アーカイブ: 2007年8月

2007/08/31

Permalink 00:49:43, カテゴリ: 詩の歳時記, views: 741 Japanese (JP)

詩の歳時記ー6

駱駝には駱駝の時間雲の峰     朝吹英和

すべての言葉は
空と地の隙間に呑みこまれ
ひとの咽喉元は
ひりひりした言葉の痛みに耐えている
駱駝の背に揺られながら・・・・・・

2007/08/30

Permalink 11:19:55, カテゴリ: 詩の歳時記, views: 635 Japanese (JP)

詩の歳時記ー5


Photo by Kiri (神津島・五色浜)

耳をすませば石のこゑ秋のこゑ   鷹羽狩行

窓辺で遠い潮騒を聴いている
素足の裏がすこし痛い
テーブルの上に
小さな五色の石を並べて
物語を語りだすのを待っています。

永続的リンク

2007/08/29

Permalink 12:38:52, カテゴリ: 詩の歳時記, views: 601 Japanese (JP)

詩の歳時記ー4

黄泉路にて誕生石を拾ひけり   高屋窓秋

あの世への道すがら
十三月の誕生石を頂きました
一億年の彼方から吹いてくる風に
耳はふるふると鳴り
一夜の夢は覚めやらぬ

永続的リンク

2007/08/28

Permalink 15:13:41, カテゴリ: 詩の歳時記, views: 755 Japanese (JP)

詩の歳時記ー3

まだ咲いているのは夾竹桃のバカ   時実新子

旺盛な繁茂
夏はまだそこに咲き残っている
「バカ」と声をかければ
「バカ」と木霊がこたえる
大声ではなく 小声で・・・・・・

 *  *  *

「時実新子」は俳人ではなくて川柳作家ではあるが、このような作品も入れてみるのもおもしろいだろう。わたくし流の勝手な歳時記ですので、お見逃しくだされ。

2007/08/27

Permalink 14:11:36, カテゴリ: 詩の歳時記, views: 536 Japanese (JP)

詩の歳時記ー2

思ひ出すには泉が大き過ぎる   加倉井秋を

白鳥は老いてしまった
王子は襤褸をまとい泉に辿りついた
約束は果たされた。 さぁ。語り合おう。
思い出についてか?
それとも明日についてか?

永続的リンク
Permalink 02:23:07, カテゴリ: 詩の歳時記, views: 567 Japanese (JP)

詩の歳時記ー1

 

 よき木にはよき風通る地蔵盆   山本洋子

  
  この暑い季節を
  良い子で過ごせましたか?
  天のかあさまの声がします。
  童子は応えます。
  いつもボクが見えていましたか?

永続的リンク

2007/08/22

Permalink 19:23:28, カテゴリ: 日記, views: 707 Japanese (JP)

図書館への道すがら

 正直言うと、わたくしは図書館恐怖症です。なるべく行かないようにしています。何故かと言えば、図書館の本棚にある書籍を全部見ようと意気込んで、立ったり、かがみこんだり、を繰返しているうちに、脳貧血を起こしたからです。それ以来、必要なものしか見ない。本の予約はネットでしておく。

 それでも本は取りにいかなくてはならない。図書館の道すがら、何故かまだ田んぼが残っていて、こんな風景も見られる楽しみもある。農民詩人のY氏を思いながら。。。

 図書館を出ると、もう夕暮だった。

永続的リンク

2007/08/20

Permalink 16:35:21, カテゴリ: 日記, views: 898 Japanese (JP)

夏の名残り

 海へ行った方から、昨日頂いた貝のお土産です。黒曜石もまじっています。
 潮騒が耳にあふれる。。。

   

 これは、わたしの見つけた夏の絵葉書。誰にも出さないお便り。。。

2007/08/14

Permalink 15:31:46, カテゴリ: 日記, views: 887 Japanese (JP)

ああ。甲子園

 この季節になると、いつも思い出すことがある。亡父は公立高校の数学教師だった。その高校がまぐれ当たりみたいに、甲子園出場となった機会が、在職中に二度あった。父は柔道部の顧問兼コーチだったが、野球部の顧問ではない。なのに何故か父は選手たちの出場費用を調達する役割と、甲子園への出場選手たちの引率係となった。

 父が商店会のオヤジや、市の有力者たちの間をまわって資金の寄付をお願いする。母は祖父の絹織物会社から生地を頂いて、応援旗を縫う。さて大金を腹巻にしっかりとしまって、いざ出陣。テレビ中継を見ていたら、応援団長は祖父の馴染みの洋服店のオヤジ。旗・・・ううう、他校と比べるとあまりにも小さくて地味だった。もちろん一回戦でおわり。。。

