TISATO日記

2004年9月

中四国詩人会　第４回　島根松江大会

2004/9/30(木) 21:44:49

９月２５日土曜日、午後１時からサンラポーむらくも　で行われた。

①　総会行事
ここでは、昨年の行事、今年の行事の報告。予算などについて。本来なら、北村さんが司会をされるべきところ、お休みされたので岡さんが代わりにされた。

②　第４回中四国詩人賞　授賞式
境節さんの「道」平岡けいこさんの「誕生」この賞には現金がつ　　　く。いいなぁ。平岡けいこさんは、はじめてお目にかかったが、若くて色が白くて小柄なきれいな人だ。津山市在住である。
境さんから「ソウルの空」という詩集をまたもらった。感想をかかなくては。

③各県からの詩の朗読
広島県からは　川野圭子さん、岡山県からは吉久隆弘さん、山口県からは小島寿美子さん、徳島県からは宮田小夜子さん、香川県からは宮本恵光さんがされた。

④倉橋健一さんの講演　演題「作品行為を巡って；詩を書く立場から」
１時間半のお話だった。たくさんのことをお話されたのだが、ひと口に言うと「創造は模倣から生まれる」ということだと思う。
「天才とは、努力を努力することだ」と言われ、モーツワルトや太宰や朔太郎を例にあげながら、語られる。そして、いつも目につくところに、紙と鉛筆を置いておき、詩が浮かんだらすぐ書きとめられる状態にしておくこと。そして、最初の１行がとても大事で、これが詩全体を決める要になる、など・・力説された。詩を書く実践において、ためになるお話だったと思う。

⑤イベント・パフォーマンス
島根県の理事をしておられる州浜昌三さん率いる「大田市演劇サークル・空」による上演。方言をとりいれた、詩の朗読、演劇のようなものの上演。方言が暖かく、結構みんなに喜ばれていた。

⑥　　懇親会へと続く。
懇親会は２時間ほどあったのだが、倉橋さんのまわりに、だんだんと人が集まり始め、倉橋さんをとりまいて、１５人くらいの女性が倉橋さんのお話に耳を傾けていた。余りにたくさんのひとがいるので、私も行ってみると、その中のひとりの人が「お金を出してでも聞きたい話だ」と言った。詩作について、質問を投げかけていた。

やはり、すぐ記入しないと、感激が薄れてしまうね。これは今後の教訓。激情があふれている時に書かないと、羅列になってしまう。淡々となってしまう。以上で報告を終ります。もし、お聞きになりたいことがあれば、メールでもくだされば、わかる範囲内のことなら、なんなりとお答えいたします。次回来年は　徳島県であるようです。来ている人は「来年はイベントパフォーマンスで,阿波踊りでも見れるのかな」と言う呟きが聞かれていました。

＜全く関係ない余談＞
私は、左下奥歯１本、ひどい虫歯に冒されたから　といって、歯に無頓着なわけだったのでは決してありません。朝晩の歯磨きは絶対に欠かさないし、甘いものも、チョコレートは好きだけれど（食後に少し、３かけほど食べるくらい）そんなにたくさん食べるわけでもないし、おかしもほとんど食べない。なのに、神経まで、冒される虫歯になるなんて。しかも、それほどの虫歯なら、気づきそうなものを、と思われるかもしれないが、表面的には、全然虫歯になってはいないのである。つまり、歯と歯の間のみえない部分が密かにやられているのである。要は、定期点検さえしていれば、そんなにはならなくてすんだのだ。７年間も一度も歯医者さんにいかなかったところに、今回の原因がある。でも、歯なんて、痛くならなきゃぁ、みんな行かないよね。しかし、今後　気をつけよう！今頃、反省・・・。
なんだか、いいわけのように　なってしまった。
やっぱり、これって　いいわけかな・・・
すみません・・・（－－；　。。

おまけ；
２０００番のキリ番を切ってくださったかた、お知らせくだされば何かいいことがあるやもしれません。（＾＾

灰皿町では。

2004/9/29(水) 23:46:55

灰皿町では、今　「風の街」書き込みで賑わっています。
手のかかる？子供達が　親である　しみりんさん　桐田さん　に一気にいろんなことを言ってしまうので、おふたりは　まごまご　しますね。
機械について、いろいろ　開発してくださるのですから、それは大変だと思います。特に機械オンチの私は、そんな　おふたりを　とても尊敬します。すみません。お手数をおかけします。おふたりには　頭が下がるばかりです。

で、中四国～　は　どうなった？
もう少し　もう少し　待ってね。

で、中四国～　　はどうなったの？

2004/9/28(火) 21:10:46

私が、ここの日記でお話する　岡山のＳさん　というのは３人いて、この言葉を区別するのは難しい。ひとりは女の人、あとふたりは男の人だ。単なる岡山のＳさんでは、この３人のキャラクターがごちゃ混ぜになって語られてしまう。
以前、有名なひと以外は固有名詞を出さない方がいい、と誰かさんから注意を受けた。で、こういう表示になってしまう。そこは、だから、なんとなく想像して読んでください。
女のＳさんは、この頃売り出し中の新進詩人、ふたりの男のＳさんは
ひとりは私がリンクさせてもらっているＳさん、もうひとりは、盆踊りのような歌がうまい小泉さんに似たＳさん、同じＳさんでは、どのＳさんのことをいっているのか、書いている私はわかるけれど、読んでいる人はどのＳさんか？　と思うだろう。すみません　としか言いようがない。

９月は、土日土日　と詩の行事が入っていたので、歯医者にいかなくちゃ、と思いながら　のびのび　になってた。歯医者に通い始めたら、まず平均的に　通うのは長丁場になる。だから、泊を要する詩の行事に、歯の治療をかかえたまま　というのがどうもいやだった。
９月の毎週の詩の行事を終え、今日やっと歯医者に行った。
左下奥から２番目の歯不調を思っていたのだが、実際には一番奥がかなりな虫歯にやられているらしい。レントゲンをとり　はぶ　をちくちくされ、いよいよ医師の登場である。
虫歯の為、神経がほとんどやられているらしい。ひとつ残っていた神経にあたり、飛び上がるほど痛かった。麻酔をされる。「敏感そうなので、ひとより多くしました。」と言われる。ごりごり、がりがり　シャーシャー　やられる。「痛み止めを出しておきますので、できれば早めに飲んでおいてください」ともいわれた。
目をつむっているので、医師の姿はまったくわからない。
治療がすんで、すでによその台へ移動している医師をみれば、随分若い黒ぶちのめがねをかけた医師だった。当分通わなくっちゃならない。
思えば、７年間　一度も歯医者さんには行っていない。もともと医者嫌い　である。よほど痛くならないと行かない。今回は、疲れたり不摂生をしたりすると、しくしく　と痛む現象が１ヶ月くらい前から出てきていた。「疲れたりすると痛みがでてくるんです」というと「その時には抵抗力が弱っているからですよ」と言われる。
まだ、左あごあたりがしびれている。このしびれ、いつとれるのだろう。あぁ、とうとう歯医者さんに当分通うことになりそう。もう、この金曜日には、岡山ポエトリーナイトの　朗読会に行こうかな　と思っているんだけれど。前日の体調しだいで。どこが悪くてもいけない。やはり、健康でないと。これは　すべてのことの基本のようだ。でも、どこか悪いから　といって嘆くこともない。「病は神が与えてくれた休養である」という言葉もある。そして、悪ければなおせばいいのだ。ひとには、ナチュラルキラー細胞といって自然治癒力　というのもある。たとえ、医師から見放された患者であっても、嘆くより　生きようとすれば奇跡的になおる　と言うこともありうる。だから、何事もあきらめてはいけない。しかし場合によっては　諦めたほうがいい事柄もあるけれど病気に関しては　諦めてはいけない。

で、中四国～　の報告はどうなったの？
あっ　忘れてた！　あんまり歯が痛かったので。
神経に当たって動いたので、あとからみると　くちびるにかなりな傷がついてる。腫れなきゃぁ　いいけどなぁ・・。
中四国の報告　もうちょっと　待ってね！
早くしなきゃぁ　忘れちゃうよ。うん・・・。

中四国詩人会　の翌日

2004/9/27(月) 19:39:59

今朝、家で朝起きると、筋肉痛で足が痛い。
ふだん、近くのスーパーに行くのも車のわたしは、目下　運動とは無縁な生活を送っている。その私が、昨日は松江の市内を岡山の友とともに
ひたすら歩き回ったのだから、足が筋肉痛になるのもうなづける。鳥取砂丘を歩いた時には筋肉痛にならなかったのに。いかに松江の街を歩き回ったか　を足が証明している。しかも、ちょっと気取った靴をはいていったものだから、帰って、お風呂あがりに見てみると、両方の足の薬指の裏に、豆ができかけていた。ほとんど出来上がる直前。きっと翌日も歩き続けたなら、この豆は　確実にできあがっていただろう。未遂なので、このまま　何事もなく　なんとかきっと治ると思う。

