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2011/1/21(FRI)
ほとんどないことだが、 今日一日部屋から出なかった。 いつもなら 何もなくても理由をつけて ララガーデンあたりまで外の空気を吸いに行くのだが。
大きな風が吹いているのだろう 高い天井で 何枚ものタペストリーが解読されて * 書架と書架の間にしゃがむと 誰からも行方不明になれるから * 砂に半身埋まった乳母車は 波にあらわれながら 時おり首をひねって 錆びたスコップに話しかける * 生きることは 見たことのある光景に 息をのんで出くわすことだ * 人と人が 蔓のようにからんでほどけなくなった物語を ふるえる空に投函したあと * 木や花は 負傷すると 遺伝子の配置を 星座のように動かして
のような何行かのフレーズにピクン、反応する おれの距離感か 一篇全部載せないで 断片で スミマセン。 詩集「電話ボックスに降る雨」の 北川朱美さん。
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