 宿で用意された、試合前夜の選手たちのメニューは「ビフテキ」と「トンカツ」・・・つまり「敵に勝つ。」なのだ。あったかいねぇー。

 それでも商店会は帰ってきた選手たちを迎えて、市中パレードをやってくれた。選手たちは泣いていた。一体なんの涙か、複雑な思いだなぁ。あああ甲子園。

 ちなみに、我が愛娘が高校時代にはバスケット部にいたが、インター杯に出場できそうだという予想のもとで、母親たちはその計画にむけて、毎月出場費用の共同預金を開始。行けなかったので返金。残念ではあったけど、高校生のさまざまなスポーツ大会の出場資金というものは、どのようになっているのかと考える。今の時代にすべてが親の負担ともなれば、優勝校の親たちは「嬉しい悲鳴」となるだろう。

2007/08/11

Permalink 16:54:26, カテゴリ: 日記, views: 838 Japanese (JP)

新しい椅子

 何年ぶりかで、我が書斎に新しい椅子を買った。今は姿勢やら、からだへの負担やらが科学的に研究されていて、さまざまな椅子があります。それらはなんだかグロテスクな感じの椅子なので、可愛い(←無自覚です。わはは。)わたくしには似合わないと思いました(^^)。

 買ったのは、なんということのない椅子です。しかしグロテスクなのは本当はわたくしが長い間愛用しているデスクの方です。広さと頑丈さで決めただけの、会議用のデスク(^^)。お見せしなくても想像できるでしょ?

 

 この椅子が今までの椅子よりもいいのかどうかは、しばらく使ってみないと結果はでませんね。今までは、食卓にあるような普通の椅子、足台にお風呂用椅子を置いていました。わはは。今度の椅子はそれが不要となりました。めでたし。めでたし。我が新しき書斎へのささやかなプレゼント。

2007/08/10

Permalink 21:53:32, カテゴリ: 日記, views: 652 Japanese (JP)

日展100年

 書家である旧友から、国立新美術館にて「○○○会」の審査員兼出品者という書道展の案内状を頂いた。会場がまだ行ったことのない場所なので、そちらに興味が向いて、出掛けることにしました。

 同時期に「日展100年」をやっていましたので、そちらも覗いてみました。しかし、観る方々のマナーの悪さにはちょっと閉口。立ち止まって観ているだけのわたくしにぶつかってきた人は二人。女性グループの私語が騒がしい。こういう経験は今まではないので、少々驚きましたね。。。

 百年にわたり開催されてきた文展、帝展、新文展、そして日展の出品作の中から、物故作家に限定し、日本画、洋画、彫刻、工芸、書など、一七〇点の作品が展示されていました。


 (吉田博・瀬戸内海集 帆船 朝)


 (上村松園・花がたみ)

永続的リンク

2007/08/02

Permalink 14:33:20, カテゴリ: 日記, views: 2288 Japanese (JP)

ルドンの黒

 七月末日に「ルドンの黒」ってなぁに?と思いつつ、渋谷Bunkamura・ザ・ミュージアムに足を運びました。わたしのなかのルドンはこの「眼を閉じて」だったからです。

 どうやらそれは、ルドンという画家の画歴の前半に制作された木炭画とリトグラフからなる色彩のない作品群だったようです。この時期の「黒」の世界を中心にしたコレクション二百点の展示は、わたくしの予想をはるかに超えるものでした。

 「聖アントワーヌの誘惑」「悪の華」「ゴヤ頌」「聖ヨハネ黙示録」など、文学や神話に沿って描かれた作品の流れを観ていますと、文学と美術との幸福で残酷で幻想的な交感を、ただ羨望の眼差しで観ていました。反面では、内緒ですが「下手な絵ねぇ。。。」などとも思いつつ。ごめん。。。
 でも、わたくしが気に入った絵はその流れのそとで描かれたもののようでした。


 「若い娘・リトグラフ・一八八七年」


 「樹・リトグラフ・一八九二年」


 「聖アントワーヌの誘惑・第三集Ⅳ・・・わたしは孤独のうちに沈んだ。私はうしろの  木に住んでいたのだ。・・・一八九六年・リトグラフ」

こくりこ日記

高田昭子のb2evolution blogです。
吸殻山383番地の家に戻る。
中央1番地に戻る。

  • 最新 (キャッシュ)
  • 最新 (キャッシュされない)
2007年8月
<<  <   >  >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

検索

カテゴリ


いろいろ

このブログの配信 XML

What is RSS?

powered by
b2evolution