非旅
2003.7.30

でだしがとても萎えていたので、わたしは散歩をつづけるのだ。連
綿と、少年たちが密会していた、黄ばむような硬さだった。しめっ
た背後に風がうたれ、くずれることをつつんでいる。憎悪の一端が
釘付けになる、腐蝕のように行き交っては、旅のてまえで折れるこ
と。彼らはけっして出かけない。
くつがえしては寄り添おうと。冗談めかして歩く少女の、ほとんど
ただしい選択が、たぶん埋もれてゆくのだった。醗酵し? 彼女た
ちをかすめては、はなやかな忘却にいろどられ、わたしはにおいを
まさぐるだろう。くすんだページにしろい肌。彼らは行方のように
容赦がない。
おもてをかえせば、やましい端緒。として、あなたはうらをつづる
のだろう。満たされて、もがきそうな、少年たちは、あくまでやさ
しく彼を知らない。散策として刻まれた、ひきかえしてはたどって
いた、彼らの無造作にむせずにいること。わたしは好奇心を棒に振
り、目新しさをのける者だ。
気配は混ざり、なじんでいた、のかもしれなかった。すえたにおい
にいたいけな、肌というのは幻想だから。翌日をまたいではやわら
かく、憎むように彼らを、と道幅が伸縮し、とじることのないペー
ジをすべる。話し足りない夕べがあった。いまだだったかのよすが
を投げる、あなたの行為が旅になったか。
完結されては少女たち、こぼれるものを密封する。熟したような亀
裂が走り、明日めいた語弊だった。そこなわれ、たぶんいくぶんゆ
たかになり。発端が、とくくるページは円筒のようだ。嫌悪ととも
に散歩する、わたしはなつかしさに硬さをかえす。少年は、彼らな
んかでは決してない、から。
あなたは細さを見つめるだろう。付着する、とても円錐形の語尾に
ひかれ、出会いをかさねてはめくること。誤解のような接点だった、
まざることのない刹那だった。まねくような黄ばみのなか、彼らは
けっして出歩かない。わたしは散歩をそれるだろう。ふるえが記述
をまたいでいる。


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