アーカイブ: 2008年7月

2008/07/26

Permalink 15:28:23, カテゴリ: 詩の歳時記, views: 846 Japanese (JP)

詩の歳時記ー200

百日草百日の花怠らず          遠藤梧逸

定められたいのちの時間
神々の配慮
ただ無口に生きてゆきましょう
星の微細な欠片ほどのわたくしが
ただいとほしい

  *  *  *

 この自己流の歳時記は昨年八月から始めました。一年間続けることを目標にして、わたくしは花や草木や風景などに出会いながら、その気分に合わせて毎日では無理ですから、目標を二百句と定めた次第です。とりあえず七月末をもって、その目標は達成できました。しかし最終に近づいたころには「三六五句を目指していらっしゃいますか?」というご質問を受けまして深く反省いたしました。

 暦に合わせて、きちんと用意してから始めるべきでした。そうでなければ「俳句」に対して失礼な行為ではなかったかと。。。さて、これをきちんと俳句暦にやり直すには、さらに最低一年はかかるでしょう。目下疲れ果てた弱い脳みそで考慮中です。来年の元旦までにきめることと致しませう。長らくお目汚しにお付合い下さいました方々に深くお礼申し上げます。

さてさて、まずは夏休みです。二十九日より不在です。

2008/07/25

Permalink 02:41:19, カテゴリ: 詩の歳時記, views: 680 Japanese (JP)

詩の歳時記ー199 

(Photo by K/H)

わたしくに浮力ありてふ蓮の花     高田昭子

夏の午後
まどろみのなかで
花にうまれた夢をみた
目覚めれば
水輪のような時間に包囲される

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2008/07/23

Permalink 14:15:53, カテゴリ: 詩の歳時記, views: 662 Japanese (JP)

詩の歳時記ー198

咲き満ちて天のかんざし百日紅       阿部みどり女

天の神様が
かんざしをお望みならば
百日の紅を生きませう
なめらかな木肌を
風が流れてゆく日々に

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2008/07/21

Permalink 21:24:27, カテゴリ: 詩の歳時記, views: 690 Japanese (JP)

詩の歳時記ー197

じゃんけんで負けて蛍に生まれたの       池田澄子

ぐう ちょき ぱあ
わずかな選択肢から
わたくしは幸福な蛍に生まれました
野川のほとり 猫につかまって
「にがい。」と言われるまでの運命でしたが

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2008/07/17

Permalink 18:39:40, カテゴリ: 詩の歳時記, views: 673 Japanese (JP)

詩の歳時記ー196

山桃の日陰と知らで通りけり      前田普羅

夏の午後
木陰づたいに歩いてゆく
うつむいて歩く癖が直らない
山桃の赤い実が落ちていた
見上げた樹の向こうにまぶしい空

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2008/07/14

Permalink 16:54:35, カテゴリ: 詩の歳時記, views: 617 Japanese (JP)

詩の歳時記ー195

ひと一人ゐて緑陰の入りがたき          飯島晴子

こちらに背を向けて
木陰のベンチにすわるひと
わたくしは初めの言葉がさがせない
耳には「悲歌」
風の音

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2008/07/12

Permalink 17:19:19, カテゴリ: 詩の歳時記, views: 624 Japanese (JP)

詩の歳時記ー194


 (Photo by Denden)

朝の虹消えて一ト雨半夏生       酒井黙禅

生まれる時が早すぎたのか
それとも・・・・・・
花ともいえず
葉ともいえず
ひっそりと雨後に揺れるもの

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2008/07/11

Permalink 01:23:46, カテゴリ: 詩の歳時記, views: 596 Japanese (JP)

詩の歳時記ー193

梅雨晴れや黄瀬戸にしみる信濃酒         高田昭子

雨の音がやむ夜
黄瀬戸の片口に
揺れる銀色の酒
呑みほしてみようか
一編の詩に幸あれと

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2008/07/09

Permalink 22:35:02, カテゴリ: 詩の歳時記, views: 624 Japanese (JP)

詩の歳時記ー192

学ならずもんじゃ焼いてる梅雨の路地        小沢信男

一人ではなにもできないのね
二人になれば 二つの自我
どうにもならない
梅雨の路地
行き暮れる

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2008/07/07

Permalink 22:23:13, カテゴリ: 詩の歳時記, views: 638 Japanese (JP)

詩の歳時記ー191

海原に銀漢の尾の触れてゐむ         西村和子

かつて詩人は書いた
虹の足が降りたった地と・・・・・・
海は気づいているだろうか
銀漢の尾が潮に濡れていることを
溺れる星たちを

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Permalink 21:52:17, カテゴリ: 詩の歳時記, views: 617 Japanese (JP)

詩の歳時記ー190

七夕の竹青天を乱し伐る         原裕

鬱蒼とした藪 星祭りの竹を伐る
倒された一本の竹が
青天を乱しながら
どうと地上に身を投げる
わずかに星の欠片を纏って

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2008/07/04

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詩の歳時記ー189

幾度か同じ蜘蛛ゐる夜は淋し       本田あふひ

昨夜窓辺にいた蜘蛛は
今夜はキッチンの天井の暗がりにいる
この夏の同居者となるのか
かそけき足音
手を止めて聴いていた

2008/07/03

Permalink 01:37:25, カテゴリ: 詩の歳時記, views: 647 Japanese (JP)

詩の歳時記ー188 

三日発車窓に白き夏の星         高田昭子

線路の先は透きとおる
そこから拡がる夜空を走る
星の遮断機
月の湖
陽が輝く朝の駅へ

*   *    *

わたくしの誕生日記念に

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