Minami-hatoba_1(Shirouyasu_Suzuki)

2010-08-31

須永紀子詩集『空の庭、時の径』の感想をようやく書き上げた。

 実は6月から書き始めた感想なのだ。『空の庭、時の径』を著者から戴いて、一度読んでことばに緊張感があっていいなと思ったが、分からないところが幾つもあるので、それを理解しようと一つ一つの詩について書き始めたら、なかなか終わらなくなってしまった。それに、病気のせいで一日のパソコンに向かう時間が限られていたので、日にちかかってしまったというわけ。詩集『空の庭、時の径』は虚構の物語体験を通じて、詩人が自分にとっての詩というものを問い質していく12編の詩で校正された詩集だ。「<世界とはどこか>」という詩行ではじまる最初の「囲繞地にて」という作品、また2001年9月11日の「同時多発テロ」を切っ掛けに書かれたという「遠い庭」という作品などが記憶に鮮やかに残った。
 感想文はb2evolution blogにあります。
 「須永紀子詩集『空の庭、時の径』感想」

posted at 18:33:07 on 2010-08-31 by shirouyasu - Category: General

Comments

須永紀子 wrote:

志郎康さん、ほんとうにありがとうございます。先ほど傍線を引きながら、じっくり拝読しました。拙詩集を解読していただき、自分でも曖昧だったところがわかってきました。

「囲繞地にて」はバーチャルなゲームのような世界を設定して、そこに自分の身体を入れるというやりかたで書きました。詩のなかの思考や感覚はリアルなものと思っていますが、それをうまく表現できたかどうか、とても心配でした。

「賢い猫の話」は「長靴をはいた猫」という童話です。
2010-09-01 10:59:11

shirouyasu wrote:

須永紀子さん
一冊の詩集に長い時間つき合うというのは余りない体験でした。その「バーチャルなゲームのような世界を設定して、そこに自分の身体を入れるというやりかたで書く」という詩の書き方を確認できたのは収穫でした。

『ユリイカ』9月号の佐藤雄一「詩の勝算」に書いてある現在の詩のあり方としての「コンストラクション(構造)ーテクスチャー」と「セカイ系ー決断主義」の二つのタイプを統合している詩の書き方だとも思えました。
2010-09-01 17:30:41

須永紀子 wrote:

『ユリイカ』9月号の論考、おもしろそうですね。読んでみようと思います。
2010-09-02 00:41:57

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