| 1 | 7月3日 | マイケル・ペステル 工藤丈輝 |
「stray birdsー迷鳥舞戯」 | 神楽坂die pratze | マイケル・ペステル氏の鳥の声に似せたサウンドに、工藤丈輝氏がダンスする「stray birds ー迷鳥舞戯」。約50分の上演。工藤丈輝は汗びっしょりで、上半身裸になる。続いて二人のトークがあった。 |
| 2 | 7月11日 | 岩淵貞太 | 『mint』と『double』 | 麻布die pratze | 一番前の席で見た。岩淵貞太の『mint』は畦地亜耶加と二人で踊る。飛んだり跳ねたり、手を繊細に動かしたり、女の髪の毛を引っ張ったり、また二人で身体をぶつけ合ったりと、激しさと繊細さとがある踊りだった。『double』は開いた手に塗ってあった赤で顔を塗り、頭と上半身を激しく横に振り続け、途中で照明で身体の印象をイメージのように浮き立たせ、また横に振り続けるだけの15分間。終わった後、推薦者の舞踏批評家の乗越たかお氏とトークがあった。 |
| 3 | 7月14日 | ダニエラ 正朔 |
ダニエラ「Return to the Moon」 正朔『俳人倶楽部「雪の降る器』 |
神楽坂die prtze | ダニエラさんの「Return to the Moon」。白塗りのほぼ1時間の舞踏。様々な豊かな表情でストーリーが読めるような展開だった。10分休憩があって、正朔さんの白塗りに襤褸風の衣装を付けての、やはり1時間ほどの舞踏。苦悩から浄化へと向かうストーリーが読めるよな展開だった。身体で文学性を追求しているのかな、という感想を持った。 |
| 4 | 7月16日 | 福士正一 森繁哉と阿部利勝 |
「東北・芸能宣言」 | 神楽坂die pratze | 6時半には満員。補助椅子が出される。客たちが挨拶しているので知り合いが多いと見る。先ず、福士正一のソロ。麦わら帽を被り、黒い紋付きの着物を着流して、腕と顔は白塗り。床に広げられた赤い布のまわりを回ってスローに踊り、布を拾い上げると、それが赤い長襦袢だった。それを被っての踊り。暗転して、赤い柄物のズロースとシャツの上に透明の薄い雨合羽を着て、這って現れて、舞台右に置かれた、うどん粉で作られた紙のような物のところで胎児を思わせる格好と、生まれた赤子を抱く仕草ような踊り。その後、ギター演奏の歌に合わせて激しい踊りになり、そのギター演奏者も現れて一緒に踊り、ギター演奏者を舞台の外に連れ出した後、再び踊って小さく座って、終わる。その後休憩があって、次に福士正一と森繁哉と阿部利勝の3人のダンス。昔の高校生風体の福士、壮年の男の阿部、頬被りした老婆の森、この3人が赤い箸をさした飯を盛った茶碗を持て踊り、更に食べる踊り。ダンスの後、ダンサー3人と作家の中沢けいを交えてのトークがあった。 |
| 5 | 7月24日 | 根岸由季 となかま達 |
「TANZ-AKUELL」 | 神楽坂die pratze | 最前列に座る。くらい中で女の嗚咽が聞こえるところから始まる。二の腕を縄で縛られた女が床に仰向けに寝てもがく。立ち上がって奥の壁にへばりついて泣いたり笑ったりしてのダンス。その身体の動きに笑いが起こる。それから、右手の壁に蹲っていると、左から「ただいま」の声で背広の男が現れて、会社の賄いの老人が作る、輪ゴムとか貼り薬が入ったみそ汁の話などする。あと、化粧する女がボレロを踊る貴婦人になるとか、昆虫のようなダンスをする男が現れるとか、投げられたビスケットを口で受ける芸とか、男二人と女一人のダンスと芝居が混然となったパフォーマンスだった。補助席。座布団が出される入り。結構笑いがあった。終わった後のトークで、ダンサーの根岸由季と男のダンサーは伊藤キムのところにいたということだった。また、始め芝居をしていたがダンサーに変わったとも言っていた。働いている若い女性の鬱屈した気分を身体でぶっ飛ばすという話を作っていると感じた。 |
| 6 | 8月1日 | マリ・ガブリエル・ロッテ イシデタクヤ |
『Mutability』2003 『私をついばむ被虐の鳥へ』 |
