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明川さんが 語った ランボー。 |
2010/9/7(火) 13:10:08 |
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詩人の中には フランス文学者が多くて ランボーを敬愛するひとが多いように見受けられる。 ランボーについて 講演するのを 何度か拝聴したことはあるが その講演を聞いて 特に ランボーについて どうこう という 興味は湧いてはこなかった。 ランボーを敬愛する ということは 敬愛するがあまり ランボーについての悪いことは言わない。 あえて 言わないのかなぁ・・・そうだろうなぁ・・・好きなんだから 悪いことは言わないよなぁ・・・と 思っていた。
ところが。 このたび ランボーの話を聞いて はじめて ランボーについて 興味をそそられた。 好き というのではなく 研究者ならば その詩人についての あらゆることを 網羅できるだろう。 (まぁ 研究する とは 好き の裏返しか?) 自作詩朗読会「ことづて」で聴いた 明川さんの語る ランボーは おもしろかった。
アルチュー・ランボー というから アルチューって アル中(アルコール中毒)のことかと思った。そうではない。 ランボーのフルネームだった。 フルネームで聞いたのは 初めてだった。 1851年生まれ。150年以上も前のお話である。 詩を書いたのは 15歳〜19歳。 わずか4年間に書いた詩が 世界の人を魅了する。 なんという才能。 父は家を出 母ひとりで 4人の子供を育てた という。 母は むちを 持っていて とても厳しいひとだったらしい。
ランボーは 17〜18歳の頃 たびたび 家出を繰り返した。 当時 フランスの詩の世界の巨匠だったベルレーヌに好まれる。 (どうやら ホモの関係だったらしい)
成人してからは 貿易商をして生計をたてていた。 のちに 病にかかり 両足切断の憂き目をみ 妹に 看取られながら 31歳?で 他界したようだ。 生涯 結婚はしなかった。
最後に 明川さんは ご自分の訳で ランボーの「酔っ払い船」を朗読された。 言葉の意味を考えず ただ 言葉の海を泳いでくれ。 これが ランボーの望みだったらしい。
朝日新聞で 若い人の お悩み相談をしていらっしゃる明川さん。 若き日のランボーが 自分に向けて お悩み相談の手紙をよこした形で ランボーについて語られた。 とても おもしろく 聞くことが できた。
8月22日に聞いたことなので なんせ記憶がぁ・・・・。 すぐに書けばいいのに なかなか そうもいきません。 違った部分があれば 教えてくださいませ。
偉大なひとは どこか尋常でなくて だから偉大になれるのかな? なんて。 詩の世界は 芸能界と どことなく似ている。 普通でないことが 重宝されるようだ。 普通を愛する私は 偉大にはなれないかい? 偉大を目指すこと自体 だいそれたことだよね。
まぁ マイペースで オーソドックスに ちょこりちょこりと がんばりまっす!
^^。
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