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TISATO日記

2008年6月

四土の会 から 大朗読 へ。 2008/6/30(月) 23:57:44
6月28日土曜日には 岡山の詩の勉強会 四土の会へ行ってきました。今回の発表者はKさんで 詩人「藤富保男さん」について 勉強しました。


私は 藤富さんは 以前 銀座の画廊で お会いしたことがあります。「壱の会」という名前の発表会で 詩人が描いた絵とか 工作 とか写真などが 詩とともに発表されていて 展示即売もされていました。
オープニングだったので 軽食パーティもありました。
新井豊美さんとか 粕谷栄一さんとか 小池昌代さんなども おられました。
この時 天堂大人さんを 新井さんが 紹介してくださいました。
天童さんは 海外にも 朗読に行かれていて 声優をしているのか と思えるほど とても 魅力的な声の持ち主です。



私は 新井さんの 写真と詩のコラボの パネルを買って帰ったんですが 本当は 藤富さんの 新詩集の表紙にされていたパネルもほしかったんですね。こちらのほうは お値段がもっと高くて そんなに たくさんは買えないので あきらめました。
お話をしてみたかったんですが タイミングが合わなくて 機会を伺っているうちに 藤富さんは 帰られてしまいました。


お開きになった時 小池さんは ご主人が車で迎えに来られて。
 同時に 男の お子様も見ることが出来ました。 有名詩人の家族を見れる ということは 大当たりのくじをひいたようで ものすごく 得した気分になったのを 覚えています。
自分が経験して過ぎたことは すべてが糧となって 確実に身についてゆきます。



あれあれ 四土の会の 藤富さんのお話から お話がどんどんずれていってしまっていますね。
藤富さんの詩は 機知とユーモアにあふれた詩です。湿り気のない明るさがあります。翻訳なども されているからでしょうか。
その日の 銀座の画廊には 灰皿町の住人のかた達も たくさん 来られていました。




四土の会の勉強会が終わると 場所を変えて こんどは 朗読会がありました。「大朗読」といって 年に4回ある朗読会です。
前回 私が休んだ時 神戸から 神尾さんが来られていたらしいです。
久しぶりに 大朗読 に参加してみると メンバーの半分くらいが 新しい 若い人たち でした。
若い人たちが参加するのは 若さがあるので 活気的で いいですね。
れいのごとく 私は 飛び入りで朗読してきました。
今日の飛び入りは 私を含めて 7名でした。お店の中には 30人くらい 人がいました。
レギュラーの東井さんが この日を最後に しりぞかれました。
お仕事が 忙しくなられたのかな?
そういえば 加藤さんがいません。こちらも お仕事が忙しいのかな?


そして 朗読の場所 未完成も この日を境に 新しい場所に移動するようでした。
もっと 居たかったんだけど 翌日に 広島のほうの 詩の行事に参加しなければならないので 行事がすんだところで 懇親会には残らず失礼しました。
女の人たちは ほとんどが ここで帰りましました。


詩人たちと つどうのは楽しいです。^^。
詩の お話を聞くのは もっと楽しいです。^^。







ホテル倉敷 出版記念会 出席。 2008/6/23(月) 01:08:08
6月21日土曜日 ホテル倉敷にて行なわれた 出版記念会に出席してきました。


岡隆夫さんの「二億年のイネ」蒼わたるさんの「ふりかえりーゆめ・うつつー」の 詩集の出版記念会です。
ホテル倉敷は 倉敷駅に直結していて アクセス状況がよくて よかったです。1時間も 早く着いてしまい 駅の改札を出たところで Sさんに会い 時間があったので 一緒に天満屋をウロウロしました。


この会の参加者は 約50名で ほとんどのかたは 岡山のかたでしたが 行事が重なっていると 遠くの方へ参加してしまう私は 岡山の人とも 久しぶりに会うようで とてもよかったです。
岡山エッセイストクラブにも属している私は 行くと 今日の主役に 花束を渡す役を おおせつかりました。
役を頼まれることは 嬉しいことです。^^。自分が 何らかの役にたっているようで。


私が 東京の詩祭に参加した前日に 大阪で 詩人クラブの集まりが あったんですが 大阪に参加して そのまま 東京に来られたかたも いたようです。
岡山エッセイストクラブの方たちと この会で お会いできたことも よかったです。
そういえば 主役のおふたりも 岡山エッセイストクラブのメンバーでした。


私は 広島県と岡山県を 行ったり来たりするので ふたつの県の違いが よくわかります。
岡山県は とても 活動を熱く語られるので 刺激を受けて しっかりやらなければ と励まされます。
広島県は それぞれの個人の活動は 内緒にされることが 多いです。
この日 二次会 三次会へとついて行き 岡山の方と集うことができました。
特に 三次会で行ったショットバーは とても雰囲気がよかったです。
もっと いたかったけれど 帰るのに1時間はかかるので 「太王四神記」を見たくて 適当な時間に失礼しました。
みんなは いつ頃まで いたのかなぁ。