中四国詩人会の翌日は完全なオフになっていて、観光一色だった。前の日、懇親会が終ったあと、その日のうちに帰ってしまった岡山組もあった。が私達、高松のＮさんと行動を共にした私は、ほかにも観光のために残った岡山組８人位のひとも一緒で、私もＮさんも　その人達に混じって行動した。
それぞれ、宿を異にしていたメンバーは、前日の懇親会のあと、翌日は、小泉八雲記念館に午前９時集合　ということになっていた。で、集合。みんな　きちんとくる。９月２６日は八雲の命日　ということもあり、記念館の入り口にはお線香が焚かれ、お花とお菓子など飾ってあった。私達は　はしごで見れるパスポートのような券を買う。八雲記念館は、勿論八雲についての一連の歴史、作品　遺品などが展示してあり、わりとこじんまりしていた。八雲の日本人のおくさん、セツさんの存在に心惹かれる。セツさんは、一回離婚経験があり、実家に戻っていて八雲と出会い、八雲が病気の時　献身的に看病したのが結婚へと結びついたようだ。八雲がいろいろな怪談物を生み出した陰には、このセツさんの存在は大きいようだ。内助の功。ふふ～ん。この言葉、嫌いではない。
そこを出ると、同じ並びにある小泉八雲旧居へ移動。観光客のために、手を加えてあり、とてもきれいに風流に整えられている。門を入って玄関までの短いアプローチには、玉砂利　飛び石がおいてあり、今どきの薄紫色の花が咲いてステキ。上がり口は、広島県神辺にある、書家、菅茶山の旧宅と似ている。昔の風流な家というのは、どこもそんな造りなのだなぁ、と思う。その並びにある、茶道具を飾ってある館　田部美術館も見る。そのあと、みんなで、「ぐるっと松江　堀川めぐり」へ。これがすごーーい　よかった！！松江を訪れたひと　誰でもが勧める催し。松江城の内掘り　外堀を１２人乗りくらいの小さな舟で案内してくれる。水から生まれた爽やかな風が吹き　頬をなでて心地よい。船頭さんのちょっと錆にきいた説明の声もこの場にぴったり。いくつもの橋をくぐる。途中、水鳥のかわいい集団や小亀や白鷺と出会いながら、お花や３５０年ものの松ノ木、武家屋敷など川？の両側に見ながら　充分に満足できる。まさしくお勧めである。お値段も高くない。
それから、私達集団１２人は、「そば処　八雲庵」という目玉のお蕎麦屋さんへ。ここは有名人がたくさん訪れ、有名人の色紙が一杯貼ってある。男の人はお酒を頼む。私もちょっとだけお味見。三色そばを注文。
ここで、いったん解散。ふたてに分かれる。１コースは、旧日銀あとの建物を利用して作られている、カラコロ工房へ。地下には日銀の金庫の扉がそのまま残されている　という。私はそれも見てみたかったけれど高松のＮさんと行動をともにしようと思っていたので、お抹茶がいただける明々庵へ３人でむかう。岡山のＳさんが、米子のＳＨさんとひと足先に行っている。岡山のＳさんは、明々庵のあと、みんなより先に帰るので。明々庵で合流して５人となる。そこでお抹茶をいただいて、お庭を拝見。松江城、松江市内を遠くに眺める。岡山のＳさんが帰って、私達はタクシーで、島根県立美術館へ。１０分くらいで着く。
島根県立美術館は、宍道湖のほとりにあり、とても近代的な大きい美術館である。ここで見る夕陽は最高なのだそうだ。徳川美術館からの展示物、江戸時代をまるごと見る。優雅な気分にひたれる。外に出て、宍道湖の風に吹かれる。雄大。
そして、そこを出て、５分ほど再びタクシーで移動し、宍道湖のほとりにある、蔦に絡まれたレンガ造りのコーヒー館２号館へ。ここで、余った時間をゆっくり休みながら喋りながらすごす。４人で。
落ち着く。疲れがとれる感じ。みんなケーキセットを頼む。ラム酒にひたしたチェリーのケーキ、おいしかった。宍道湖を真下　遠く　に見ながら４０分位をすごす。時間がゆったりと流れる。
私達３人は、米子のＳＨさんに案内され、充分に松江を満喫できた。ＳＨさんは、岡山であった日本現代詩人会西日本ゼミナールにもきていて、このごろ詩に目覚め始め、今　詩　に燃えているひとだ。私と高松のＮさんは、この松江で、初めて意気投合してしまい、すっかり親しくなった。話の調子によれば、もっともっと親しくなれそうな感じ。こうして詩祭に参加して、かけがえのない友がみつかるというのは、ステキなことだ。私達は、「運命に導かれて」なんて半分冗談交じりに笑いながら楽しんでいた。特に、高松のＮさんと、この米子のＳＨさんはなんか　気があったようだ。もしかしてこのふたり　きっと一生の友になるのではないかと思う。
ゆっくり休んで、再びタクシーで４人で松江駅に向かう。１０分くらい。１５時３４分スーパーやくも２５号松江発岡山行き。
ここで、あの時ふたてに分かれた他のメンバーと偶然合流。
列車の中では自由席を８人で陣取り、語りながら帰る。
メンバーのうち２人は、バスで帰ったとの事。

かくて、中四国詩人会、翌日の観光篇は　楽しいうちに　何事のトラブルもなく、無事　幕を閉じたのでありました。

観光篇　のほうが先になってしまいましたが。
本題の中四国詩人会についてのレポートは　また明日（予定）。
忘れないうちに。
中四国の次回の集まりは、徳島であるようです。可能な限り　参加する予定です。

明日のレポート、乞う　ご期待！！！　（＾＾

再び、予告編！　島根県松江市へ

2004/9/24(金) 22:10:14

別に、毎日　日記を記す必要は全然ないのだけれど、密かに　見てくださっているかたに、少しでもメッセージが届けられれば、なんて思ってしまって、せこせこせこせこ・・と日記を記しています。
私のことなんて、きっと知ってもしょうがないだろうから、できるだけ個人的な事は控えて、詩に関することを記していこう　と務めています。今日は支度があるので、早めに記入。あまり早くないか？

明日は、松江に行きます。
中四国詩人会です。あっ、もうこれは言い済みですね。
この前、と言っても先週、一緒に行った岡山のＳさんも勿論行きますが今回は高松のＮさんと約束しています。当初、バスで行こう　と言うことになっていましたが、Ｎさんが受付をしなきゃぁならなくなり、結局やはり特急で行くことになりました。私は、どちらでもいいのです。バスでも特急でも。岡山のＳさんは、もうひとつ早いので行く　といっていましたが、私達は岡山へ行くまでに、１時間と少し　かかってしまうので、そこはちょっと無理です。Ｓさんは日帰りをする　と言っていましたが、私達は、そこも　ちょっと無理なのです。なので、会が終ったあとは松江を楽しんできます。朝８時頃出かけても、松江には昼過ぎにつきます。会は午後１２時半から受付です。またまた　お昼ごはん　食べれるのかしら？
福山の輪の会　も同じ日に勉強会があるのだけれど、そちらはやむおえず欠席です。

今回は本当に簡単に。
では、ご報告　楽しみに！
予告編でした（＾＾　。

切符を買いにでて、通りがかりの宝石店を覗いたら、水晶のヒールのペンダントトップがありました。シンデレラに憧れる私は（それにしては若くない）その　ガラス？のヒールを買いました。決してお値段は高くはありません。ひとつしかないガラスのヒール。さて、もうひとつはどこにあるのだろう・・・。空想すると　ロマンティック　になれる。^^

断簡風信　vol.　１８９

2004/9/23(木) 23:18:42

前号、１８７　は　実は　１８８　だったのですね。
これに気づいた山本テオさんは、とても几帳面なひとなのだと思う。「大ポカ」っていう言い方、なんとなくポカポカ　して暖かく笑えて　いいなぁ。

では、本題。
藤井宗哲「良寛＝魂の美食家」は興味深い。玉島の円通寺は行ける場所にあるので、そのうち是非行ってみたい。７４歳で没　というのは、昔にしたら随分な長生き。ユリ根やおいしいものを食べて、かなりな美食家とのこと。やはり、食べることは生きること、生きる事は食べること、ここが基本。その上、精神衛生がよければ、長生きするわよね。
ここに、長生きの秘訣を見る。そういう意味では、現時代に本当にお勧め　ね。

村上和雄「生命のバカ力」の科学エッセイもそれに通じる所があります。気持ちの持ちよう　とか　笑いは百薬の長　とか　そんなことと遺伝子との関係がどうコントロールすればいいか　なんて指南書のように書いてあれば、これも興味をそそる１冊だわね。なんだか、いかに長生きできるか、一生懸命考えてるみたいね。とてもいいことよ。

中沢新一の講義録をもとに書かれた本「対称性人類学」では現生人類が三万数千年前の脳の飛躍的進化によって初めて「無意識」を手に入れたという所は、桐田さんと同感して驚いてしまいます。抽象的言葉も奥が深いのだなぁ。

よしもとばななの「日々の考え」ではあとがきの「人生は楽しいことばかりではないが、常に楽しいことをピックアップするのは可能なのです」この一文を目にしただけでも、十分に価値がありますね。ある高校生がおかぁさんと共に、よしもとばななの本が出るのを待ちわびて購入する　というのを聞いたことがありますが、こういう所に惹かれるのかな　と思いますね。

「異形の心的現象」では吉本隆明の自らが体験した　こじれと絶縁　のノンフィクションの部分を見てみたい。そこに次女吉本ばなな　を登場させているのもおもしろい。人付き合い　の参考になりそうな感じ。

近松洋男が近松門左衛門の９代目の子孫、というのにまずびっくり。そんな著者が書いた「口伝解禁　近松門左衛門の真実」は読めばぞくぞくおもしろい話が出てきそうだ。

いつも、バラエティに富んだ読書で、感心します。
生き字引　桐田さん　が出来上がりそうですね。
もう、生き字引　　かな？　
お礼をいうのが、一番あとになってしまいました。
ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
韓国のお酒は、おいしかったでしょうか？　（＾＾

余談ですが、この土日は、中四国詩人会　が島根県松江市　であります。中四国の詩人達が、一同に松江に集まります。松江の街は、その日
詩人だらけ　になります。　鳥取砂丘の集まりとは、また違った雰囲気です。（＾＾

