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ぺこ日記


2005年4月

2005/4/25(mon)
春の生き物、人、犬、花・・・。

200円でこのブルー飛びついて名前は?えへ、写真に撮らなかった
本当に腰痛などと言ってられないので、痛みをだましだまし大きな鉢と、殆ど相撲をしているみたいなことをやっていた。
大きな鉢は買った土がすぐなくなるし、そうすると園芸店へ行かなきゃいけないし、雨っぽいしなー。

で、去年植えたものを点検。深いテラコッタの鉢は絶対駄目。そして、西日よけにミズゴケを置いたのも大失敗。
一本はしおれて、一本は枯れていた。葉まで展開しかかっているのに。
桜だ。芽らしきところをパキパキと折って、原因を考える。
今でも考えている。
もう、一本買うにしてもだ。
生きてて欲しい。
花が咲くまで大きくなって、お花見をさせて欲しい。
それが20年後でもいい。
空になった鉢を見ながら、やや失意の底近くにいた夕暮れでした。
ちゃんちゃん。
(でもね、緑が増えるのっていいよー。)

2005/4/24(sun)
最近のこと。

ユキヤナギの子房です。始めて見た。
コンビニでいちご練乳を買っていて犬がいるので、店の前で待っていたら、知らないおばさんが声をかけてきた。
いつもカメラを持って写真を撮っているけど「仕事なの?お家は○○さんのとこよね。」

わたしは、おおように答えるが、こういう人が大嫌いだ。
だいいち不躾ではないか。「頭が悪い。」という評価のもとで、一刀両断にする。


退職をしたことで、社会とのかかわりはごく減った。
わたしが今作り出している世間は、椿屋敷の二代目だったり、花の好きなソフィアローレンさんや、山野草を自家栽培しているお店の人やメキシコの木立ダリアを咲かせる花屋さんだったりする。エリックドルフィーが好きなSEさんのお母さんにまで、椿熱はおよび、友人のお坊さんも、最近椿に懲りだした。


花屋さんの奥さんは、自分の気に入った椿ばかりをご主人が仕入れる・・・・とぼやき、息子さんはにこにこして「親父はほんと好きなんですよ」という。仕事の切れ目が縁の切れ目。およそその方がいいと、最近は思うようになった。長い付き合いの友人は、ちゃんと節目、節目でかかわってくる。


コンビニから帰ってくる途中、お隣のおじいさんにあった。
植木鉢をいじっていると、また散歩に行こうとセナが泣く。好きで買った緑だが最近は腰痛気味だ。
あんまり煩いので「男の子は泣いちゃいけないという、法律ができたのだ。小泉はひどいねー」などと喋りつつ作業する。


実際セナは虐待されている。神社の散歩もできないのだ。針供養はしても犬は駄目。狭量な神様だ。それに厄年を増やしてるようだと、お友達のおじさん。
最近は大きくなってきてるのも不気味だ。
腰痛で作業を中断していたら、お隣の月下美人のおじいさんが「これからは椿に毛虫がつくから、気をつけな。」と言ってきた。
もうひとりのおじさんは、芽の出た生姜を持ってきて植木鉢に丁寧に植えた。
休みの日がのどかなのはいいなぁ。
最近セナとわたしは、セナの耳掃除に凝っている。

2005/4/16(sat)
御衣黄(ぎょいこう)のこと


御衣黄(ぎょいこう)といわれるサクラが近所にある。
昨年発見した時は、熱にでも浮かされたようになって日参した。耳の遠いお婆さんが主で、話すとお爺さんが50年前のある日、植えたのだそうだ。
こんなになるとは驚いた。
庭の奥にひっそりあるので、もったいないからいつでも見に来てください。
去年一枝戴いたのは、ちゃんとついてペットボトルに入っている。饅頭を二個持って報告に行った。固辞していたが、おじいさんと二人分というと喜んで受け取ってくれた。
ジュニアができたと、おばあさんは喜んでいる。
去年と同じように、おばあさんは亡くなったおじいさんの話をする。
毎年おばあさんの暦は、この時期から始まるのかもしれない。
おじいさんとの暦が回りだすのだ。

2005/4/15(fri)
すさまじい勢いで、植え替して!!