岡山のかたは カラッしていて 陽気なので 楽しい です。
あけすけで 隠さないところも良いです。^^。
ともに成長してゆこう とする心構えに好感が持てます。
これからも 大いに 刺激を受けたいですね。^^。





日本の詩祭 2008 2008/6/20(金) 03:26:58
6月15日 広島県から 東京の ホテルメトロポリタンエドモンドへ行ってきました。
ここは 主要な詩の賞の 授賞式があるところです。
私は 年に2〜3回は ここへ足を運ぶでしょうか。


行くとものすごい人です。
有名人の宝庫 といっても良いでしょう。
広島県からも 3〜4人の参加者がありました。
以前 集まりで 顔をあわせたことのある人。久しぶりに会う人。
さまざまです。
私のことを 覚えてくれていて 逢うと 「やぁ!」なんて言ってもらえると とても 嬉しいです。
今回 講演など してくださるかたは 東北方面の方が 多かったです。


せっかく 遠方から足を運ぶのだから 何か自分の中で 収穫をして帰ろう なんて いつも思います。
とにかく 自分の中では 詩に関する何かを吸収できたらいいな なんて。
今回は 三次会まで 誘ってもらって 詩に対して よりいろんなことが 知りえたと 心は 満足感でいっぱいでした。


会に出席する妙味は 新しい人と知り合うこと とも書きました。
このたびは 出版社の 砂子屋書房のかたと みすず書房のかたと お話をしました。なにがし ご縁があれば 将来 ここの出版社から 本を発行 ということも あるかもしれませんね。


九州から 来られていた Yさんと お話できたのは よかったです。
何年ぶりでしょうか。
いろいろと アドバイスがもらえました。^^。


今回 会員でない人が 100人くらい参加していたそうです。
会員のかたは きっと それ以上の参加でしょう。
それほどに この会は みなさんから 興味を持たれているのでしょう。
合計すると 300人くらいの参加者だったかもしれませんね。


そして その日の主役のかたは 杉本真維子さんと 小柳玲子さんでしたよ。
参加している人はみんな きっと いつの日にか あの壇上に立ちたい と思っているでしょう。
私にとっては 一生 夢かもしれませんが。



「ボーイズ ビー アンビシャス」  です。
アッ 残念! ボーイズ ではなかったですね。
こころいきは ボーイズ ですよ。^^。


行事が いっぱい。 2008/6/14(土) 11:56:44
今日 6月14日は 日本詩人クラブの集まりが 関西であるんですね。
そして あした 6月15日は 日本現代詩人会の 日本の詩祭2008 というのが 東京であるんですね。
そして 岡山では 岡山エッセイストクラブの 勉強会が あります。


岡山エッセイストクラブでは Tさんが 私に パネラーになりませんか と言ってくださったのですが。
今の私は 詩のほうに 重きを置いているので。
これも せっかくのチャンスなのに。残念です。


きっと 活動的なかたは 今日 大阪の 詩人クラブの集まりに参加し
あす 東京のイベントに参加するんじゃないかと 想像されます。
私は以前  東京 京都 大阪 と3日間 連続で出席したことがありました。
全部 詩のイベントです。


このように 詩のイベントは 熱く 全国で 展開されています。
参加する妙味は 行けば 必ず 新しい人と お知り合いになれる ということと 詩の世界は どんな人でも平等で むしろ 弱者には とても 優しい世界です。
極端な お話ですが ホームレスと 東京大学の現役の教授でも 対等に お話できる世界です。
いっかいの家庭の人で おさまっていたら 決して接触できない人とでも 接触でき しかも対等に お話できる というのは この世界の おおいなる長所 ではないかと思います。


いったん 足を踏み入れると 抜け出せないくらい おもしろい世界です。
詩をやらないひとには わからないでしょう。
もぐらの 穴みたいに 入ってみないと 楽しさがわからないでしょう。
勿論 詩を創ることがメインですが 人との接触も なお おもしろいです。
新聞記者さん なんかも いらっしゃいます。



あなたも 詩の世界を のぞいてみませんか?^^。
よかったら エスコート しますよ。^^。


堂本兄弟。 2008/6/10(火) 16:03:44
私の生活には 歌が欠かせない。
テレビでも 歌番組は 大抵見ている。
種類は 問わない。
歌謡曲から ニューミュージック ラップ ジャズ 童謡 シャンソン
・・・なんでも ござれ!である。
日曜日のテレビ番組 「堂本兄弟」は 特に楽しみにしている。
だいたい ゲストは歌手なんだけど この日のゲストは 脚本家の三谷幸喜だった。彼は 今頃「ザ ミュージックアワー」という映画を撮っているので その宣伝のために 出演したのだろう と思われる。