は～～ぁ、今日は長く書けたかな。これから、ＮＨＫの　夢・音楽館
を見まーす。（＾＾♪

雨のお墓参り

2004/9/22(水) 23:48:39

疲れていると、体はソファーに沈むように眠りに落ちる。
テレビの音も、心地よい　子守唄のようになる。

今日は、朝から雨が降っていた。
早くから、どうしようかと　やりとりしていたが、少しずつ小ぶりになり　「やはり今日行こう」というので、雨の中、運転手をつとめる。
お墓参りは、いつも一日がかり　だ。
朝でかけて、帰る頃には　すっかり日が暮れる。
しかも、帰ってきたら　道中長いので　疲れ果てるのはいつものことだ。
父は　お参りしてほしい時には、母の夢枕に立つようだ。
亡くなった当初は　私の夢の中にも５回くらい現われた。が今頃は現われない。私が詩で　思い出すから　かな？
哀しみにくれるのは困るが、時々は思い出してほしいらしい。
母のところには、時々現われる。
いつも　にこにこ笑っている颯爽としたりりしい父の姿であるという。

明日は秋分の日、みんなお墓参りをするだろう。
先祖や亡くなった人を供養するのは生きているものの役目。
時　は　ずっと続いてきているので。
先祖があってこそ　今　の自分がある。
生かされているのである。
なんだか　お坊さんの説法のようになってきました。
しっとりとおさめようと思っても、どうもユーモアチックに走りがちになってしまう。くよくよするのは嫌いだ。明日は明日の風が吹く。自分が幸せでなくっちゃ　ひとは幸せにしてあげられないので。そういいながらも、案外自分で自分を元気づけてたりして。

明日はお彼岸です。
さかきと菊のお花を持って、みなさま　お墓参りをしましょうね。
今日の日記は短い　です　ねぇ・・。
アップしてみると、そうでもないか？

夜の鳥取砂丘の中心で詩を叫ぶ　Ｎｏ,２

2004/9/21(火) 19:57:07

９月１９日の朝、廊下で偶然に会った東京のＯさんが「午前３時まで詩集を創ったんだよ」と言った。Ｏさんとは、東京ポエケットでも会い、翌日の下北沢の朗読会でも会った。下北沢の朗読会が終わった時、「又会いましょう！」と握手を求められた。が、その言葉通り、あまり間をおかず、また会ってしまった。（とても明るい人である。朗読は絶叫型。）
砂丘から帰って、打ち上げの時、朗読した詩を、ひとり５０部ずつ提出したが、それを、スタッフのひとやら、Ｏさんも手伝って、私たちが大広間で喋り倒している間、せっせと詩集を創ってくださっていたようだ。そうなのだ。その作業の大変さを思うと、頭が下がる。
出来上がった詩集は、朝食の時、１冊ずつ　みんなに配ってくださった。これで、夕べのみんなの詩をゆっくりと見れます。嬉しい！ゲームの表彰式も無事終る。
午前１０時になると、マイクロバスがお宿の玄関に横付けされる。みんなは、荷物を持ち込んで、お宿新生館にさよならをして、バーベキューの場所へ。マイクロバスが走ること４０分余り。道はくねくねと曲がっていて　渓谷に沿った山道を行くので、コンクリートジャングルしか見たことがない東京のひとは、まぶしい緑に歓声を上げていた。
着いた所は、山小屋のような所で、バーべキューの用意がすっかりされていた。入り口の所には湧き水があり、係りのおじさんに勧められるまま、みんなは湧き水を手ですくって飲んだ。私も飲んでみる。冷たい。まろやかな味がする。おいしい。
ドラム缶のバーベキューではなくて、鉄板が用意されたバーべキューで、おいしそうな鳥取牛を中心に、なすやかぼちゃ、ピーマン玉葱など材料はすっかり切りそろえられ、あとは焼いて食べるだけの状態にしてある。朝食を（今度は食べれた）たっぷり食べている私達は、午前１１時半にしては、少々食べるのは早いなぁ　と思いながらも、「まぁ、ゆっくり食べようや」と誰かがいい、鉄板の上に大きなお肉がのせられた。そのお肉の大きさたるや、かえでの葉っぱくらいの大きさで、厚さは３ｃｍ。その大きさにみんなはびっくりしながら、ふたをかぶせて、係りのおじさんがフォローしてつくってくれる。飲み物は、ビールありコーラありウーロン茶あり　である。ミキさんの御母上が「焼肉にはコーラが合うのよね」と言われるので、そのとおりにしてみると、なるほど　はまる味ではある。ワイワイガヤガヤ言いながらバーベキューは続く。ひとしきり食べて落ち着くと、再び朗読がはじまる。朝　喋ったＯさん、そしてあとふたりのかたと。かけあいのようにして。ここが、普通の集まりと詩の集まりとの　違う所である。私は、金沢に行った時、夜　夜間飛行　と言って　金沢のひとが街中を案内してくれて、隠れ家と称すお茶屋さんに着いた時も　あのときも　自然に朗読がはじまった。私は　あの時、詩の世界にいよう　と思ったら　朗読は欠かせないものなんだな　と思い込んだふしがある。それから、私の　朗読武者修行は初まったのだった。例の如く、ここでも。それは、とても心地よいことである。

おなかも一杯になり、朗読もすんで、ミキさんのお母上が「ちょっと腹ごなしに　散歩でもしましょうよ」とみんなを連れ出す。私もついていく。３分ほど歩いた場所に、人口ゲレンデがあり、人工芝をしいてあって、傾斜４５度くらいのスロープがあった。冬になると、きっと雪が降る鳥取では、ここをスキーのスロープにするのかもしれない。ダイナミックなスキー場ではないが、こじんまりと楽しめそうな所である。みんなはそりをもちだして、めいめいにいろんなスタイルで滑り始める。わたしもやってみた。スロープの一番上に立つと、傾斜が急で、結構こわい。
思い切ってすべる。成功！！！なんとかころばないで降りれた。
若い人は、そのそりに立ったまんま乗ってみたり、スノボーをするように勢いよく下り、はでにすっころんでいた。少々の擦り傷など、なんのその　であるらしい。そこが　若さ！！　私はころびたくないので、１回でやめて、あと眺めていた。再び、焼肉のところに戻ると、みんなにまじって、寺西さんが、焼肉をもくもくと食べていた。みんなは、たらふく焼肉を食べて、それでもまだ　たくさんお肉は残っていた。寺西さんは、きっと安心したのだろう。ほとんど催しも終わりにさしかかっていたので。寝不足のひとは、丸太のいすに寝転んで寝ていた。湧き水からでる冷たい水の流れの中に並んで足をつけているひと達もいる。それぞれが、自由な時間をすごしていた。
午後２時半、来た道を戻り、鳥取駅へと向かう。駅で、昨夜　砂丘の中心にたてた白い旗を再びはためかせて、かくて、「夜の鳥取砂丘の中心で詩を叫ぶ」の　壮大なる行事は、無事完了を迎えたのでありました。

寺西さん、ミキさん、そしてスタッフのみなさま、そしてそして、ミキお母さま、楽しいひとときをありがとうございました。二度とない経験が出来たと思います。そして私は、この鳥取砂丘で叫んだことにより、朗読に　いささかの自信ができたような気がいたします。「家に帰り着くまでは　旅だからね」と誰かが言って、この行事は　成功のうちに　無事幕を閉じたのでありました。

みなさま、本当にごくろうさまでした。砂丘にくっきりと足跡が残りましたね！時間が経つごとに、より素敵な想い出へと変貌していくことでしょう！それぞれの胸の中で。（＾＾♪　生涯の想い出として（＾＾。

以上、私のつたないご報告を終ります（＾＾。。。

夜の鳥取砂丘の中心で詩を叫ぶ　Ｎｏ.１

2004/9/20(月) 19:00:13

２００４年９月１８日、その計画の日はついにやってきた。
これから、実行の時を迎える。午後７時、とっぷりくれてしまった鳥取砂丘入り口で（東口）で私たち３人は、他のたくさんのメンバーと合流する。私たち３人とは、名古屋からきた女の子と私と岡山のＳさんだ。
スタッフの男の子ふたりが、私たちをバス停のところまで迎えに来てくれる。
さぁ、これから集団で、夜の鳥取砂丘の中心へと突入である。ぞろぞろと集団が砂丘の中へと。砂丘は広大なので、砂の傾斜が雄大で思った以上に隆起がある。歩いていると砂の中に足がめりこみ、砂に足が取られる。さきほど降った雨で砂は濡れている。２０分位歩くと、砂丘の中心らしき所に着く。そこへ、はためく白い旗がたてられた。雲が多いため、月も星もみえなかったが、ぼんやりと空と砂の境目に浮かぶシルエットはやはり砂丘独特のものである。その線の上に等間隔に並ぶいさり火がなんとも詩情を誘う。
それぞれの班に別れ、砂丘のあちらこちらに場所を移し、いよいよ朗読がはじまる。基本の班から、朗読した人は、他の班へと移動する。その時、聞いてもらった人のカードにサインをあげる。たくさんサインのある人が優勝　というゲームも取り入れていた。つまり、たくさん、ひとの朗読を聞いてあげた人が、貴重なのである。６つの班では、ひとが闇の中で、入れかわり立ち代り移動し、いくつもの人影がうごめく。佳境を迎える頃には、本当に「夜の鳥取砂丘の中心で詩を叫ぶ」だった。ひとつとひとつの班は、かなりな距離があるにもかかわらず、よその班の叫び声が聞こえてくるのである。ＮＨＫや新聞社が取材にきていた。特にＮＨＫは、ビデオ撮りのため読む人に、強烈なライトを照らすので、真っ暗な砂丘に、詩を叫ぶ若者がまぶしいライトとともに浮かび上がり、本当に劇的に見えた。これをテレビ画面でみたら、結構いけるんじゃぁ　ないかな　と思っていた。
あっという間に２時間が経過してしまった。９時半過ぎに頂上へ集まってきた時には、夜の鳥取砂丘の中心で詩を叫べた　という充実感に誰もが満ち満ちていた。ひとりでは、絶対にできない計画。「なんか、癖になりそう。また　する？」なんて呟きも聞かれていた。白い旗がひらめく頂上で、その班ごとに連句のようなものを、しめくくりに声をあわせて叫ぶ。私たち緑色の４班は、「砂丘とは浮かべるものにあらずして踏めばなるかな寂しき音して」という言葉を６人でエコーのように輪唱のようにして読みあげる。なかなか雰囲気があってよかった。
さて、再び砂丘を横切り、バスのところまで、帰る。帰る時大阪のＮさんと話しながら帰る。旅館に帰ったら、大広間に打ち上げの場所が用意されていた。お宿には薬湯があり、しかも２４時間いつでも入れる。私たちは、岡山のＳさん、大阪のＮさんと、午前２時まで詩について熱く語り合っていた。あすは、バーべキューがある。翌日の朝、このことが、朝のＮＨＫのニュースで放映されたようだ。見てみたかったなぁ・・・。
（＾＾