昨日の朝日。すさまじい勢いで、植え替えや植栽や種まきをやっています。
チョウジソウが出てこないのは、種がやっぱり未熟だったからとか、発芽の条件など理科の初歩的なところはかなりぶっとんでいまして、どうして今更でてくるの?みたいなのもあります。
22℃というだいたいの発芽温度が、このところ満たされてきたということなんだね。
しかし双葉の状態だから、今のところ出ているものの名前がわからない(爆)毎日プランターの前でうん○座りをして、芽をみつめています。
でも、上手くいったらクリンソウやツリガネンンジンだったりして。
続々と、園芸やさんから届いた苗も植えています。
植えた状態をイメージせずに、あれとこれをみたいな感じです。今年は真夏の、高原を目指すのです。ヤナギラン、クガイソウ、レイジンソウがを咲かせる予定。


今の季節は年越しをしたエンレイソウ、シラネアオイ、ニリンソウ、カタクリと楽しみです。
そして、その後はウツギ、アジサイ(シチダンカや)レンゲショウマ、タネをとっておいたイセナデシコ、エンビセンノウ。

これらをすべて、プランタンでやる。(爆)木は木で、鉢植え。
だから家の周りを植木鉢が、要塞のように並び囲んでいます。
でも、これはこれで評判がよく、買い物の帰りに一息いれながら見ている人も結構いるんですね。
どうして女性が、多いのかはわかりませんが。


まぁ、張り切っているわけですが、ツバキの方も頑張って(為丸式はおいといて)発注しました。以前もツバキを九州から取り寄せたのですが、10本単位で、一万円以上でないと困ると言われて「生産組合」だもんねー。そうよねーと、思った次第。最近は、本を見たりすることで余裕ができ、一本単位のところを見つけました。仲介を通さないと、結構安くもなるのです。とはいえ商品が未着なので、なんとも言えませんが、一万円なんていう、金額もすぐなのでした。


ところで先日、こういうことがありました。オークションで「黒侘助実生」というタイトルのものがあり、落札しました。来たのは藪椿でした。黒侘助実生から黒侘助が、出る確率は少ないわけで「黒侘助実生」という表記にはとても問題があります。でも、知らない人は「黒侘助実生」だったら黒侘助だと思うでしょうし、届いた藪椿を黒侘助だと思ってしまうかもしれません。出品者はわたしに「黒侘助実生」だからいいのだと主張しましたが、品物を返品することで決着がつきました。
先方は植木屋さんでしたが、こんなことされると混乱のもとになる旨を伝えると「藪椿だって、実生は実生だ」そして、返品しなくていい」なんて言い出す始末。
」とても不快感を持ちました。


さもあれ、草木は伸びていきます。緑はとてもよいものです。ナルコユリも出てきてたし、「農民らしい手」(友人言)でこの月いっぱいをすごします。

2005/4/10(sun)
ああ、とうとう!(反省・・・)

ツバキ三種、左から「不明」「桃源」「袖隠し」スターに相応しく、みんな大振りです。
天気が良くお花見日和。
わたしは、とてもいっぱいっぱい働きました。
植え替え植え替え。土運び。
まだタネがいっぱいあるよー。タネツケバナの時期に、種まきをすればよかったのかなぁ。
どろどろになって洗濯も全部、終わりにしてからカメラを持ち出しました。


駅の方に行く。すると、こんなところに大輪のツバキ。
お留守のようだったので、わたしはそのお宅の庭に入ってしまいました。
すると「ちょっと、何よ。あんた・・・」


「・・・・!」
見つかってしまった。
必死で事情を話しました。お詫びなのですが。
すると、その奥さまは言いました。
「もしかしてあの○○さんちの隣の、植木鉢がいっぱいある家の人?」
「はい」
「あ、そう。じゃあ許してあげる。いつも綺麗だから。わたしもツバキ好きだし・・・」


感涙です。
もう、お詫びにツバキあげちゃった!

