個人の表現活動にこだわった鈴木志郎康の最新刊評論集

『結局、極私的ラディカリズムなんだ』
10月29日書肆山田から刊行
ペ−ジ数約260P  予価2800円
目次・内容
1. 「個人映画」の映像表現

  「個人映画」とはと問うところから、
  奥山順市、かわなかのぶひろ、鈴木志郎康の作品についての評論


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2. 魂の奥底に水が流れている 
  志郎康が個人映画を作るきっかけになった
  メカス作品「リトアニアへの旅の追憶」について

3. 60年代アメリカンアンダーグラウンド映画の根強い思想形成
  メカス作品「ウォールデン」について
4. マイノリティの実在感
  来日したジョナス・メカスとともに
5. 言葉が場面というものになる
  ジョナス・メカス詩集『森の中で』について 

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6. わたしにとっての小川紳介さん
  小川紳介監督を追悼する
7. 人の心の底へ食い込む映画作り
  小川紳介監督の足跡を辿る
8. 小川プロ映画のすべての萌芽がここにあると見えてしまう
  小川紳介監督作品「青年の海」について

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9. 瞬間の集積
  木村伊兵衛の全べ夕13万枚をまるで大河小説のように読んでみた

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10. 「15日間」全スクリプト1980年制作
  映画で見るのとはまた別の人物の姿が見えてくる
11. 言葉なき言葉の空間
  「15日間」についてふれた文章
12. 「風の積分」と「L虚空間」
  空気を介在させない言葉の空間

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13. 「無用」に身を入れる
  つげ義春『無能の人』について
14. つげ義春の「蒸発」ということ 
  個体としての生き物の存在の不確かさを問うこと

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15. 言葉の発想の基本
  言葉そのもを対象にした言葉の意識化ということ
16. 吉岡実の詩を精読すること
  「呪婚歌」の言葉を一つ一つ辿ってみる
17. 詩の現前に向かって
  書かれた詩は詩の抜け殻だ
18. 詩の実質 極私的ノート
  詩を書いた人の手元から詩を切り離すな
19. ラディカリズムの貫徹
  言葉に対して過激な姿勢を貫いた伊藤聚の詩を読む 

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