Aug 20, 2007

本の探し方

 
最近の出版物の点数は膨大なので、自分ひとりの力ではとても見切れない。それで、新聞や雑誌やテレビの書評や、ブログの記事や、口コミの情報を参考にしながら、本屋でざっと全体を眺めてみるというようなことをしている。
 
店頭でなんとなく気に入って手にとって見る本もある。ざっと斜め読みをする。面白そうかどうかをなんとなく判断する。特別に面白いと思わなければまず買わない。なにか調べたいことがあるときは別だが、そんな場合でも、本を買う前にインターネットで得られる情報をまずあたる。

 よく何万冊も蔵書がある作家や学者や評論家などの話がとりあげられる。すごいなともお金やスペースがたいへんだろうなとも思う。なにかを書くにはかなり徹底して調べる必要があることはなんとなくわかる。
でも、ぼく個人は、できるだけ、出版物に埋もれないようにしたいと思っている。
 
最近、ときどき図書館に行くようになった。必ずしも、見たい本がすべてそろってはいないが、借りたいときに借りて、返してしまえば、スペースがいらないのがいい。お金もかからないし。
 
それにしても、あらゆるジャンルの中からピンポイントですぐれた本を的確に見出すことは不可能だろう。
 
ある程度の取捨選択と情報収集努力と直感によって、できるだけ自分が必要としている本に出合えるように努めるのがせいぜいだという気がする。
 
それとよく思うのは、本には、「良書もあれば有害図書もある」ということだ。それは、小中学生に対するような意味合いではなく、だれにとっても無批判に本の内容を信じ込んではいけないという趣旨である。自分にとって薬になるか毒になるかは、医者ではなく、自分で判断するしかない。そういう情報処理能力がたいせつではないかということである。

 なんだかんだ言っても本は重要な情報源だ。わが感受性は衰えつつあるとはいえ、本屋に行くたびに、新しい出会いがないかというわくわく感はまだ失ってはいないみたいだ。  
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