2005/4/9(sat)
サクラ・さくら・桜の日でした。

世の中は花見です。犬の散歩をしていて、「焼肉」の匂いにお腹がなりました。いいなー。犬が入ってはいけないという神社に、早朝犬と行きました。
朝の6時には、社務所に誰かいたとしてもOkです。桜をゆっくり見て、ベニバナトチの木の蕾の確認までして帰ってきました。


一昨日から園芸用の土を切らしています。そして今日また、北米原産のフランクリニア アラタマハ(Fanklinia alatamaha)の枝が折られていました。
7本もの枝を切られ、おまけに買ったなかりのヒメコブシも折られてはたまったものではありません。一瞬、被害届けを出してやる!と思いました。
どう考えても、大人の仕業。
猜疑心がつのってしまいます。
というのは家の前のゴルフ場の解体があって、人の流れも変っているからです。


昼には気を取り直し、カメラを下げて犬と散歩。
あっらー。
そこには、いつもと全然違う風景がありました。
つまり「お花見」
パラソルやビニール・シートや焼肉セットやあれやこれやの人だかり。。
そして、それを見ているギャラリーもいます。お婆さんや車椅子の(多分、老人ホームの人)がギャラリー。
他に子供たちがちょっと離れたところで(親が酔っているので) キャッチボール。
いつもなら、犬の集会場です。しかし犬がいない。
わたし(たち)はすみっこを、通り抜けて小さな公園に行きました。


午後はホームセンターでした。土を買うのにいつも抵抗があるのですが、普通の土は水はけが悪いと思い知らされた。
いろいろ見ていると2メートルものシダレザクラが、売約済みになっていて、それを見ていたら俄然欲しくなった。もう一本もないと言われて、帰ってきてからも「シダレザクラだ!」と、ネットで探すというサクラばかりの日となりました。
*お水を撒いていたら、お婆ちゃんが「いつも楽しませてもらっていますよ。変った花も多いから」だって!。

2005/4/8(fri)
ピリスとイーデスハンソン

シラネアオイ。今年買ったのですが、もう咲きました。昨夜は、スピーカーを見に友人が来ました。
ピリスのシューベルトを聴いていたのですが、ピリスはすごく年をとった感じの写真になっていました。
誰かに似ている。
「イーデス・ハンソンかロザンナだ」と、わたしは言った。
イーデス・ハンソンは昔よくTVのプロレスの中継を見ていると、リングの側の席で熱心に見ていました。
ふと、ピリスはプロレスが、好きだろうか?などと思いました。


今朝は、起きたとたん植木と格闘です。
バイカツツジなのだけど、一本のはずなのに二束あって、分けようとしたら、根がつながっていたのです。
切ったけどつくだろうか。
土も大分落ちてしまったのだ。
ついてくれー。
一緒に「美保の関」という、赤がきれいなつばきも植え替え。なんだかんだで、植木用の土がなくなってしまった。
ホームセンターの配送は、土曜日はいっぱいで水曜日になってしまいました。
「アジサイ」はどうしよう?
思案しつつ、水をあげていたら「すみません」「は?」「これ、トケイソウですか?」「クレマチスです」「へー」


家の回りのプランターは、あまり綺麗なものが植わっているわけではない。薬草園の管理人さんと、一緒にタネを採った「草」が植わっている。
ミシマサイコやチョウジソウやハナスゲ・・・・。
絶滅危惧種のタヌキマメはまだ出てこない。
クリンソウとツリガネニンジンが、出てきたら万々歳だ。
先日薬草園に行ったら、タイはどうした?と訊かれた。
そして、今年は冬が寒かったからまだ出てこないよと言われました。