鬼門　上郡（かみごおり）駅

2004/9/19(日) 00:00:07

予定の解散時間　午後３時より３０分早く　送りのバスは鳥取駅に着いた。もしかして、早い列車があるかな、と思い、みなさんに早々とお別れを告げ駅の改札に急いだ。が、列車はなくて、やはり予定通りの午後４時２０分発の特急スーパーいなば２号しかなかった。自由席に乗るので、３０分前から行って並ぶ。無事乗れた。郡家（こうげ）⇒智頭（ちず）⇒佐用（さよう）⇒上郡（かみごおり）・・・と、疲れでうつらうつらしているうち、恐怖の上郡駅に着く。ここで列車内アナウンス。「上郡から進行方向が変わります。お客様は前後のお客様とご相談の上座席の方向をかえてください」と。つまり、ここで、列車はいったん止まり、逆方向にむけて走り出すのだ。それで、行きしな　は間違えた。２人でいたのに間違えて、行きは、上郡からふりだしの岡山まで戻ってしまったのだった。
ここは、単線なのだ。まさに行きの時のことが思い出されて、見震いした。（ちょっと、おおげさ？）が、帰りは　乗り換えがないので、列車は逆方向に走るものの、乗ってさえ　いればよかった。列車のあちこちでは、座席の方向を変える音が、ガタンガタン　していたが、そんなことなど、今となってはどうでもよかった。ただ、無事帰れさえすれば。次は終点岡山駅だ。岡山まで帰ってくれば、もう安心である。列車が止まる前に再び列車内のアナウンスに耳を澄ませる。「この列車は８番乗り場に止まります。山陽本線下りは１０番乗り場です」数分後に列車が来る模様。列車が止まると私は急いで階段を駆け上がる。１０番乗り場は隣りだと思っていたので。ところが８番乗り場の向かいが１０番乗り場になっていた。なんだ、駆け上がる必要はないじゃないか、と思いながら、ゆっくりと再び同じ階段を下りる。８番乗り場の向かいが１０番乗り場になっていた。じゃぁ、９番乗り場はどこへ行ったんだ？ちょっとしたミステリーを感じながら、探す間もなくやってきた列車に急いで乗る。
旅に出かけた時には、福山駅でいつも在来線に乗り換える。今回は福山駅に着いても、在来線各駅停車だったので、福山駅で乗り換えないでそのまま乗っていればよかった。なのに、いつもの癖で、いったん下りて、このままでいいことに気づき、再び同じ列車に乗り込む。
いつになったら、迷わないですむだろう。忘れかけた頃、また次の旅がやってくる。しかし、この迷う　ということも大切な事のようだ。
自転車などで、たとえば買い物に行く場合、私たちはいつも同じ道をとおりがちである。だけど、これはだめなんだそうだ。いろんな違う道を通ったほうがいいのだそうだ。頭の体操、脳の活性化のために。二十歳を過ぎれば、脳細胞は死滅の一途を辿るらしい。ならば、いろいろなことで、右往左往するほうが脳の活性化のためにはいいようだ。これもまた人生　なんて軽く考え　失敗にものらりくらり　と対処しよう。
しかし、行きに列車を乗り間違えたために、晩御飯を食べ損ねてしまったのは大変残念だった。山陰はいかがおいしい　とは、帰りの待ち時間の間に入ったお蕎麦屋さんで聞いたお話。お宿　新生館では、晩御飯にいか　は出ただろうか？食べ損ねた晩御飯がうらめしい。私は小さな頃から　くいしんぼう　だったようだ。「食べること　は　生きること」
くいしんぼうも、あながち　悪いことではない。旅をすると　そこでのおいしいものを食べるのも、楽しみのひとつである。待ち時間に食べた山陰おそばは、目の前でゆでてくれて、こちらのほうのおそばより、やはり　ぷりぷりしておいしかった。行きに列車に乗り間違え、岡山まで逆戻りしてしまって、晩御飯をすっかりたべそこねてしまったことはさておき、くいしんぼう　万歳！と叫ぶことにしよう。夜の鳥取砂丘の中心で、思いっきり詩を叫んだあとではあったが。
ご報告はまた後日。そういえば、私よりも　さらに１時間あとの特急に乗る　と言っていたＳさんは、静岡まで　ちゃんと帰れただろうか？
東京組は　無事帰っただろうか？

できた！

2004/9/17(金) 22:23:31

鳥取砂丘で読む、新規の詩が１篇できました。原稿用紙１枚と少し。
すでに創ってある詩と２篇読むことにします。これを５０部コピーしなくてはならない。できるかなぁ。やらなきゃ、といいながら、これからひとと会わなくっちゃならない。できれば今日中に、詩集の感想も書かなくちゃぁならないのに。旅のしたくもあるし。
忙しくて、頭がパニックになりそうな時には、それを全部メモ書きにして貼っておき、ひとつひとつすんだら、鉛筆で消していくのがいいんだって。やったぁ、できた　という達成感と充実感が湧くんだって。
わたし、そこまでいそがしくないか。とっても忙しいあなた、一度やってみたら？書く　ってことは、精神衛生上　とてもいいらしいよ。
じゃぁ、いつも必死で？日記　書いているわたしは？うーん　？？
何事も、ほどほどが一番！！！　よ！

夕刻から、コピーをしていた。詩は２篇でもコピーするのは３枚。
一枚につき、５０部だから、３枚なので１５０枚コピーした。
途中プリンターの字が薄くなったりして、もし故障したらどうしようか、と思いながらヒヤヒヤした。もっと早くからしておけばいいのに、読む詩が決まらないところでもって、優柔不断。結局　まさに直前である。静岡の佐々さんなどは、もう鳥取行きに乗っている。ミキさんも支度に忙しいだろう。東京組みは支度に忙しいだろう。私は近いので、悠長にしている。まだ、これから詩集の感想を書くつもり。詩集をいただいているのに、感想を送っていない。そのひとが、あす、くるのだ。
会った時、渡してあげなければ申し訳ない。それも、早くすればいいのに。いただいても、なかなか感想をさしあげられないのは、これは、誰でもの共通の難事のようだ。わたしだって、たとえば手作りの詩集をさしあげて、感想を１００％いただけるものでもない。感想をもらえる　という事は、貴重だと思う。だから、買った詩集は横においておいて、いただいた詩集のほうに、眼がいき、感想を書かなくては、と思う。東京ポエケットで、それでも、ただで、詩集がもらえる会員となり、ポエトリージャパンから３冊の詩集を送ってきた。数日まえ、その全部にやっと感想を送ったところである。瀬崎さんは月に３０冊ほど詩集やら同人誌が届くという。「それに感想を書こうと必死よ」と言っていた。瀬崎さんは、医者という仕事をしながら　なので　その大変さはよくわかる。
最初の頃は、詩集を送っていただけるのが嬉しくてしょうがなかった。集まりに出るたび、いただいたり送ってもらったりして。ただ、感想という部分が出てくると、いただいた詩集や同人誌の全部にいまだ感想を書けないでいるものも多い。感想を書くか否かは、まったくいただいた頃の、忙しさの状況と独断と偏見によるものである。たとえば、いただいて１年の歳月が過ぎたとしても、きっと感想は送ってあげなければいけない、という気は充分にある。東京のＹさんが、一行でもいいから感想を送ってあげて　と言った。これは義務だ、と思うのだけれど。なかなか、対応しきれず、失礼したままのものもある。申し訳ない　と思っている。感想をもらえることが、詩の上達につながっていく、と広島のＫさんが言ってた。詩人の誰もがかかえている大切な難題だと思う。感想ばかり書いていたら、詩が創れない　という詩人もいる。そのへんの兼ね合い調節が　また　難しいところである。

日記を書いていないで、早く感想を書こう。旅の支度もまだだし。
うん、がんばるぞ！　明日の夜の今頃は、星を眺めながら、鳥取砂丘のど真ん中で夜風に吹かれて、みんなで詩を叫んでいる。（＾＾

