Jan 25, 2006

『中空前夜』・連載批評その2

  「あとがき」がいい。


『ドアをあけて外へ出る。歩き、電車に乗り、どこかへ向か
う。身体が運ばれているとき、わたしたちはいろいろなこと
を考える。断片的に、または散文的に。心が先に行くことも
あるし、身体が引っ張っていくこともある。移動する身体と
意識の流れ。それを「中空」から見るとき、詩が生まれてく
るのだと思う。
 心と身体はなかなかうまく動いてはくれない。それでわた
したちは日々後悔したり、新たな決意をしたりする。どの夜
も明日につながるものであり、何かが起こる「前夜」である
かもしれないと思うことで少し元気が出てくるような気がす
る。』


  これで「あとがき」の大部分を引用したことになるが、『中空前夜』とした意味がわかるし、詩が生まれる場所としての「中空」はそのとおりだと思う。  
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