2005/4/7(thu)
ぅ、ぅ、う。感涙。

この花の名前は知りません。どなたか、教えてください。新しいスピーカーで、館野泉を聴いた。座っても、横になっても、離れても、それはちゃんとグランドピアノの音だった。
前のスピーカーの音は、殆どアップライトだったのだ。
棺おけに入れてくれ!と思った。
館野泉は同級生でピアノ教室をやっているMちゃんの好みだが、わたしも結構好きなのだ。
高校でわたし達は、猫のようにじゃれあっていた。
今は猫のように、他人をひっかくおばさんになってしまった。
お茶の○にあった「丘」とか「田園」のような名曲喫茶は、わたしが知ったときにはさっさとなくなっていたが、M大に通っていた彼女のお兄さんは足しげく通っていたらしい。「家は代々、M大なの」と彼女はいう。
他人のお兄さんにあこがれる年齢だったわたしが、ちょっと引いたのは、このお兄さんの希望がおまわりさんになることだった。
どうも、岡引の方が人情家のような気がするのだ。


話がとぶが、館野泉を聴いていて「今度はマーラーを聴いてやろう。」と思った。
苦手だったのが好きになるかも知れない。そういうものに、うつつを抜かせたら幸福だと思う。
そういえばC大卒の建築家で、うつつを抜かして200万もする古いタンノイを買った知人がいる。
彼はしょっちゅう金に困っていた。
最後にあって蕎麦屋で蕎麦を奢った時、お酒と板わさをつけなければ通ではないと注文をした。
通をどうのというような、味の蕎麦屋ではない。
損をしたような気がして、そこまでうつつを抜かしてはいけないと思った。

みどりのゆびと、赤いゆび。

ちょっと早かったけれど、咲き始めていました。ライラック。リラ。わたしは、ムラサキハシドイという名も好きです。母は園芸家としては、かなり腕がいい人だった。
バラもランもご近所が手を出す前に、さっさと栽培していた。
カトレアに至っては唖然とした。
本人に言わせれば、ご近所のサクラソウは、もともと母が妹から分けてもらい普及させたのだという。
時々は夫婦喧嘩のタネにもなったが、温室もさっさと作ってしまった。
ランのためにわたしのヒーターまで奪われたことがあった。温室のヒーターが壊れた時だ。
つくかどうか根が怪しい植物が、母に頼むと必ずついた。さながら「緑のゆび」の人だった。


その娘はというと全然駄目
先日、公園でツバキの枝を拝借していたら、知人のおばさまに会った。「しまった」と思ったが、もう遅い。つつーっと寄ってきた彼女は、「そういうのだったら、団地の方があるわよ。」


それで、図にのったわけではないが、そのあと廃屋の垣根の枝を取ろうとして、間違って花鋏で自分の指を切った。
買ったばかりの花鋏だった。
指の腹を切り落としかけたのだ。いまどきの子供が、ナイフを使えないのと一緒だ。
今ではUの字にくっついているが、その時は血がぽたぽたと落ち、どうしていいかわからなかった。
そして滴らせながら、駅まで行こうと思った。薬局も病院も駅のそばにある。
頭のなかでは医者にするか、バンドエイドにするか迷っていたのだ。途中、血をなめた。すると余計出てくる。「止血だ!」なんでこういうことが、思い浮かばないのだろうか?
なんとなれば、わたしは「救命救急士」の資格も取ったではないか。(二時間くらいの講習だが。)
指の血管を押さえ、ティッシュでくるんだ。すると駅までさすらう前に、血が止まった。
血がたれている時は途方にくれていたが、止まれば家に帰って、マキロンで消毒し・・・・と考えられる。情け無いねえ。


今日は美容院から帰ってきたら楽しみにしていた、北米原産のフランクリニア アラタマハという(Franklinia alatamaha)ちょっと珍しいツバキの枝が3本も折られていた。http://www.bartramsgarden.org/franklinia/。そしてわたしは、半狂乱の頭で叫んだ。「ばかやろーっ!」
回収した枝は、絶対挿し木にしよう。
わたしの家は、今や園芸ファクトリーなのだ。ふん!

