Feb 11, 2006

『独立系自営書店宣言』

 北海道で書店を営む岩田徹さんから「未来」2月号が送られてきた。
 この雑誌のなかに地方の書店の苦しい経営ぶりを書いた「独立系自営書店宣言」という岩田徹さんのエッセイが載っている。


 『日本はついに人口減少社会に突入しました。しかし実は砂川ももちろんですが、日本全体の人口減少傾向を十数年も先んじて経験してきたのが地方なのです。』

 『隣町の老舗が閉店したあと、その地域の新聞販売店と協力して本の宅配を始めました。うちが納品書をつけた商品を提供し、新聞販売店さんが配達と集金をしてくれます。病院の中で注文を取りまとめてくれる所も開拓しました。』


 古本の書店の苦闘ぶりは兵庫県で古本屋「街の草」を営む詩人兼エッセイストの加納成治さんからときどき聞くが、新刊を扱う「田舎の本屋」の苦闘ぶりも、すでにかなり前から新聞やテレビで報道されていることとはいえ、書店主自身の書いたものを読んでみると改めて苦労してるんだなあと思う。しかし病院で注文を取るというのはいいアイデアで、患者のひとは喜んでいるんじゃないか。

 岩田徹さんとは一度だけ会ったことがある。作家の佐藤泰志の一周忌のときに会っている。ぼくは佐藤泰志氏とは面識はなかったけれど、友人に誘われて一周忌に行ったのだ。そこで岩田徹さんとは会ったと記憶している。

 ちなみにぼくの詩「小さなハードル」は佐藤泰志の5冊の小説との「関係」を書いた詩で、ぼく自身気に入っている詩です。

 5冊の小説とは、「黄金の服」(河出書房新社)、「大きなハードルと小さなハードル」(河出書房新社)、「そこのみて光輝く」(河出書房新社)、「移動動物園」(新潮社)、「海炭市叙景」(集英社)の5冊。いっぱいになった本棚から取って捨ててしまおうか、そのことで何かを決めるのだというふうに悩んだのだ。

 もう本屋で見かけることもなくなった5冊。  
Posted at 00:00 in n/a | WriteBacks (2) | Edit
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さんきゅ!

「小さなハードル」
読みました。すごく、しっくりとする。
朝からいいかんじになりました。
さんきゅ。

Posted by (*''*)peco! at 2006/02/24 (Fri) 05:47:13

ぺこさん、ありがとう。

ぺこさん

気づかないで、すみません。
どうもありがとう。

「小さなハードル」、気にいっている詩なんです。

Posted by 布村 at 2006/03/05 (Sun) 09:17:44
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