この時 ゲストに対して いくつかの質問がいつもされるのだけど。
今回 その質問の中に 司会をしているキンキキッズ に対して
「もし このふたりを 主役にして 映画を撮るとしたら どのようなお話の どのような役柄にしますか?」というコメントがあった。
すると 三谷幸喜が 堂本剛のほうを見て 「詩人に 中原中也 というのがいるんですが この人の 物語を 堂本剛を 中原中也 にして撮ってみたいですねぇ」と言った。






私は 中原中也の会 にも 入っているので この言葉に 心が大いに反応した。
そういう物語を 三谷幸喜に 是非是非 撮ってほしい と思ったものだ。
私は 詩の世界に 足を踏み入れて その後の生活は 新聞や テレビや 本 などを見ていて 「詩」という漢字に 異常に反応するようになった。「詩」という文字があれば 視線が そちらに行ってしまう。


「なぜ 脚本家になったのですか?」「なぜ映画をとっているのですか?」という 質問に対しても 三谷幸喜は 「たまたま」と答えた。
私の詩の世界への 足の踏み入れ も「たまたま」だったかもしれない。
が 今や 欠かせないものとなっている。そして 詩への情熱は おとろえない。
運命に 導かれる ということもある。


三谷幸喜に 是非 堂本剛を 起用した 中原中也の映画を創ってほしいなぁ・・・と思いました。
そしたら Sangwooの映画を見に行くように きっと 2〜3回は 映画館まで 足を運ぶんじゃないかな と 自分で思っていました。^^


     四行詩

      おまえはもう 静かな部屋に帰るがよい

      煥発(かんぱつ)する 都会の夜々の燈火を後に

      おまえはもう 郊外の道を辿るがよい

      そして心の呟きを ゆっくり聴くがよい

         (中也 最後の詩)

中原中也は 30才で亡くなった 夭折の詩人です。



(中也館 アプローチ)




















ふくやま文学館 友の会 1日旅行。 2008/6/3(火) 19:47:35
6月1日Sun.福山駅北口 午前7時半出発。
友の会の バスは 一路 山口へ向かった。
今回行く所は メインが 金子みすず文学館。そして青海島クルージング 仙崎探訪が プラスされた。
途中 サービスエリアで 2回休憩をとりながら 片道4時間の道中だった。


金子みすず文学館は 行ってみたい所だった。
中原中也館に行った時 ついでに 足を伸ばそうと 観光案内所に聞いてみると 中也館からは遠く 時間がかかる と言われて 行くのを諦めた いきさつが過去にあった。
今回は バスで連れて行ってくださるので ホクホクである。おまけに今回 初めて同行した 私の友達も一緒だったので なお ワクワクした。
もと高校の先生で 学芸員の 岡崎先生が 詳しい資料を作ってくださるので ますます 文学的なことに 造詣が深くなる。



金子みすずは 20歳からなくなる26歳まで 6年間で500編あまりの童謡詩を作っている。その人生を見ると あまり幸せではない。
が 詩は 童謡なので リズム感があり 端的でわかりやすく 深い感性の元に 創られていることがわかる。
西条八十の目にとまった ということと 別れて暮らした実の弟 そして童謡詩人矢崎節夫氏の努力が 金子みすずが世に出る直接のきっかけとなっている。


展示室には 金子みすずが 26歳で自死した時の 薬品まで展示してあるので 驚いた。
そして 本名が テル というのにもビックリした。
金子みすずは ペンネームだったんだなぁ・・・なんて。
代表詩は やはり これであろう。

          <私と小鳥と鈴と>
         
         私が 両手をひろげても
         お空はちっとも 飛べないが
         飛べる小鳥は私のように
         地面を速くは走れない


         私が からだをゆすっても
         きれいな音は出ないけど
         あの鳴る鈴は私のように
         たくさんな唄は知らないよ


         鈴と 小鳥と それから私
         みんなちがって みんないい


青海島のクルージングも 晴天に恵まれて 約1時間のクルージングを満喫できた。日本海は 波が荒くて独特で 芸術的な岩肌に砕け散る波が 圧巻だった。
お昼も うにやら さざえやら おさしみやらで 友達と 「北海道旅行を思い出すね」 と言いながら 舌鼓を打ちながら食した。


今まで 文学館の旅で いろんな所に 連れて行ってもらったが 特別に 印象深い旅になったような気がした。
ふくやま駅に着いたのは 午後八時頃だった。


参加された45名のみなさま お疲れ様でした。^^。
今回は 私の友達も含めて 新しく参加されたかたが 10人ほどおられました。










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