2005/4/6(wed)
喘息がやばいので、

キクザキイチゲっぽいけど、これは外来種。昨年はポットに二杯買ったが、半分になってしまった。花屋さんに入荷を訊いたら、今年は入れたいのに入らないと。
昨日から喘息気味。
なんでだろう?
タイ行きのためと言って、クスリは余分に出してもらった。でもクスリを飲んでも少し苦しい。
寝不足かもしれない。
植え替え頑張りすぎとか。

セナが朝ごはんを食べないので、手ずから食べさせる。
この犬は、人間のものを食べたがっている。だからしばしばストライキをする。
ドッグフードをあげると不服そうな顔をしたり、「えーっ」とか「な、なんでよ?」みたいな顔をする。
いつか、犬は笑うと母に話したらそんなの知らないという。でも確かに相好をくずしたり、ほくそえんだりするのだ。

今日も何度も部屋に誘いに来るが、寝てなさいというとそのヘンはわかる。夜型犬である。
わたしは、とにかく寝なくてはいけない。
昨日、買った館野泉のCDを聴きたいのだが寝る。

*昨日、靖国神社のサイバー攻撃があるというので、サイトを開こうとしたが、開かなかった。

セナはもうじき坊主になる。

イカリソウは人気がある。具合が悪くても、少々のことなら犬の散歩はしなければいけない。
近くの神社にサクラを見に行ったら「犬は困ります。図図しい人がいっぱい居て困るんです。」
なんという断り方だと思っていたら、「すみませんね。いい写真を撮ろうとしてたのに。」
「・・・・」偉そうな神様に絶句。


世間はサクラが咲くとすぐにスィッチがきりかわり、ツバキのことなんか忘れてしまう。それでも団地に行けば、気になっていたツバキの蕾が開いている。
ツバキは4月まで、楽しめるのだ。
五月みたいな陽気に汗がでて、犬も苦しげの真夏日。
帰宅したあと犬に、砕いた氷をあげた。
天気予報で夜から、天気が崩れるという。
喘息は、それかも知れない。
夏の暑さを考えると、犬との暮らしも大変そうだな。
セナはもうじきカリアゲになる。

2005/4/5(tue)
植え替え、植え替え。

遅い椿は大輪が多い。鉢を買ってきて、植え替えたのを棚に並べる。
狭いので、家の前にもツバキやリキュウバイやウバユリやいろいろ並べてある。
プランターもどさっと。
犬とホームセンターにも行き、かなり頑張っていたらソフィア・ローレンさんが来た。
「ぺこちゃ〜ん」と覗き込む。
藍染のメダカの火鉢(オオガハス用だった)を、外に出し摘んだ花をいれておいたりして、まあそこだけは気に行っている。

ソフィア・ローレンさんも、なかなかの園芸家で「ミヤコワスレとハナイカダっていいなぁって思ったの」なんて言う。
いろいろ話をしているうちに、わたしが履いている靴が左右違うことに気がついた。
黒と白のスニーカー。
セナが追いかけるので慌てて履いた。
なんて、間抜けだろう。
笑っていたら「すみませーん」の声。
「はーい」と出て行くと、「この花売っているんですか?」

ソフィア・ローレンさんが、すかさず「面白い」だって。

2005/4/4(mon)
「明日はサクラが咲くね。」

ソメイヨシノ。春はこれから加速してゆく。母から電話がかかってくる。おばあちゃんが作った、お彼岸の大きなおはぎがおいしかったことなどを話していて、クコの芽を油揚と煮たり、ご飯に入れるとおいしいという話を聞いた。
おばあちゃんが作ったのだそうだ。
ウコギ飯もおいしいらしいが、クコねえ。
春の木の芽はやわらかい。
ウコギは活け込みなどになっている家を見たが、こちらにはない。クコも少ししか見ない。
だんごを作ろうとしても、ヨモギはどんどん大きくなるし成長の速度の問題がありそうだ。

戦後の新興住宅地に住むということは、前の代から受け継ぐ文化がなかったということだ。
女系家族という色彩の強い祖母の家では、不幸があるとみんなすさまじく泣いた。
だから、母もよく泣くのだ。
「やっと4ヶ月たった。そういう風に考えられるようになったの。」
「明日はサクラが咲くね。」
時薬(ときぐすり)の効果だ。

