Jun 30, 2007

スピーチバルーン

 
「スピーチバルーン」は、清水哲男さんの詩集の名前だ。ずいぶん前のことになるが、この詩集を読んだときに感じた、新鮮でユーモアに富んだ言葉づかいの巧みさは今でも思い出す。
 ところで、最近、ある英語のマンガを読んでいたら、「スピーチバブル」という表現に出会った。マンガの吹き出しは英語では「スピーチバルーン」というと覚えていたので、なるほど、「スピーチバブル」という言い方もあるのかと驚いた。  
アメリカのマンガと日本のマンガはどことなく違う。  
人物の描き方、表情やジェスチャー、会話の仕方、話題、擬声語や擬態語、小道具、色使い、動きを強調する記号やマーク、もちろん使う言語など、かなり違うことに驚く。  
こういう感覚のちがいはいろいろな面に影響を及ぼすだろう。  
政治経済文化スポーツなどなど・・・。  
ハリウッド映画やアメリカンポップスはどんどん入ってきているし、アメリカに留学したり転勤したりしている日本人は相当な数にのぼるだろう。  
それでも、文化のちがいを理解し合い、尊重しあえる関係を築くのはかんたんではないと思う。  
参考までに、「マンガ」は、comic,「落ち」は、punchlineというようだ。
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