叫ぶ詩　と　詩集の中の詩

2004/9/16(木) 23:28:10

昼頃からずっと詩を考えている。叫ぶ　詩　である。実際に大きな声で叫んでみたり。う～ん、うまくいかない。（－－；
夜、広大な砂丘で叫ぶのだから、とにかく　耳から入る明解な　言葉　でなくてはならない　と思ったり。しかも、ダイナミックな詩でなくてはならないような気が。
こうしてここに書いてしまうと、絶対　「叫ぶ　詩」を考えなくては　ならないかもしれない。でも、まだ　わからない。少しの猶予。
支倉隆子さんは、朗読した詩は紙版にしない　と言われた。
叫ぶ詩　と　詩集の中の詩は少なくとも違うと思う。耳から聞く詩と眼から入る詩との違い。だけど、それらをすっぱり切り離してしまうのはなかなか難しい。紙版の詩を少し改ざんして朗読の詩にする場合もある。叫ぶ詩には、詩本来に必要な余韻や想像性は必要ないだろう。リズムが大切であるらしい。あぁ難しい、難しい・・・。しかも、時間がない・・。また、今日が終る。やっぱり、今ある詩の中から選ぼうかな。迷う。この後に及んで　迷う。優柔不断なのは血液型のせい？
う～ん、複雑　！
ちょっと天気が怪しくなってきた。大丈夫かなぁ・・。
今日は、まとまらない。
嬉しいことがあったのに　まとまらない。
嬉しいことって？　
ふふ～ん、それは内緒　ね！　ウフッ　（＾＾ウシッ。
鳥取行きの切符買いま～した。（＾＾　フ　♪

予告編

2004/9/15(水) 22:46:31

今、「夜の鳥取砂丘の中心で詩を叫ぶ」の掲示板では、数日後の行事を控えて　メールが飛び交っている。鳥取に向けて、参加する誰もが心そぞろで、浮き足立って、旅に向けて、はずむ気持ちを押さえ切れないでいるようだ。このグループは若いひとが多いので、他のグループとはまた趣きを異にしている。直前にこんなにメールが飛びかうんだもの、そこからして違う、と思う。ご多分に漏れず、気持ちだけは若い私は、ちゃっかり　そのメールの中にもすべりこむ。管理者のひとが、ちゃんと受け答えしてくれるので嬉しくしている。行事は１８～１９日鳥取である。

この行事は勿論　詩の雑誌にも載っているものだが、私は、東京ポエケットに行った翌日に参加した下北沢の朗読会で招待状をもらった。
実施は２ヶ月先だったが、それをみた時　すぐに、「行きたい」と思った。もっとも、私は詩の行事であれば、目下どこへでも行きたい人なのではあるが。鳥取は広島県から近い。しかも夜の鳥取砂丘である。そんな所で　詩を叫べるなんて、そうそうあるものではない。もしかして、一生　ないかもしれない。鳥取砂丘は、大学の頃、友達３人で行ったっきりである。あれから、どれくらいの月日が流れているものやら。
もし、わたしが西荻のほうの朗読会に行っていたら、知らずに過ぎたかもしれない。詩の雑誌はよく見るのだが、どうも見落としが多い。
自分の作品でさえ入選していても、他の人から聞いて初めて知る人である。なんとも、恥ずかしい。これは、もしかしたら、もしかして運命かもしれない、なんておおげさに考えて。参加決定！今年の私の運勢は、若いひとと知りあうんだって。しかも、そのひとたちは、わたしの一生を通じてお付き合いするひとなんだって。昨年も私はたくさんの人と知り合ったけれど、昨年にお知り合いになった人達も、わたしに一生かかわってくれる人達なんだって。私、占いをなんとなく信じているんだなぁ。なんか、わたし、わくわくするなぁ。

で、いろいろと準備に忙しくしている。朗読する詩を５０部コピーしなくてはならない。どの詩を読もうか迷い中である。創ってもいいんだけど、気はすでにそぞろである。なので、すでに創っている中から選ぼうと思う。たぶん。雨天決行なので、お天気が心配されるが、今のところ大丈夫なようである。直前でも受け付けるらしいので、もしこれからでも参加してみよう　という気の人がいれば、メールかお電話で連絡をとればオッケイではないかな。「夜の鳥取砂丘で詩を叫ぶ」と入れて検索すれば出てくる　と思います。（＾＾

以上、予告編　でした。
又、参加したら　そのあとレポートします。　

詩祭　こぼれ話

2004/9/14(火) 19:05:55

お泊りが入る詩祭に行くと、朝食の時に　わりと講師の先生と会う。
ちょっと緊張するけれど、どの先生も優しく語りかけてくださるので嬉しい。中也の会、今回も、泊まったビジネスホテルうえので　朝食の時、山本哲也さんと会った。食べ終えるまでの間、色々とお話するが、その内容はとてもためになるお話である。ここには中也の関係の人が
２０人ほど泊まっていたらしいが、みんなどこにいたのだろう。
歴程の合宿の時には、２日目の朝食の時、鳥取のＷさんがいたので、その傍に座ると、そこには入沢康夫さん、安水稔和さん　離れた所に井川博年さんがいた。少しだけ話した。入沢さんが去られて、安水さんと神戸の震災の話をかなりした。食べたあと部屋に戻る通路の道すがら井川さんと少しはなした。ポエムの虎の時には、２日目の朝食時、必然的に福間健二さんと一緒になる。少し話す。すぐ近くで食べながら、近じか、ヨーロッパ（スペイン？）にいかれると話していらした。
数年前の山口芸術村では２日目の時、谷川俊太郎さんが１日中すぐ後ろにいらした。なのに、なにを話してよいかもわからず、ただ顔があうと笑っていただけだった。講師の方の傍にいると、そばにいるだけで、そのオーラが伝染してきそうだ。なにか、とてもいいお話がきけそうで、傍によるだけでわくわくしてしまう。それに、私的な部分が垣間見えたりすると、それはそれで、かなり嬉しい。今回の中也の会で、二次会の時佐々木幹郎さんが近くにいらしたが、彼がなぜ女性に愛されるのか　そのそぶりをじっとみているとわかるような気もした。佐々木さんの、酔っていてその茶目っ気ぶりが垣間見える。昨年会って１年ぶりだが、少し太られたカナ？と思う。昨年の中也の会の朝食の時は、北川透さん、佐々木幹郎さん、山本哲也さんがいらした。本当は、心の中ではとても緊張しているのだが、それでも　近くにいたい　と思ってしまう。大阪で、藤井貞和さんと同じテーブルでお好み焼きを食べた時には、詩をやっていなければ、絶対に接触のないひとだろうな　と思って傍で話を聞いていた。藤井さんは東大の現役の教授らしかった。
どの先生も、みな優しい。
こうして話しながらも、心の中は緊張でいっぱいになる。

昨日、お知らせがきたのですが、第１９回国民文化祭に応募した詩が入選しました。タイトルは「ファーザー・ズ・フラワー」（父の花）です
もしかして、また福岡に行くかもしれません。

中也の会は鎌倉、軽井沢でも開かれるようです。そして、来年は立ち上げ１０年を記念してフランスツアーが組まれる計画の予定もあるようですよ。
実をいうと　行きたい・・。お金と事情が・・・許されるかどうか・・
気持ちは行きたい、可能性は・・微妙・・・（＾＾・・・。。

中也の会　ご報告

2004/9/13(月) 00:46:29

９月１１日、中也の会に行った日にホームページ開設１ヶ月を迎えた。２日遅れだけれど、ささやかに　立ち上げ１ヶ月目記念を祝して、密かに乾杯！！！１ヶ月で１３１０人のひとが訪れてくれている。多い日で９２人、少ない日で２８人、平均すると１日約４５人の計算。ざっと、だけど。これは、多いのか少ないのか　今ひとつよくわからないが、とにかく、たくさんのかたが訪れてくださったことに感謝したい。
午後１０時になったら、中也の会のこと書きますので、いましばらくおまちくださいね。ウフッ　と笑ってごまかす。（東京湾景が最終回です。ちょっとストーリーが冬のソナタ　とかぶってる？）この頃、韓国ドラマがさかんです。（＾＾

お待たせしました。これから書くけど、やっぱりアップは午前０時近くかな。
今回のメインテーマは、中原中也と宮沢賢治についての比較でした。
ふたりの詩を比較しながら、違いとか共通点について論じられました。
一連の流れを追いますと、まず、３人のひとによる、パネルディスカッション。２時間と少し。３人とは、栗原敦さん、吉田文憲さん、青木健さんです。青木さんが司会をされ、栗原さんと吉田さんが研究発表をする形で行われました。中也と賢治は深い共通性はあるが、詩そのものは独立している。賢治は世界の幸せを一番に考えるが、中也はそうではない。お互いに、故郷に対する思いが微妙に違っている。賢治は実質的に農学校の先生をして故郷に貢献したが、中也は実質的行動はなく観念で貢献した。中也の詩には、空き行が多いが、賢治は１００行くらい平気で書く。ふたりとも、夜中の散歩　という点では共通、など、さまざまな点で比較された。栗原さんはレジメにそって整然と話され、吉田さんは思い出を語るように話される。そこへ、志賀直哉が登場してくるのもおもしろかった。「うつも果てるも　ひとつの命」「すべてが私の中のみんなであるように」と言った賢治。「私の中には人種の観念がない」と言った中也。大きな近代化の波の中に中也と賢治は居て、微妙な違いはあるものの、中也は賢治を理解していると思う、とはみんなの共通した意見だった。
二部のアトラクションでは、フルート奏者の山田英人（ひでと）さんが中也の４つの詩「帰郷」「汚れちまった悲しみに」「春の日の夕暮れ」「ひとつのメルヘン」をフルートで表現される。フルートを分断して、フルートとは思えないような音で弦をはじいているような、雨だれを思わせるような独特な音で表現されたのには驚いてしまった。
第三部は、原子朗（はらしろう）さんの講演。「抒情と抒情を超えるものー賢治と中也」というタイトルで話される。いろいろ比較されながら、長く話されたが、最後に　賢治がピッチャーであるならば、中也は待ちの詩人で、キャッチャーだったと結ばれる。
一連の勉強会が終ったあとは、会員の総会があり、夜に入ると懇親会と続く。そのあと、二次会三次会と続き、一番最後の若い輪のひとたちは、午前１時くらいまでお話したらしい。私は、午前０時過ぎに失礼した。
午前０時にこだわる　やっぱりシンデレラか？なんちゃって。

