Aug 25, 2006
「ユナイテッド93」
「ユナイテッド93」(ポール・グリーングラス監督)。すごいもの観ちゃったなという感じ。9.11同時多発テロでハイジャックされた飛行機のひとつが「ユナイテッド93」=ユナイテッド航空の93便。事実にそって作ろうとしている映画。多分、ほぼこのとおりなのだろうと思う。
4人のアラブ系とおぼしき男たちにユナイテッド93便がハイジャックされる。乗客たちは何がなんだか分からず混乱するが、機内電話や携帯電話で家族と連絡をとるうちに、世界貿易センタービルや国防総省の建物に旅客機が突っ込んだことを知る。ユナイテッド93も同じ運命をたどろうとしていると判断した乗客たちは、自分たちの中に元パイロットと管制塔勤務の経験のある者がいることを確認し、操縦室や通路にいるハイジャック犯と戦おうとする。乗客の約半数がこの戦いに加わり、あと一歩のところで飛行機をハイジャック犯から奪い返すところまでいくが、操縦桿を犯人と奪い合う内にユナイテッド93は地上に激突してしまう。
日常に、非日常の論理と感情で入りこみ、多くの人を殺そうとしているのに、そのことが体験の外側にあるような犯人たちはひんぱんに神に祈りを捧げるが、いったい何の神だろうと思った。
最初から観客の感情をひっぱろうとする映画音楽以外に違和感を持たなかった。現実に起こったことの中身を知るような気持ちで、手に汗握って映画を観た。お薦めの一本です。
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