2005/4/3(sun)
椿は食べられないわよ。。。

ユスラウメ愛らしい花と赤い実がつきます。虫の季節になりました。
母の具合が好転してきた。吸入の回数も減って6時間くらいの睡眠が取れるようになったという。
母はわたしの、挿し木フェチを一番気にしている。タイ行きの話しで、去年、母のもとへ運び込んだペットボトルの量で参ったらしい。「そんなに面倒見られない。」涙にくれて母は言った。

タイ行きの話しがつぶれたのが2月。椿万歳の時だった。
それから、わたしは貧乏な足立瞳子みたいになった。この人は日本椿協会の会長らしいが、お父さんが椿のコレクターでいっぱい相続したらしい。

とまれペット・ボトルの森が、部屋のなかにある。
それをからかって「椿は食べられないよ」と、母が言ってきたのだ。
機嫌がよさそうなのは、嬉しいことだ。

樹をどうするか?小さい鉢をどうするか?
まぁ。みんな悩んでいたら「おまわり」が来た。
鉢をひっこめろという子供の通報だって・・・・ありえないじゃん。
どんな子供だ!!
*いつも検挙率2割、という数字の悪さを思うのです。
今月は「検挙率低くて、えろおすんません」とか言って来い。

アンプがきたぞー。

明日の予定だったのが、九時ころきました。
繋いで聴くともうもう、すっごーく良かったのです。

2005/4/2(sat)
不機嫌な土曜日。

利休が愛したという、リキュウバイ咲き出しました。昨夜は友人が来て、楽しかった。
昼間に節制して、ケーキも食べた。
最近は、紅茶派でフォションのを飲み始めた。
友人は部屋に入るとき、タンノイの方を見てにこっとした。彼は電気店に、勤めていたことがあったから「違いがわかる」のだ。多分(笑)
アンプがまだなので、ごくごくいい音というわけにはいかないが大きな音を鳴らすと、部屋が鳴っていた。
「レンガ」いるね。
「それがいいね」
スピーカーに家が共鳴してたのだ。
早く、アンプこーいっ!

さて、今日はセナとC大に行った。
思いがけなく、ホップの芽を見ることが出来た。
花の時で無い普段の顔って、案外知らないのだね。
ごそごそしてるのはいつものことだけど、芽ぶきというのは楽しい。やあやあ、元気だったねー。


<b>がっ!ここで近所のおじさん登場。
おじさんは連日の仕事疲れで、不機嫌きわまりなかった。
逃げていたら、蛙がニ匹死んでいた。おじさんは「蝦蟇」だと言った。「蝦蟇も大きいね」
ぐったりした蛙を見たら、余計ぐったりした。

2005/4/1(fri)
四月になったら彼女は。

春の緑を楽しむように、後足で草を蹴ります。十八歳のセナは童顔なんだと思います。種から芽が出だしました。でも何を蒔いたか思い出せない。(爆)雨の日に軒下で、雫がいっぱい入って駄目になったプランターを動かしたら、よけいごちゃごちゃになりました。
種はまだ撒き終わりません。
最初の頃は喜んで「農民になりたーい」とほざいていましたが、実は園芸家のつもりだった。
今はと言いますと、ツメも黒くなり鋏で指を切ったりもして、園芸家も大分失格です。


置く場所もないのに、ヤマザクラを買おうとか・・・・・。
で、今日は「ウバユリ」絶滅危惧種「タヌキマメ」を植えました。
そして、ご近所の方から初めて声をかけられて「お宅はどこで苗を買ってるの?変わってるね」と聞かれました。
たしかに、椿もヘンかも知れない。



「園芸家12ヶ月」というチャペックの本は、とてもおもしろい。水を出すたび詰まったりうねったりする、ホースに振り回されるのは、まさしく「園芸家」。一年生は、今、肥料の配分で悩んでいます。


「ぺこちゃんのとこ、どうするの?扶養家族がいっぱいで
・・・。」なんていわれるけど。
時々、仕事みたいな気もしてきますが、でもねフェチって素敵だよね。ね、為丸さんっ!


付記、バジル、ロケット菜、カワラナデシコ、アサガオの種が2袋、ユウガオもあって・・・。



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