かずこといった人たちが名を連ねていた。

 司会者の「須永さんは、今日ひとりで1時間、この空間と時間を引き受けるのです!こういうことは須永さん初めてのことです!云々」の聴きに来たぼくたちも緊張するような前振りどうり、からだをビリビリさせている須永さんが出てきた。1人でやる朗読会、入場料は当日で2800円と安くない。集まった者は10人くらいだけど背負うものは大きい。

 須永紀子という詩人がぼくにとって特別なものとなったのは、1995年に出た須永さんの詩集「何かひとつ新しいこと」(雨期編集部)を読んでからだ。この詩集はぼくにとってこの年のベストワンの詩集で、それから何年間かは須永さんの書いたもの、詩、散文をすべて読んだ。そのあとも発表された詩は必ず読んできた詩人で、ときに「ちがう」と思うこともあったが、詩の世界では自分とかなり近い人だと思ってきた。

 しかし今年でた詩集「中空前夜」(書肆山田)の後の須永さんの書く詩に、詩との関係の仕方がぼくとはかなり違ってきているという思いを持った。この方向に行くんだなと思った。須永さんの最新の詩である「部分」32号に書いた「孤島」を読み、「別れはちかい」と思ったぼくは、この朗読会に行くことを「別れのあいさつ」に代えようと思った。ぼくにとって許せない方向だったからだ。

 須永紀子という人は不器用なところのあるひとで、人前で話すことが向いている資質ではない。その須永さんがテーブルにペットボトル、何冊かの詩集、資料を置いて、緊張は伝わってくるが、落ち着いているといっていい態度で朗読し、しゃべる。充分に「しゃべり」になっている。「ああ、須永さんは新しい一歩を踏み出そうとしているんだな」と思った。この思いは最後までつづいた。照度の高い画廊の中で、須永さんの「1時間」が終わったとき、「別れのあいさつ」をしようという思いが消えていた。

 「しゃべり」と朗読のあいだに「段差」がないこと、朗読はゆっくりとやさしすぎ、ぼくの好みでは、須永さんが朗読を始めたころの緊張でぴりぴりしていた朗読の方が好きであること、などあったが、あとは場数を踏んでいけばいいだけだと思う。

 朗読会のあと、須永さんと山岸光人さんと3人で、駅にちかい喫茶店でコーヒーを飲むことになった。空腹を感じていたぼくはカルボナーラも注文した。詩を書いている人と、詩のみのおしゃべりをするのは久しぶりで楽しかった。話しているうちに「人それぞれの道ということでいいのかもしれない」という気持ちになったのだ。
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Dec 10, 2006

「百事大吉」と「片側通行」

 金井雄二の個人詩誌「独合点」87号を読む。今年5回目の発行とのこと。がんばるなあ。


 ゲストは金井裕美子。金井裕美子さんは隔月刊で出している高崎現代詩の会の会誌「Scramble」の編集者であり、やはり隔月刊の詩誌で、今年5月の時点で133号まで出している「東国」の会員であり、また詩と評論の誌である「Direction」の同人であり、ほかに青木幹枝との共同編集・発行で手作り新聞「青金新聞」を出している。主婦で、働いてもいるはずだから、すごい。このエネルギーはなんだ。

 数年前に「百事大吉」と大書きした年賀状をくれて、ぼくには守り札のように思えて、部屋の壁に今も貼ってある。

 金井裕美子さんの書いた詩のなかで、ぼくの好きな詩である「片側通行」を全行引用で紹介したい。いい詩です。この詩は群馬県文学賞を受賞している。




片側通行     金井裕美子



白と赤の旗を握りしめたまま
老いた男が叱られている

いくども頭を下げて
あやまって うなだれて
若くたくましい日に焼けた作業員の
荒らげた声をあびている

拡張工事中の道路わき
通行を止められたかたわらを
いく台もの車が通り抜けていく

叱られる理由(わけ)は
エアコンの送風音にまぎれてしまって
聞こえてはこないけれど
汗を拭うふりをして
上着のそでで巧みにぬぐった
言いようのなさはつつぬけだ

見ているのを
気づかれたらいけない思いがして
湿ったくろい盛土に目を逸らしたのだ
男たちの足元には
ねこじゃらしがゆれている

いつまでも止ってなんていられない
切りかわったばかりの青緑(あお)い三〇秒
ゆるされないかたわらで
やれることといったら
アクセルを踏みこむぐらいのことだ




*( )はルビです
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Dec 07, 2006

「ストリート・キッズ」

 ドン・ウィンズロウの「ストリート・キッズ」(創元推理文庫)読み始める。
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Dec 06, 2006

仕事

 今日は仕事関係の用事で都心に行った。朝、久しぶりに通勤ラッシュを経験した。混んでたなあ。そして予想していたよりも電車の進行に時間がかかって、冷や汗をかいた。朝の通勤時間帯はそうなんだよなあ。しっかり頭に入っていなかった。しかしなんとか間に合った。
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Dec 03, 2006

友人の一周忌

 今日は去年亡くなった友人の一周忌。去年は、母の死顔を見て、数ヶ月後に友人の死顔を見ることになり、辛かった。

 友人が住み、今は息子さんが住んでいる家に故人ゆかりの人たちが集まった。 焼香のみのシンプルな形。息子さんの作った豚汁などをいただく。なごやかなくつろいだ時間を過ごす。


 合掌。Aちゃん。安らかにお眠りください。
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