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2004年12月

2004/12/18(sat)
歌曲
W.H.Audenの詩にベンジャミン・ブリテンが曲をつけたすてきな歌曲を購入し、ここしばらく夢中になって聞いているのだが、そのなかのon this island のnocturneという曲の原詩が見つからない。詩集にあるそのタイトルの詩とは違うのです。どなたか教えてください。これがすばらしくよく、私は忘年会などの二次会で歌うカラオケ野郎たちとの差別化をはかるために、この歌を年末までに覚えようという殊勝な覚悟で聴いている次第。耳が悪くて、原詩がどうしても必要なわけです。


灰皿ネットの「知識人」のご隣人たちならご存知のかたもと思い質問の筆をとりました。
(当方68歳のオデン好きな老人です)

2004/12/10(fri)
冬の当直
最近読んだ本では「北村太郎を探して」(北冬社)が印象に残っている。清水哲男さんの講演や志郎康さんの文章も掲載されている。

北村太郎という人もその詩もちょっと不思議な感じがする。なにかお化けのような感じ。戦後詩のお化け、日常のお化け。過剰と平凡さのお化け。

時はけして止まらないしオイルも切れる
あしたは婆だぜ過ぎてゆく老いる


こんな語呂合わせを平気で考えるとはやっぱりおかしいよな。

2004/12/7(tue)
欠席・休講
今日は「出前授業」なるもので、町田市のある中学校に出向き、三年生のクラスで授業をした。真摯な中学生の眼に疲れて、都立大の夜の聴講をやめた。M先生にその旨のメールを出したところ、Mさんも風邪で休むということだった。よかったね。


中学での授業は「詩を読もう・詩を書こう」というもの。
読んだのは谷川俊太郎の次の詩。


どきん


さわってみようかな   つるつる
おしてみようかな   ゆらゆら
もすこしおそうかなあ  ぐらぐら
もいちどおそうかあ   がらがら
たおれちゃったよなあ   えへへ
いんりょくかんじるねえ  みしみし
ちきゅうはまわってるう   ぐいぐい
かぜもふいているよお    そよそよ
あるきはじめるかあ    ひたひた
だれかがふりむいた!  どきん


これは今書き写していると馬鹿馬鹿しくなるほどつまらない詩である。しかし声にしてみんなで読んだときは素晴らしかった。

クラスの半分に左側を読ませ、右半分にオノマトペめいたパートを読ませたのだった。これはちょっと面白かった。喚声・歓声が進路選択に疲れている中学の3年生から湧きあがったのだから。

2004/12/6(mon)
貝のおごり
砂のつぶやき
貝のおごり
われわれの生存も後悔も
ただ単純なあやまち
「償われた者の伝記のために」より  稲川方人

そうだったのかと砂はつぶやき、いや、にもかかわずと貝はおごる。償われざる者は「単純なあやまち」の意味を深く噛み締めよ。

2004/12/5(sun)
Chaplinesque
ハート・クレインの詩。

次のような一節、

「辛抱強い順応をする

なぜなら、ぼくらはまだ世界を愛することもできるから」

泣き笑いながら、チャプリンのように、彼が扮するホームレスのように「世界を愛すること」。


2004/12/4(sat)
人は米を食っている

人にはまた
人を食いに来る人や人を食いに出かける人もある
(山之口 獏  「世はさまざま」より)

2004/12/3(fri)
もう師走だけど
e.e.cummings

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