翌日には朝１０時から、中原豊副館長による、やはり賢治と中也による比較。中原さんは、個人的主観だが、昨年より随分お話のしかたがうまくなっておられるように思えた。話し方にゆとりが感じられた　と思ったのは私だけだったろうか？そのお話が終ると、中也館に徒歩で移動し、それぞれに見学のあと、流れ解散となった。中也館では、宮沢賢治の色々な資料が並べられていて、興味深く見た。
私は、歴程の夏季セミナーに参加したばかりだったので、歴程の同人誌に心平、中也、賢治の名前が並んでいる同人誌をみると、何か不思議な気がしていた。中也は三好達治や朔太郎とも接触があったらしい。何年か前に、中也は歴程で朗読し、歴程の同人となり作品を載せた。
私は、歴程の同人ではないが、中也が何年か前にしたことを、セミナーに参加したから　とはいえ同じことをした　と思うと、ますます感無量だと思えてしまう。貴重な体験であると思う。中也の会に参加してこそそのような事実にも気づくのである。中也が３０歳で亡くなっているのは惜しい　と思った。さらにふたりの子どもも３歳で亡くなっているのも惜しい。生きていれば、どんなだっただろう。詩人たちの二世の動向も気になるところである。

行く時に、新幹線からＪＲに移動する所で、再び入沢康夫さんとあう。
義理の兄、といわれる方と一緒だった。湯田温泉駅までご一緒する。
福山について色々聞かれる。
このように、詩のイベントに参加すると滅多にあえないすごい方と身近にお話できる　というのは詩のイベントに参加するもっともすぐれた利点であると思う。

午前０時までに書いたのだけれど、推敲していると０時を過ぎてしまった。で、また時間がおかしくなる。現在の時刻は、９月１４日午前０時１６分となりました。だから、午前０時までに書かなくてはならないのにね。時刻だけは、とにかく書いた時間帯になる。更新すればするほどに、刻々と記入した時間は変わる。現時刻となるのです。
ご理解くださいね（＾＾。。。

訂正を加えると再び、時刻は変わる。（＾＾

行きはよいよい、帰りは？

2004/9/12(日) 19:14:24

サーバー・テスト。
どうかな？
・
・
・
うん、よさそう。では、書くね！

今日の午後１２時、流れ解散のあと、いつも移動にタクシーを使っていた私は、これが移動の最後、ということもあり、中也館から徒歩で宿泊所に向かった。先ほどまで降っていた雨は、カラリとやんでかんかんと真夏のような太陽が照り付けていた。私は晴れ女だ。私が歩く所、雨はよけて通るようだ。特に詩祭に関しては、その傾向が強い。私は徒歩で、その途中のお店やら、景色やらを見るのが目的で歩いた。歩いていると、昨年、大阪のＮさんと初めて足湯をつかった所に通りかかる。覗いてみた。男の人が（と言っても、明らかにおじいちゃん、という感じ）ひとりで、足湯につかっていた。どうしようかと思ったが、せっかく通りかかったのだから、と入ることにする。話しながら、笑いながら。
ちょっと熱い。結構高い温度なのだ。すると、そのかたが、「流れる際は熱いよ」といわれる。ここ、湯田温泉では、この近辺に足湯が６箇所ほどあるらしい。つかっていると、娘と母らしき親子がくる。「熱いですか」「ええ、かなり。でもつかってしまうとそうでもないです」その親子、「公園のほうがぬるいらしいので、そっちにいこう」と言って行ってしまった。また、すぐさっきと同じような、次の親子がくる。
聞くまもなく、その親子は、すぐ前に並んで入ってきた。おもしろいので、四つの、対の足を写真にとる。親子が、あきれて笑ってた。「どれくらい入っていたらいいんでしょうね」「２０分くらいです」そのかたが答える。えっ、２０分？そんなに入っていたら、足だけ茹で上がってしまうよぅ・・。５分ほど入って、その間に世間話をして、真っ赤になった足をふいて、宿への道のりを再び徒歩。途中、お土産屋さんがあったので寄ってみる。おだんごを買う。さらに徒歩。やっと着いた。時間、中也館を出て、４０分くらいかな？　フロントで、預けていたボストンを受け取り列車の時間を聞く。すぐあるらしい。再びタクシーを呼んでもらい、タクシーで、ＪＲ湯田温泉駅へ。ここまではトラブルなし。

湯田温泉駅のレトロな待合室に、立ち入り禁止の紙が張られていた。
「えっ、なんで？」とひとり呟くと、そばの学生が「台風で、屋根が飛んで、入ると危ない」と言った。なるほど、空を見上げると、屋根が飛んでいた。待合室のそばにある、椅子に並んで座り列車を待つ。列車が来る。乗る、私だけ。ほかのひとは、何で乗らないんだろう、と素朴な疑問。５分ほど乗って着いた所は、終点山口。新山口ではない。運転手さんに、「新山口ではないのですね」と聞くと、
「急いで！向かいの列車が新山口行き！」と叫ばれる。えっ、と思いながら、向かいの列車に飛び乗る。湯田温泉駅は単線なのに、山口駅に着くと、いつのまにか複線になっている。どこからどういうふうに複線になるのだろう・・と、こんな時に考える。どうやら、また逆戻り。私は、反対方向の列車に乗ったようだ。どうりで、周りの学生が乗らないはずだ。再び、さっきの湯田温泉駅、通過。２０分ほど乗ると、無事、新山口駅に着く。たいしたトラブルではないが、ちょっとだけ、どぎまぎした。方向音痴、しかも単線。乗る前に、逆方向だと、気づけばいいのに。もしくは、隣りの学生に聞けばよかった。まぁ、これくらいのこと、トラブルには入らないか？先の、福島県の帰りほど、あわてなかった。一人旅は嫌いだ。でも、アクシデントもたびたび合うと、慣れる。合っても、この程度でよかった、なんて思ったりもして・・・。

私は、中也館で２時間ほど眺めていたので、他の人はみんな帰り、帰るのも一番あとになってしまった。なので、列車に乗る時も、中也の会に出席した人は、誰もいませんでした。新幹線の中では、くつろぎ、夕方には、家に帰り着いた。
中原中也の会のご報告は、また後日！
乞う、ご期待！！！　（＾＾

詩の旅

2004/9/10(金) 00:15:23

詩のイベントに参加する旅に、ノルマのように参加している。
占いでは、疲れがたまるので、ダウンしないように、とでる。
私は、占いが好きで、少女の頃には、カードをきって、自分でトランプ占いなどしていた。今はただ、見るだけだけど、それでも、星座占い、高嶋易断、細木数子の占い、など好んで見ている。
日々の占いも楽しんで見ている。椿さんの、ホームページ「椿の宿」には占いがくっついている。椿さんは、ハピヒピに風のように現れてきた。へい汰さんと真人さんが、高松の詩ボクに参加した時、どうやらお知り合いになったようだ。ネットで少し話して、８月のハピヒピで初めて会った。行った時、椿さんはどの人だろう？と思っていたが、ひとめ見た時、この人が椿さんか、とピンときた。少し話すと、通ってくる時間について言っていた。どこから来られているのかと思ったら、関西の高槻から、やってくる。反町隆史にどことなく似ている、と思っていたら他の人もそう思っているようだ。（なんだか、話がそれてきた。本筋に戻そう）
つまり私は、今月は土日土日　と詩の行事に、はせ参じている。こんなに、きっちりスケジュールは、われながら初めてである。本当に「私、大丈夫か？」と言いたくなる。まぁ、頑張ろう！ノルマのように。福島県から帰ってまもなく岡山へ飛び、次は山口へ、そして鳥取そして松江。今日、友達から「中国地方ひとまわりじゃな」と言われた。別なひとからは、タレントのスケジュールのようだ　と言われた。
とにかく、今はひとつひとつ無事こなすしかない。スケジュール入れちゃったんだから　と自分でも思う。

とりあえず、明日は山口の中也の会に飛ぼう！岡山の未完成では、大朗読をやっています。山口に行かなかったら、きっと大朗読に行くだろう。
私は、いつまでどこまで　突っ走るのか？
詩の魔物にとりつかれているようだ。いつか、成果が現れればいいけどね。まぁ、楽しいから、いっか！（＾＾

訂正を入れて書き直したら、日にちはそのまま。時間だけが、現時刻になるのだな。みなさん、この日記は９月１０日午後１１時５８分頃書いた日記です。訂正を入れたので、今は９月１１日午前０時１５分になりました。１１日だから、今日、私は午前１０時過ぎ山口へ向けて旅立ちます。明日戻ります。この頃、旅慣れ　してる？

