Sep 08, 2007

金井雄二の朗読会

 昨日、仕事の都合で夕方まで自宅待機をしたあと、東京駅の八重洲口から歩いて10分くらいの所にある「ギャルリー東京ユマニテ」に「ポエトリーヴォイスサーキット・金井雄二の朗読」を聴きにいった。

 場所はちいさな画廊。でてきた金井雄二は「管理職詩人」だった。目の配り、顔の表情がそうなのだ。朗読会のアタマのころの「しゃべり」も職場で部下に、こんなふうに「説明」をしているんだろうなという風だった。

 そして1時間朗読したあと、金井雄二の顔は「詩を書きつづけることを決めている男の顔」になったのだ。目が柔らかくなっている。この変化がいちばん強い印象だ。

 声を観客に、なにかに向けて放ちつづけることはものすごいエネルギーの放出なのだと思った。あるいはものすごいストレスの発散なのだ。

 金井雄二は図書館で働いていて、こどもを対象とした朗読をやることもあると聞いていたから、この日の朗読も、朗読の経験をしっかりしているんだなと思わせるもので、詩人自身でおこなう朗読の魅力のひとつが「発する人と声との距離がはなれきらない」ところにあるとすれば、慣れすぎていると思ったくらいだ。

 朗読会のあと、飲み会があって、金井雄二さん、長田典子さん、野木京子さん、金井さんのあたらしい詩集の表紙の絵を描いている矢野静明さん、鈍行列車さん、そしてポエトリーヴォイスサーキット(巡回朗読会)のプロデューサーの天童大人さんらと飲んだ。詩にかかわっている人たちとしゃべることができて楽しい時間になった。        
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