神楽坂die pratze | 先ず、マリ・ガブリエル・ロッテさんの『Mutability』の上演。暗闇の中から息する声が聞こえて、暗いスポットの中に胸と背中に白い模様の付いた半透明タイツを履いた女が現れて、右手を頭の上から顔の左半分を押さえて水の音のようなノイズに合わせて踊る。スポットが三つになったところでは激しい動きになったりする30分程の舞踏だった。10分休みがあって、イシデタクヤさんの『私をついばむ被虐の鳥へ』の上演。最初は、白いシャツにダークグレイのズボンで、速いテンポの音で震えるような仕草でゆっくりと踊り、途中からピアノとチェロのメロディに変わって抒情的になる。膝を曲げて立っているので、頭が異常に大きく感じられる。暗転すると黒パンツ一つでスポットの中に座って、もがき、寝ころんだりする。それから暗転で、がらっと変わって、黒ズボンに黒い上着で、華やいだ仕草で登場して、男の太い声で歌われる英語の物語のような歌に合わせての踊り。それが、悲しみを表しているようなものになり、無音での踊り、そして更に感情の深みを表しているように感じられる踊り。終わったら、拍手とかけ声があって、アンコールとなって嬉しい踊りで終わった。上演後、志賀信夫さんの司会でトークがあった。ガブリエルさんは元々画家だったが描くときのアクションが大きくなって、舞踏と出会ってダンスもするようになったと言っていた。イシデさんは、16歳で土方さんの舞踏を見て感動して、土方さんのところとか、勅使川原さんのところとかいろいろと行って、パリでお金が無くて帰れなくなり、3年程、ヴェトナムの女性とストリートダンスをしたりしたということだった。そういえば、舞踏とマイムが混ざったところに「物語」が成立して味が出ている感じだった。 |
| 7 | 8月2日 | 矢作聡子+庄崎隆志+野崎夏世 | 『La trace』 | 麻布die pratze | 矢作聡子+庄崎隆志+野崎夏世のを見るために「麻布die pratze」へ。6時を廻っていて既に開場していた。前から2列目の入り口寄りの端の席に座った。6時半廻って開演。黒いノースリーブのワンピースの女と白いシャツ黒いスカートの女と上着を着た男の3人が、背景の四つのスクリーンの一つ一つにシルエットで激しく踊ってポーズを作って止まるというところから始まり、3人がライトの中で踊るまで続く。暗転して、中央に女が入った大きな鉢に赤いパラソル。シャツの女が「記憶」について語り、記憶の特性を一つ一つ挙げていくと、男と鉢の中の女がそれを示すかのような細かな仕草。それからシャンソンに合わせて女が踊る。それが繰り返されて、展開としては、最後に子供を孕んだ女から胎児に至って、最後は赤いテープを張りめぐらせての3人の激しいダンスで終わった。約1時間の公演だった。観念的な意味を持つ言葉と向き合っての身体というもの、ということなのだろうか。果敢な試みだと思うが、ダンスとして消化されてない感じだった。 |
| 8 | 8月5日 | 神雄二 | 『DANCE MISSION』 | 麻布die pratze | 神雄二の『DANCE MISSION』と『テーブルの下の蠅』の公演。開演の1時半には補助席が作られるほどの満員。百人以上は入っていたようだ。先ず、バルトークの『浄夜』で神雄二と川野眞子の、パジャマの男とネグリジェの女のデュエット。精神的な男女の葛藤がバレエのスタイルで舞踏化されて展開し、夜が明けて朝食の日常的な食卓風景で終わるという30分。15分の休憩の後の『テーブルの下の蠅』は、蠅が幼虫から羽化するシーンから始まり、この怪物の蠅とヨーロッパの農家の三姉妹の寓話のような話がコミカルな舞踏で展開する。怠け者の二人の姉にいじめられている妹は、姉たちが殺した蠅を丁寧に葬ってやる。蠅の怪物はこの優しい妹に荷担して姉たちを成敗して、妹を愛して娶るが、贅沢になった妹は蠅をうるさがって殺してしまうという話。パンフには「ハンガリアンティストの不思議は世界」と書いてあった。紙の衝立の配置でシーンを作って暗転で進められていく。終わって、数回の及ぶ出演者挨拶があった。 |