受贈同人誌

2004/9/9(木) 20:09:58

③Ｇriffon (川野圭子）
　　川野さんとは、詩のイベントに行くと、至る所で会う。私は、歴程の合宿は初めてだったが、彼女は４回目らしい。福島県で会うので、実はビックリした。が、行った先で、心細く思っている時、知っている人に会うのは心強い。まるで、異国の地で日本人に会ったような安心感がある。詩のイベントについて、最初の２回ほどは、私は招待状をもらい、半ば半強制的に参加した。そのうち詩のイベントに参加する楽しさを覚えてしまい、時間・事情・お金　が許す限り、参加することにしている。体得して学ぶ、目下の私にはそれが合っているようだ。
　　さて、川野さんの当受贈誌にある「こうなごの酢漬け」だが、隣近所のお付き合いのわずらわしさを読んだものである。お隣りさんなどは、いやでもなんでも、お付き合いしていかなくてはならない。その鬱積をこの詩は揶揄している。なかなかユーモアがあっておもしろい。この詩はエッジ・イン福岡でも朗読されたものだ。紙版をみると、より理解が深まる。吉田さん、横山さんの作品も、なかなかのものだ。

④分裂機械・詩とクリティックＳummer,２００４・１４
　　ヤリタミサコさん「ギンズバーグはどうしてホイットマンが好きだったか（４）」ギンズバーグはホイットマンを心の師匠と考え、多くのことをホイットマンから学んだという。
俺はビートだ、といったら、それは、お金もなければ泊まる所もない、奈落の底にいることなんだ、と。日本語に置き換えると、サイテーと発音される最高という意味で、天国と地獄を両手に抱えた一種の恍惚なんだって。失い尽くしたあとの歓喜といってもいいんだって。
こんなふうに考えたら、人生、楽（らく）と思えてしまうね。失うものがなにもないことほど、強い事はない。みんな、何かを守りたくて、びくびくしたりするんだよ。また、ホイットマンにおける無限の同一化の手法はギンズバーグがその直系の後継ぎなんだって。そして、自己同一化は人間のみならず、動物、仏陀、ほか　あらゆるものの同一化をいうらしい。
ホイットマンとギンズバーグの詩を比べながら、論理は展開していく。このふたりは、確かに同じ流れの中にいるのだけれど、微妙な違いもあるようだ。それについては次回に述べる、と予告している。詩のフレーズの中では「わたしたちは　ここでぐずついてはいられないから　わたしたちは前進しなくてはならない」（ホイットマン）。「天使の爆弾を落としにきた魂の飛行機の爆音に驚いて僕たちは昏睡から目覚めた」（ギンズバーグ）が　いいな　と思った。
青木栄瞳さんの詩は、こんな書き方もあるのだなぁ　と学ぶ。
粕谷栄市さんのは、不条理をよんでいるようで、切ない。作品の最後、普賢菩薩になったので、よかった。

台風その後、及び同人誌

2004/9/8(水) 21:09:50

午前０時にこだわるあまり、私はよくシンデレラなんて言葉を使ってしまうが、ちょっと　おこがましいか？本当に、シンデレラになれたらなぁ・・・。それにしては、若さがちょっぴり、多いに不足しているかもしれない。でも、シンデレラ　という言葉の響き、とても好きである。昨日の日記で、世界遺産　宮島　と書いてしまったが、正しくは、ユネスコの世界遺産　厳島神社（いつくしまじんじゃ）だった。やはり急いで書くと間違ってしまう。シンデレラは、午前０時が近づいて、魔法がとけるので、お城の階段を急いで降りて、ガラスのヒールを片方　忘れてしまうが、私は、世界遺産　厳島神社　のいい間違いを置き忘れてきてしまった。ガラスのヒールは王子様を連れてきたが、世界遺産のいい間違いは、誰も連れてこない。せいぜい恥を連れてくるぐらいなものだ。日記を訂正したら、時間が変わって、その日の日記が消えてしまうので、翌日の午前９時過ぎ、ここに訂正します。
今日もまた、野暮用が控えています。同人誌評が書けないのが気にかかる・・・。
厳島神社は激しく壊れていて、復旧にかなりな時間がかかる模様です。
台風１８号の、痕跡は痛い・・・。
文章を訂正するたび、記入時間が　刻々と変わっていく。

受贈個人誌②
「風都市　１１号」（瀬崎　祐）
瀬崎さんの個人誌には、いつもゲストがいて、ほぼ女性が多い。
今回は、芦屋の庄野さんのペン画による参加。瀬崎さんの詩作品は「祭礼広場にて」という３つの章。この詩が出来上がるに至るには、私は瀬崎さんの仕事が非常に関係していると思う。が、高貴でその表現は、すがすがしいものがある。たとえば、究極的なことでも、瀬崎さんのように謳い上げられたら、と思う。瀬崎さんは医師だから、それが多いに作品に反映していると思う。特に、あとがきには、納得する部分が多い。

あと１０分！

2004/9/7(火) 23:59:06

今日という日があと１０分になってしまった！
今日は、同人誌評など書こうと思っていたのだけれど、台風のニュースが吹き荒れて、我が家でも、別な風が吹き荒れて、（あっそうか、ここでは、私はひとりぐらしだった）あと１０分というところで、あわてて日記を書いている。

台風１８号が吹き荒れて、広島県ではいろいろと被害が出ている。
特に、世界遺産　宮島では、かなりいろんなところが壊れたらしい。
うちでは、バケツが飛んだくらいである。

本当にシンデレラのようだ。もう午前０時がくる。魔法がとけるわけではないが今日のうちの日記を記したい・・・。（＾＾

無題

2004/9/6(月) 14:58:52

わがＦ市の市長が決まった。
やっぱり、私が投票したひとだった。
そして、奥様は　以前ちょっとだけお話し、おうちに遊びに行かせてもらった人だった。テレビに映る　久し振りの彼女は相変わらずの美人だ。市長の妻としての重責、これから大変だろうなぁ　と思いを寄せる。彼女ならやれるだろうと、密かにエールを送る。

リンクをしないか、と誘われた。
えっ　リンク？　と聞いた時に心が弾んだ。
まだ、わからない。何にしても、誘われる　というのは嬉しい。
ウシシシシ・・・と「シ」がさらに増える。

８月末に出来上がる　と言っていたアンソロジーが数日前に出来上がってきた。載せたひとでも、どうやら定価で買うようだ。普通は載せた人は　八賭けか七賭けではないか？いろいろと疑問が多い。
本の名前は「ベレッツァ」イタリア語で、「花鳥風月」という意味。スペルは「bellezza」
私は「壊す」という詩を載せている。日本語とイタリア語で表示されている。
定価は３０００円＋税。たて２３ｃｍよこ１５ｃｍ厚さ３ｃｍの本。
詩脈の会に持っていって見せると、これだけ入っていて３０００円は安い　といわれる。前の本「ラ・ビータ」（イタリア語で人生　という意味）も同じことを言われて、２０００円で、安い　といわれた。どちらも、なかなかきれいな本ではある。この本はイタリアでも販売される。詩がイタリアへ行くのは２回目。そこが私には嬉しいのだ。イタリアのひとが読んでくれて何かを感じてくれればいいのに　と思う。
みなさん、通りかかったら　本屋さんで手にとってみてくださいね。みつからなかったら、店員さんに聞いてみてね！
癒しの本です。（＾＾

詩脈の会

2004/9/5(日) 14:39:03

昨日は、日記を書き損ねた。
というのも、ほとんど、午前０時近くに帰ったからだ。午前０時までに書かなくては日記は１日飛ぶ。午前０時まで　なんてまるで　シンデレラ　のようね。

詩の集まりに行くと、いつも帰りが遅くなる。
楽しくて、つい語ってしまうからだ。しかも帰り着くのに、約２時間くらいをかかってしまうので、午後１０時過ぎにお開きになっても、帰れば１２時近くになる。行き帰りにこんなに時間を要しても
私は、いつも岡山へは楽しみに行っている。しかも詩脈の会は詩について勉強できるので、なおさら　行くのが楽しみである。
今回は、「２００４・夏・９６号」が上梓され、なおさら、できあがった同人誌を受け取るのが嬉しい。私はここでは「恋幻想」「旅愁」の２篇を載せた。合評の時、あまり意見がでなかったのが、ちょっと口惜しい。Ｈさんの詩には、たくさん意見が出たのだけれど、みんなに切磋琢磨してもらえる作品が書けたら、と思う。もっとも　恋の詩では、切磋琢磨しようがないかな？Ｋさんの作品は愛人（女）の立場になって詠んだ詩。Ｋさんは男性なのだけれど、女心をよく読む　と評される。いろいろな詩があっていい　と思う。

合評会が終ったあとは、いつものように、食べながらのお喋り会です。ここでも又、さまざまな詩についての講義のようなものが、雑談交じりで聴けるので嬉しい。みんな時々　席をかわりながら　あちこちに移動したりもします。
特に、昨日は、時間の中で、「ワインを楽しむ会」というのも同時に行われました。フランスやギリシャのワインが用意され、近辺のおいしいワイン　というのも置かれていて、ひとしきりの岡さんによるワインの説明のあと、みんなで試飲しました。量もたくさんおいてあるので、ワインの好きなひとは飲み放題です。そのうち、杉本さんによる、のぞきからくり　が始まりました。お盆の踊りの時に歌われる歌のようです。ふしまわしになんとも趣きがあり、「今日は紙芝居がつかないが、いつもはある」と説明される。竹のような楽器、手拍子が合いの手。杉本さんは、お手製のこの舞台のためのハッピまで着ていて、歌のほうも、なかなか盛り上がりました。
この詩脈のオーナーである岡隆夫さんの、新しい詩集「麦をまく」が完成していて、今日参加している会員のひとは、無料でもらえました。

