Jul 07, 2008
それらの重み
その時わたしは「何も持っていなかった自分」についてふと考えた。結婚をして、育児と家事が生活のすべてだった頃。わたしは読書する余裕もなく(読むのは育児雑誌と絵本だった)、何かを書くためのノートも買わず(メモ帳と家計簿があった)、自分の手帳も持っていなかった。「読むこと、書くこと」から遠ざかっていたあの頃。すべてを失くす必要はなかったのに、手帳は結婚する前日で途切れているし、本は棚に並べられ、ノートはほとんど箱に入れてしまった。。
ふと何かを書きたくなって、残っていたノートに言葉を並べてみたことはあると思う。それも数えるほどしかない。
いま、傍らにないと落ち着かない、手帳も携帯も、文庫本さえ持っていなかったあの頃。それらの重みと「じぶんの時間」について、仕事帰りのなかなか来ないバスを待ちながら考えていた。
Feb 07, 2008
ともだち
例えば仕事の帰りに「冬物最終バーゲン見に行こうよ」と誘われても、やっぱり断る。何年も着ているコートも古びたブーツも買い換えたいけれど、一日が終わりかける頃には疲れていて、まっすぐ家に帰りたい。「ご飯食べに行かない?」と誘ってくれても、やっぱり行けない。いつも体調がイマイチで一日の業務をどうにかこなしているわたしは、そうとうに友達づきあいの悪いひとだ。
「ごめんね」とあやまるたびに、ちょっぴりかなしい。
でも、今日は職場で知り合った友人と待ち合わせて食事をした。ふたりとも休みの日だったので予め手帳に書き込んでおいた。
出かける前は「ご飯食べたらクスリ、飲もう」と思うくらい体調は不安定だった。外は北風も強かった。でも、彼女と話しているうちに落ち着いてリラックスもして、結局、服用せずに帰ってきた。仕事なら、仕事、食事なら食事、と無理のないスケジュールならOK。そういうこともわかってくれるひとだった。いいともだちに恵まれたな~と思った。