| 9 | 8月6日 | 今津雅晴 | 『In The Black Pool』 | 麻布die pratze | 6時半過ぎから今津雅晴ダンス、今津武志映像の『In The Black Pool』を見る。右袖の床に置かれた開いた書物にポケットから砂を出して振りかけ、変な魚が泳ぐ5メートルぐらいの巨大スクリーンの前を泳ぐような踊りで通りすぎて、床に投射された水紋の上で力強く舞踏するところから始まる。スクリーンに等身大の自分の映像が三つ現れてシンクロするダンス、玩具の猿が叩くシンバルに合わせるコミックダンス、スクリーンの中で踊る自分のシルエットの足下から根が徐々に伸びて壁から天井までおおい、そこに自分の頭が沢山生ってぼとりぼとりと落ちる映像に対して、片足で立った自分の足をもう一方の自分の足で蹴ってどどっと横に倒れる動作を繰り返して、最後にまた最初の書物のところに戻って終わった。今津雅晴のダンスは自意識をテーマにした硬質な舞踏という印象だった。 |
| 10 | 8月8日 | 鶴山欣也 | 『W.a.u. W.u.g』〜遠い点と点を紡ぐ〜 | 神楽坂die pratze | 鶴山欣也とスペイン、イスラエル、コロンビアから来ている若い人たちによる『W.a.u. W.u.g』〜遠い点と点を紡ぐ〜を見る。レインコートの男の鶴山欣也が闇に現れ、ゆっくりと移動して引っ込んだ後、黒衣装の女二人と男一人の三人の両手両足を主に使ったダンス。暗転してシャツ姿の鶴山の舞踏があって、また三人の舞踏があって、鶴山が元の位置に戻ってフェイドアウトして終わる。 |
| 11 | 8月8日 | 山本萌 | 『体通しの息吹き』 | 神楽坂die pratze | 山本萌と尺八演奏家の関野秀男が向き合って座って互いに呼吸のやりとりを始め、関野の呼吸で山本が憑きものが着いたような身振りで動き回る。尺八を吹くといっそう動きが激しくなる。大きな尺八で客席と後ろの壁の間を行き来する更に大きな動きになる。関野は尺八をバケツの水につけて吹いたり、横笛も吹く。その音に合わせて山本の舞踏が変わる。そして、また呼吸を合わせて、静まり終わる。 |
| 12 | 8月10日 | 大岩淑子 | 『夜明けのしっぽを聴く(Listening to My Tail at Dawn)』 | 麻布die pratze | 床に白いプラスティックを敷いたアクティングエーリアの奥に、横にひもが渡してあって、そこに色とりどりの衣装と所々に幅1メートルほどの白いボードがつり下がっていた。開演15分前から、白いワンピースの一人の女性が出てきて歩いたり座ったり横になったりする。それが大岩淑子で、始まると彼女は、坊主頭になり、ボードの後ろで白いズボンに履き替えて、康本雅子とオリヴィエ・ベッソンと3人で踊った。次に3人が色の付いた衣装に替えてオレンジ色の光で激しく踊り、康本雅子のソロになり、オリヴィエ・ベッソンのソロになり、次が薄い白い下着のような衣装に着替えた大岩淑子のソロからオリヴィエ・ベッソンとの、格闘技のようなかなり激しいデュエットになり、最後は衣装を床に投げて散らかして、康本雅子とデュエットで、それをたたみながら踊って終わった。音楽は、ジャズとかポピュラーとか雅楽とか民謡とか様々なものが使われていた。3人だったり、2人だったっり、ソロだったりという組み合わせの展開がスムーズに行っていたので、アフタートークで一応構成だけして、踊りはすべてインプロだと聞いて驚いた。パンフレットには、「dancer/聴き手」とあって、大岩淑子にとって踊ることは、身体の声を聴くということだと言っていた。インプロの場合、二人の間での「コンタクト(触ること)」について、気のコンタクト、肉のコンタクト、骨のコンタクトがそれぞれあって、大事なのはダンサー同士の信頼だということで、フランス人のオリヴィエ・ベッソンは今回はそれがうまく行ったと話していた。 |
