Aug 13, 2007

小阪修平さん

 土曜日の毎日新聞の夕刊を読み返していたら、小阪修平さんの死亡記事が載っていて、びっくりした。

 おなじ街に住んでいた。つきあいというほどのものはなかったけれど、小阪さんの主宰するヘーゲルの研究会に2,3回行ったことがある。その後ぼくらがやる花見などに小阪さんが顔を出すことがあって、いろいろと話しをきかせてもらった。

 80年代以降、ぼくはポストモダンの思想がどうしても好きになれなくて、思想や哲学からはなれていった。小阪修平の書いたものに出会ったのは90年代の初めだったと思うが、小阪修平は、「哲学・思想」をにらみつけて近づこうとしないぼくに、細い糸を投げてくれる思想家だった。

 哲学のことをわかりやすく話してくれる人だったが、原則にこだわる人だった。ここ2年くらい話しらしい話しをすることはなかったが、最後まで原則の人だったろうと思う。今年の春か初夏のころ近所のスーパーマーケットであいさつをしたのが最後になった。心からご冥福をお祈りします。  
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