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Minami-hatoba_1(Shirouyasu_Suzuki)
2005-01-26
クロークでのこと。
大したことじゃないんですけど、昨日、東京芸術劇場中ホールで、クロークにコートと鞄を預けて、トイレから戻ったら切符をコートのポケットに入れたままだったのに気が付き、コートを出して貰って椅子の番号を見て席を探した。それから、20分の休憩で、飴が舐めたくなって、預けた鞄のを出して貰って、飴を取り出して舐めながら後半三幕目を見始めた。そして、終演後、4列に並んで五人目でコートと鞄を返して貰った。こんなに頻繁にクロークを往復したのは今までにないことだった。ちなみに飴は「ティカロ」という「のどスーッとひんやりさわやか キシリクリスタル 冷たいキシリ層をサンド ミントのど飴 すっきりミルク、さわやかミント 厳選21種のハーブ」の「シュガーレス」と謳われるもの。謳われるといえば、「火山灰地」のチラシの表に「現代に甦る久保栄の名作。壮大な叙事詩に総出演で挑む!」とあり、裏の文章のリードに「日本演劇史に燦然とかがやく金字塔。リアリズム戯曲の最高峰といわれる人間ドラマ。初演から六十七年、前回上演から四十四年、いま劇団民芸が創立五十五周年記念として二部七幕の大作を完全上演する。」とあった。
書くのが深夜過ぎと決まってきた。
25日のこと。池袋の東京芸術劇場中ホールで、民芸の「火山灰地」第1部を1時半から見た。多摩美の卒業生の中地美佐子さんが「逸見しの」という役で出演しているので見に行った。傘を差して歩いていく姿と、幕切れの恋人と語り合うシーンが印象に残った。彼女は民芸で中堅の役どころを得ているようだった。「火山灰地」は初演が1938年という農業問題を扱った久保栄の作品。リアリズム演劇の古典といわれている。大きな劇場の2階席で、オペラグラスを持って行かなかったので、よく見えなかった。セリフも北海道の方言が多く、解らない部分が多かった。お客は年配の人で満席だった。民芸55周年記念公演だ。4時半に終わって、急いで山手線、東横線、大井町線経由で上野毛へ。さくら庵で親子丼を食べながら、デリバリーボーイのかっちゃんとPCの話し。6時に多摩美上野毛キャンパスについて、研究室からAVルームに行って、卒制の全体講評会。教授、助教授がそれぞれ講評した一番後に、わたしは一人時間を食って、40作品の全部について、一つ一つに言及した。教壇から彼ら彼女らに向かって話すのは、これが最後だ。