| 13 | 8月13日 | 古賀豊 | 「Koga Dance」の『Romeo VS Juliet』と『「cuirasse」ー鎧ー』 | 「麻布die pratze」 | 観客が多いだろうと予測して早めに行ったが、その通りで開場5分前でもう10人ぐらい並んでいて、開場の時には3、40人は並んだ。7時開演の少し前から会場を整理していた6人の男女が踊り始め、口々に「ロメオとジュリエット」の導入部のセリフを言い始めて、開演で9人の男性ダンサーによる群舞「JULIET ー閉ざされたROMEO達ー」が踊られた。そしてまたセリフの部分があり、次に8人の女性ダンサーによる群舞「ROMEO ー光に沈む Juliet達ー」が踊られた。それから、またセリフで曽根崎心中などの歴史的な心中した男女のことが語られて、今度は、男9人、女9人が二人で組んだり群舞になったりで「ROMEO VS JULIET ー愛は彼岸にー」が踊られた。最後は、7人の迷彩服を着た兵士の姿の男女によって、イラクで人質になったイギリス人の女性記者や高遠菜穂子さんのことが語られ、ジャンヌ・ダルクのことへ語りが移って、衣装を変えた男女全員と女性ダンサーの内田香のジャンヌによっての群舞「cuirasseー鎧ー」が踊られた。目の前で踊られる群舞は迫力があったが、ついて行けないところもあった。終わった後のトークで、構成・演出・振付の古賀豊さんはイラクの人質事件が起こったとき、自分なりにダンスで応えたいと思ったということだった。 |
| 14 | 8月15日 | 安田理英 | 「ささらほうさら」の『だいこんどの』 | 赤坂die pratze | 「神楽坂die pratze」には5分前に着いたが、わたしは7番目だった。開場の時には20人ぐらい列んでいたが、その15人目までが30歳過ぎと見える男性ばかりだった。安田理英中心の「ささらほうさら」は男性に人気があると見えた。会場は補助席が出る程に一杯になった。今日の舞踏公演「だいこんどの」が開演すると、闇の中に3人の白塗りの女性が蹲って、速いビートに合わせて身体を震わせていてやがて立ち上がって踊るのだった。次に安田理英が、胸に座布団のようなものをつけて、綱を腰に付けて喜び悩みの表情のある踊り、次に長い触覚を持った虫を思わせる姿の3人の踊りといったように、3人の次が1人と交互に続き、最後は旅立ちの姿で傘を持った4人の踊りで終わった。ビートのきいた音楽、合唱の声、蝉の声、雨の音など、音の中に身体を浮かせている感じもした。 |
| 15 | 8月16日 | 神村恵×種子田郷 | 『うろ』 | 「麻布die pratze」 | ここも満員だった。『うろ』が始まると、暗闇に種子田郷(sound)の街の音が響いて、神村恵(dance)が黒い衣装で素足で空間を歩き回る。音響は単純な電子音に変わり、変化して展開する。重低音はお腹に響く程の大きな音になる。神村恵のダンスは、舞踏とかダンスというより、身振りの連続で、小さな動きから反復した大きな動きまでかなり変化する。床にへばりついて反転したり、片方の足を軸にして回転したり、奥の階段を利用してベランダのような中二階へ行き、そこから吊り下がって飛び降りたりした。スケールのあるほぼ40分のパフォーマンスだった。終わった後、推薦人の舞踏評論家の石井達朗が司会して神村恵、種子田郷、衣装の甲斐さやかの四人のトークがあった。導入の街の音は、この開場の外のライブ音で、会場内の音に切り替わり、電子音楽に変わったという説明があった。それらの音に乗らないようにして身体を動かしていたと、神村恵は言った。この二人の組み合わせを考えたのは石井達朗ということだった。 |
| 16 | 8月18日 | 磯島未来、加藤若菜、須加めぐみ | 「ピンク」の「We Love Pink 〜夏休み〜」 | 神楽坂die pratze | 今日の公演「We Love Pink 〜夏休み〜」は、まず3人が奥の壁の後ろの通路から舞台に、10回ぐらいぐるぐる走り回る。壁の3つの隙間でポーズする。疲れて床に減りこむ。暗転して、ワンピース姿になって、隙間から一人ずつ現れて、ポピュラーソングに合わせて踊る。そして群舞になる。群舞の後、一人の踊りがあって、静かに床に座って暗転して挨拶、その後、3人に最初の体育着が投げられて、「ピンク」のテーマソングの中で着替えて揃いのダンスをして終わった。松澤慶信の司会でアフタートークがあった。印象として、ダンスやパフォーマンス以前の若い女性の身体そのものが売り物という感じだった。磯島未来、加藤若菜、須加めぐみの3人は「舞踊コンクール等で受賞歴を持つ」ということだから、ダンスなのだが、そのダンスということが身体を前面に出して見せるところまで許容しているのが分かった。 |
