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海岸日記


2005年9月

2005/9/27(tue)
このあいだから

紐の写真を何度か見たと思ったら、今日はリアルでも見てしまった。
利くかどうか全然知らないが、神にすがる思いで「不快害虫」用の薬をかけた。わたしがじゃない、おっとっとが。
「利くの?」と聞かれたが、知ったことか。おっ、パイプ・クリーナーが良いかも知れない。竹箒とそれらを彼に渡し、5メートルくらい離れる。それ以上は隣りの塀だ。
だが、おっとっとが出てくるまでの1〜2分の間に、逃げてしまった。道路に追い立てて、数件先の空き家まで、とはならなかったわけだ。
こうなるとわたしに理性なんてものは欠片もなくなる。
大声で(近所に聞えるように)、雑草が茂っているからこういうことになるのよ! と叫ぶ。ああ、いやだ! もう、いやだ! 死んだ方がましだ!
結果として、午後はふたりで雑草取り。芝刈りをしてほっとした人に、根きりして! 竹酢撒いて! 植木鉢運んで!
明日はガラス拭きよ!
今日は心底疲れた。食欲もない。

――「神にすがる」は、「藁にもすがる」だったなー。いまだ頭の中は沸騰している。この頭、花を植えるより、薬缶をかけたほうがよさそうだ!

2005/9/24(sat)
椅子カバー

古い椅子にカバーをかけて使っている。そのカバーが日焼けして…。
3年くらい前から作ろう作ろうと思ってきたが、生地を買いに行くという段階からして面倒くさい。でも荷物持ちが出来たので、思い切って重い腰を上げた。
綿100パーセントで12メートルというと、かなり重い。買っては来たものの、ああ面倒くさい面倒くさいぃぃぃ!
でも、待っていたら誰かが作ってくれるわけでもない。荒裁ちして、水通しして、アイロンかけて、裁つ。1日の体力使い切った感じ。四角い布をかけるだけにしとけば良かったなー。しかし、5,000円以上も材料費かかったのだ。ああ、面倒くさいなあ。面倒で面倒で、死んだほうがまし……とも思えなかったので、キャンバス地とまさに格闘した1日だった。
それにしても涼しくなりましたな。厭々ながら、取り掛かったのだもの。縫うのに3日はかかる。湿布代は2,000円ぐらいかかるだろう。悪くすると整形外科に行くはめになるかも知れない。こんな古い粗末な椅子たち、クッションたち、捨てて新しいのを買ったほうが安いのにね。だが、このチャチなところが、陋屋には相応しいのだ。
あ、カーテンも洗ったら縫い目が綻びてしまったのだった!
わたし、お裁縫嫌いなの。やりたくないの…。

2005/9/16(fri)
山帰来

カイヅカイブキにサンキライ(というらしい)が捲きついている。毎年のようにシルバー人材のおじいさんに要らないというのだけれど、じゃあ詰めておくよと言って完全には切ってくれない。いつのまにか生えて来たこれ、何かの薬になるとか、赤い実がつくとか。
でもね、側にあるのが南天で、下にあるのが万両と一両。赤い実だらけじゃないのさ。いずれもわたしが植えたわけじゃない。この辺りがもともと山なのだし、鳥の奴が排泄して行くし、台風の風の通路だし、仕方ないんだろうか。縁あってわが庭に根付いたのだから、同居もやむを得ないのか。
伐ってるぅぅぅぅぅぅ!
と思っていたら、実が生っていた。仕方ない。冬まで様子を見るとするか。
ふと振り返ると、黒い生き物が。熊ではありませんでしたけど。
ご近所のオーストラリアの人の犬。ふにゅふにゅと愛想がいいが、何しろデカイ。で、こいつ、自分の家にいると凄い剣幕で吼えるのです。どーして放すのよー!
とたん、植え込みから蝉が飛び立ち…。
ああ、ローンが終ったころから、やたら動植物が侵入しはじめた。えっ? 出て行けって言うの? 
何のためにローン払ったっていうの! 
土地の神様はローンという言葉を知らないらしい。そういえば、神様からはただ取りしたわけだ。

2005/9/14(wed)
車椅子

今日は恒例の(なんで高齢の、と出るのか)瀉血の日だった。なんかこの頃疲れ易いので、今日は貧血が高度で取れません、ってなことにならないかな。でもバッチリ取られ、しかも偏食を怒られた。なんだよ、瀉血するから栄養失調になるんだよ。
でも言い訳は通らなかった。そうめんとお茶漬けとお握りの日々は、血液検査の表の上に露呈してしまった。ついでにアイスの食べすぎもバレた。
400�媼茲襪醗貔�ふらつく。気持ち良く短時間で終わり、やったね来月まで自由だウキウキ…。
そうはならなかった。今日の医師はやたら大事をとる人で、外来に戻るのに車椅子に乗れと言う。あの、病院の中で車椅子に乗る恥ずかしさ! 家族に押して貰うのなら、パジャマなら、病人でござい…だけれど、医師や看護婦だと何だか照れる。重たいだろうなあとか思っちゃうのだ。先年、やはり検査後に載せられた時の恥ずかしさを思いだすと、とてもじゃないがOKできない。ただ、車椅子だとエレベーターが使えるのだが。
階段の端を確認しながら階下へ下りた。付き添ってくれる医師にしてみたら、車椅子の方がもしかしたら楽なのかも知れないが、わたくし、意識のあるうちは御免蒙ります。
ストレッチャーで運ばれるのも、死ぬほど恥ずかしい。どうして専用通路がないのかなあ。
だって、診察待ちの患者や付き添いがジロジロ見るもん。わたしだって、いつもジロジロ見てるもん。

2005/9/13(tue)
かかねばならぬ何事も

家一軒蒸し上げた日から少し経ち、成果が徐々に出てきて、
まだすこしねばっこい畳ながら、満足感がじわじわっと湧いてくる。
犬走りに10センチを超えるムカデがよろよろあるいていたので、現液の竹酢液をどばっ、有害害虫コロシ剤、ばさっ!
しろい甲羅のながむしになって、くるりくるりしていた。その時間二時間余。奴は強い。その奴をやっつけたのだぞよ、わたしは。わたしはつよいのだぞー♪
今回の成果。蜂2、ゾウリムシ2、家蚊1、キリギリス1、コオロギ1、ヤモリ1、ヤスデ2。
大収穫でありました。なむあみだぶつ。

2005/9/10(sat)
もうーーーーー!

昨日雑巾がけした本棚と壁の角に新しいくもの巣が…。
脚まで入れて1センチくらいの奴がいるのだよ、いるのだ!
このあたり、昨年蜘蛛が大発生したらしいが、我が家はそう大したことはなかった。それなのに!
どうしてー? どうしてー?
おりしもまた変な風だ。蜘蛛って、雨の前には家の中に入ってくるんだっけ?

2005/9/9(fri)
教えていただいたように

雑巾がけをせっせとした。手首にこたえたけれど、このまままた夜眠れないと困ると思って、せっせーとかけただよ〜♪
でもまだ臭い。そりゃ霧なんだから、いろんなところに入るわよね。歯ブラシから血圧計の袋まで綺麗にしたけれど、ん? 壁や天井のクロスはどうするんじゃ。
いやーっ! もう、いやっ!
15年くらい前にやった(そのときはムカデ対策だった)時は、煙だったような気がする。わたし、何か間違えたんだろうか。でも、ダニ・ヤスデ・ゴキブリ・ムカデって書いてある。9畳から12畳用を8畳+廊下に使って何が悪かろう!
ああ、頭の痛いことだ。
不貞腐れて梨を剥いて、メールを見る。もう、迷惑メールばっかり。これを消すために何度もパソコンをあけているのだ。
シャキッ! あっ! キイボードと画面に果汁がっ!
キイボードは濡れ布巾できれいになったけれど、画面は傷になったのかしらん、取れない。
もう、いやぁぁぁぁぁっ!

2005/9/8(thu)
タイフーンのバカチン

窓はしっかり閉めて、カーテンは二重に閉めた。それなのに、部屋の南側に細かい葉っぱの屑が入り込んでいた。ついでに、ハムシもヤスデも蜘蛛も、イモリまでも。
キミたちィ、安全な場所に避難したとでも思っているのかね、キィィィィィィ!
奥歯をかみ締めて燻蒸剤を買ってきて、ブシュー。苦しいだろう、キミタチ。判断を誤ったキミタチ。不幸だねえ。イヒヒヒヒ…。
悪魔は美容院の椅子でいびきをかいていたのであった。ゴールドブラウンにして…。いや、もう普通ではない「ゴールド」の響きだった。
イヒヒヒヒヒヒ、死んでるかな。ちょっとねばつくこの床は、ウンカとダニの死骸で埋め尽くされているのかな。蜘蛛もヤスデも出ておいで。動けないだろう、キミタチ。馬鹿なキミタチ、ウシシシシシ♪
しかし、目がまわる臭いだな。食べても飲んでも気持悪いな。薬、強すぎたかな。南無阿弥陀仏、みなさん、さよなら。
家を死んだ虫たちの葬場に貸して、庭を掃いた。溝をさらった。くたくたになった。
今頃ブッシュも、ハリケーンは戦争よりも手に負えない、と思っていることだろう。


2005/9/6(tue)
格別大きな台風なのに

家族が出張やら遊びやらでウロウロしている。したがって、わたしは連絡基地となる。
久しぶりの自由な時間だ。だというのに、テレビの台風ニュースに釘付けになっている。
沖縄や九州は毎度のことなのだから、お気の毒としか言いようがない。どうぞみなさんご無事で!

2005/9/2(fri)
残暑きびしき折から…

ジョン・アーヴィングの『サーカスの息子』を読み終えた。ああ面白かった!
夏はこういう荒唐無稽な物語がいいな。わたしはもともとストーリィに惹かれる性質だと思う。美しい文章を舐めるように味わうという嗜好に乏しい。荒削りな、野性的なものが好きだ。かといって、アウト・ドアが好きってわけでもないし、動植物が好きなわけではない。ただ、そういう物が身の回りにあるというに過ぎない。
これはどういうことだ、これからどうなるのか…。関心はそこにある。
それって、美しくないなあ。でも、好きだなあ。
『サーカスの息子』は「老いたる国」・インドでの話だ。実にダイナミックな命の物語だ。町田康好きにはお勧め、ね。
インドついでに、『罪の文化』小谷汪之にとりかかる。
まあ、そこには内容的な関連とか関心はない。少しインドの地名に馴れたというのが理由だ。ただ、「罪」という言葉には引っ掛かりがあるので、買ってあった。わはは…と読み飛ばす類の本ではないので、少し慎重になる。ジョン・アーヴィングで受けた暴力の、治癒をめざすことになるだろうか。



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