| 17 | 8月19日 | 遠藤寿彦とジャッキー・ジョブ | 遠藤寿彦の『エクリチュールの長い廊下/和声の構造』 ジャッキー・ジョブのダンス『HECTISM』 |
「麻布die pratze」 | 遠藤寿彦の『エクリチュールの長い廊下/和声の構造』を見る。踊り場に3センチ角で長さ2メートルの白く塗ったポールが4本吊してあり、奥の高いところにスクリーンがあり、パソコンとプロジェクターが置かれた机がある。始まると、まだ客電が消えないうちに遠藤寿彦が出てきて、身体をねじったりひねったり強く踏んだりする舞踏を始める。それから、ポールを紐を身体に付けてつり上げたり、スケボーみたいな車に仰向けに乗って出てきたりもする。それから、パソコンと接続したプロジェクターでスクリーンに、床の映像と大きな文字を映写したり、と展開する。足でスイッチを踏むと和音の一部が演奏され、それに合わせて踊ったりする。アフタートークで言っていたことでは、文字を手で書くように、ダンスでの身体の動きを意識的に辿るダンスということらしい。参考テキストとして、フロイトの『症例の研究』の「狼男の夢」のところがプリントして配られた。10分の休憩の間に、踊り場をきれいにして、次にケープタウン出身で、大野一雄のところで学んでいるジャッキー・ジョブのダンス『HECTISM』。細かくて速い全身の動きから始まり、踊り場全体で大きく踊り、壁に張り付いて踊り、最後は声を出しての悲しみと慟哭の踊りをもって50分を踊り終えた。身体を感情の動きに乗せて流れるように展開する力強い踊りだった。アフタートークで彼女は忙しい現代社会の動きの自覚を表現したと言っていた。 |
| 18 | 8月20日 | 志賀信夫の司会で、貫成人、木村覚、遅れて西田留美可 | シンポジウム 「コンテンポラリーダンスの現在と、これから」 |
「麻布die pratze」 | 観客は25、6人くらいか。志賀氏が出席者を紹介して、それぞれコンテンポラリーダンスとの接点を語り、「舞踏とコンテンポラリーダンスとの関係」「観客との共鳴」「批評家の役割」などについて、客席からの発言を交えて語られた。哲学者の貫成人氏が「ダンスには枠がなくなった」というピナ・バウシュの言葉を紹介したり、土方巽を研究している木村覚氏が「室伏鴻のダンスははくれていく身体の実現だとか、ダンスを文脈化する」ということを言ったり、西田留美可氏が「同時代を見る歴史家の目で見ている」と言ったりした言葉が印象に残った。話題に出たダンサーやダンス公演は知らないものばかりだったので、新鮮な印象だった。 |
| 19 | 8月21日 | ダチミサト、アベミナコ、酒井幸菜 | 「あ、ぶれた」 | 赤坂die pratze | 客は若い女性が多かった。7時40分開演。真っ暗の踊り場の中央がだんだん明るくなると、三人が袋を被るようにねずみ色のワンピースを着る。左側に縦に並んで、掌で何かを受け取っている。アフタートークで言っていたのでは、それは水を手の平で受け取っていたのだという。それから三人はフロアーの踊り場を横に左から右へ自分のコースを歩き始める。11、2歩の空間を行きつ戻りつ歩くが、その間にテンポが違って差が付いたり、だんだんと速くなって、走り出したりする。その間にコースが入れ替わったりもする。30分ぐらい歩いてから、寝転がって両手両足をばたつかせたり、廻ったり、跪いたり、三人三様のパフォーマンスをしながら移動する。最後にまた歩きになり、そこから一転して三人そろって、ワンピースを脱ぎ捨て、パンツとブラジャーでロックを踊る。更に、ストロボフラッシュの中を暴れ回り、そこで終わる。60分のパフォーマンス。アフタートークでは「KeM-kemunimaku-project」の成立の話し、稽古のことなど、客席からの質問に答えたりしていた。 |