詩の勉強は、いつも楽しい（＾＾♪～♪

９月１１日には、ここ未完成（０８６－２５４－２９４５；日曜を除いて３時以降）で大朗読が行われます。私は今回は、中也の会で、山口に行くので欠席です。

今日、私のＦ市では市長選挙が行われています。私は、もう投票しました。きっと、私が投票されたかたが当選する気がしています。実はその奥さんとは、以前お話したことがあっておうちにも遊びに行った記憶があります。ただし、あまりに前なので　私の記憶が確か　であればのお話ですけれど。彼女はきっと市長夫人になるだろう。ひとの運命というのは　わからない・・・・。

歴程　夏季セミナー　Ｎｏ３

2004/9/3(金) 23:51:58

歴程３日目、午前中は３人の方の講演です。
もう、すっかりなじんでしまったナリタヤというお部屋でです。
ひとりめ、柴田恭子さんは、スコットランドの旅のことを話されました。詩の出会いを求めるように旅に出られたそうです。ロッコーローモントは妖精の住む街と言われているそうです。ネス湖のお話も興味がありました。詩を求めて旅されるなんて、とっても素敵なことだと思います。
ふたりめは、近藤洋太さん。このかたも、カフカの足跡を辿って、チェコスロバキアを一人旅されました。その時のことを話されました。話されているお話の途中に「自分は５５才から英会話を始めた。何かをやろうと思う時に年令は関係ない」と言われたのが、強く心に残った。
私は、岡山大学で詩の朗読をした時、ひとことコメントの時、しきりに年令を気にする口ぶりをしていたら、朗読が終ってお開きになった時に男子学生のひとりが近寄ってきて、「年令のことをしきりに言われていましたが、なにかをしようと思う時に年令は関係ないと思います」といわれ、少なからず、胸を打たれた。その、同じ言葉を、場所を異にして再び聞こうとは、まさに天からの声のようだった。とても励まされる言葉である。近藤さんは、一日平均１４キロを歩かれたらしい。歩きながら「こういう横丁を、カフカは愛したんだろうな、と思った」と言われる。そんなふうに感じられる事は、それだけで、ロマンのあるお話である。
三人目は、長谷川龍生さん。内容というよりも、そのお話しぶりが
とてもおもしろくて、会場は笑いっぱなしだった。まさに、合宿の締めにふさわしい。内容もなかなか興味深いものだった。ご自分のすごしてきた一端を話されたのが心惹かれる。

午後からは希望者による、川内村へマイクロバスで。
川内村は、心平が愛した村。天山文庫には、心平が使っていたベットや本棚などがあり、心平の暮らしぶりが再現してあった。
保養センターのような所で、川内村の人達も交えて、朗読をした。勿論心平さんの詩。支倉隆子さんが、会場中を巻き込んで、心平のカエルの詩を朗読される。みんなで「ギャァロ　ギャァロ　ギャァロロロロリ」と２５回繰り返すのはおもしろかった。
話が前後するが、ナリタヤでの伊武トーマさんとヤリタミサコさんの掛け合い朗読もよかった。東京ポエケットで聞いた時より、趣きが違っていた。伊武トーマさんは福島在住で、目の前で見ると、とても背が高く、みんなが体育会系だと言っていた。ポエケットで舞台で遠目に見た時には、そんなに大きい人にはみえなかった。朗読の仕方は、何かが乗り移ったような　そんなダイナミックな読み方をされる。きっとホープなのだろう　と思う。川内村に行く途中、寄ったセブンイレブンで目があって二コリとされてドキリとした。そういえば、昨夜、座談会で　そのような類のお話もでていたのだった。
微笑みは、ひとをドキリとさせる。特に異性同士の場合は。いくつになっても　である。ちょっと飛躍して考えすぎか？

何にしても、合宿３日間は楽しくほろ酔いながら、無事終った。
わたしは、これからの帰りの道中が大変なのだ。それは、先にお話したとおりである。これから、何が待ち受けているのかも知らず、私は楽しく楽しく、合宿の余韻にほろ酔っていた。
お酒に　じゃぁ、ないよ。（＾＾

歴程　夏季セミナー　Ｎｏ２

2004/9/2(木) 12:08:26

二日目は、朝マイクロバスで、いわき市立草野心平記念文学館へ移動した。小高い山の中に建っている近代的な建物である。屋上に上がると、ぐるり山で、山間に集落があって、なんともいえない穏やかな気持ちになれる。
今日のセミナー第一弾は、７人の若き詩人による、シンポジウムだった。それぞれが、詩が生まれてくる過程について語られる。
関富士子さんは、福島県生まれで、「阿武隈山地の北側で生まれ育った。めがみ川など身近だった。その山や川をみて育ったことが少なからず詩に影響をおよぼしている」といわれる。嵯峨恵子さんは、「私なりの発見から詩が生まれる。それは、綿あめをつくるように、棒をつっこんで、そのまわりに、いろんなものがくっついてくる」といわれた。
それぞれの詩人が、自分の今の環境、過去の環境プロセスを交えながら、いかにして詩が出来上がっていくかを語られる。
三井葉子さんは、終戦の年の頃のこと、高貝弘也さんは、草野心平にちなんだ自分で創られた歌を、テープに吹き込んだ奥様のピアノの伴奏で歌われる。高貝さんの歌は、ピアノの伴奏より、ギターの伴奏の方がより歌がはえるのでは、と思った。
昼休憩は２時間とられていて、お弁当を食べたあとも、とてもゆっくりとできた。記念館には、喫茶室もあり、様子を知っている人は、食後、そこで、コーヒー（自由に飲めるコーヒーは別に準備されていたが）など、飲んでいたようである。私たちは時間が終わる頃それに気づく。
午後からは、財部鳥子さん、新藤涼子さん、の講演、間に、入沢明夫さんのオカリナ演奏が入り、安水稔和さんの講演、入沢康夫さんと井川博年さんの対談と続いた。ひとりひとりのお話が、わたしにとっては、とても魅力的なものだった。ここでも、何を語られたか、についてひとりづつ書いていたら、それは、膨大な量になってしまう。なので、そんなことについて、知りたいと思ったら、次回は是非参加してみてください。私は、新藤さんの吉原幸子との、プライベートなお付き合いについてお話されたのがよかった。そして、場所を移動しての、オカリナ演奏。講演と講演の間の、柔らかな潤いとなった。この方は、入沢康夫さんの息子さんらしい。安水さんの震災のお話も印象に残った。入沢さんと井川さんの対談もおもしろく、ふたりは幼稚園の先輩後輩だと笑いながら言われた。何よりも、おふたりが、同じ中国地方出身だと思うと、なんとなく親近感を覚えてしまう。中四国詩人会　というのもあるのだから。近じか、９月２５日に島根県松江市であります。勿論行きますよ。入沢さんは、草野心平と山陰を一緒に旅されたこともあるようだ。

その日のセミナーが終ると、再びお宿の古滝屋へもどる。夕食の時には、再び、自己紹介の続き。私は二日目。言いたいことをメモ書きにして言った。が、手作りで作っている、ほとんど市場に出回っていない３つの詩集の題名は言い忘れた。で、ちょっといい損ねた部分をいいますと、詩集のタイトルは「内在する表裏一体のプロローグ」「インディスト　ラクタブル　Ｌｏvｅ」そして「しあわせの処方せん」です。それぞれ、２５篇から３０篇　詩が入っています。特に３番目の詩集は、あちこちのコンクールに出してみると、一次,二次、三次あたりまで通過し、最後の段階で、落選になります。まぁ、本当に手作りですので、私は、そのあたりまでいけただけでも、大変満足しています。手作りの詩集は、実は創るのが大変なので、必要にせまられて　しか創れません。

夕食のあとも、朗読会をするよ、といわれ、「でも、詩をもう持ってきていないよ」というとヤリタさんが「大丈夫、mini-fumi持ってきてるから」といわれ、私はmini-fumiの一番最初に載せた「６時間だけの真実」を読みました。こうして、声をかけてもらえる　ということはそれだけで嬉しいことです。
朗読会は楽しい。耳から聞いて詩を学ぶ。支倉隆子さんは、朗読の詩は紙として残さない、と言われた。つまり、朗読は朗読の詩なのだ　という。でも、耳から入る詩も多いにあっていい　と思う。目で見る詩とはやっぱり違ってくるとは思う。そのあたりの兼ね合いが難しい。
朗読が終ったあと、連句の会に再び行く予定にしていたが、朗読が終った時点で、座談会が初まってしまった。１０人くらいが残り、ぐるりと円形になり、今日の反省やら、今後のことやら、内容盛りだくさん　だった。時には打ち明け話のようなものも出てきて・・。私は、こうした時間が、とても好きである。今でしか聞けない話、今でしか語れない話　がある。これが、合宿に参加する醍醐味である。お酒（私はお茶）を呑みながら、そんなお話に耳を傾けているのがとても心地よい。ちょっと眠たかったけれど、実は、そんなのは、問題ではない。そんなメインメンバーの輪の中に自分がいた、ということは私にとっては画期的なことである。詩の世界のことが、よりわかってくる。結局、午前１時、お開きになる。
さて、温泉はどうするか？とっくにお風呂のほうは終っている。どうする？と話していると、「露天風呂が２時まであるはず」ということで、４人で露天風呂に行くことに。屋上にあるので、夜景を眺めながら。
硫黄のような匂いがプ～ンと香る。やはり、温泉だ。温泉街にやってきて、やっとこさ温泉に入れました。

歴程　夏季セミナー　Ｎｏ１

2004/9/1(水) 20:40:28

セミナーの核は「詩の生まれる場所」ということだった。
たくさんいらっしゃった講師陣が、それぞれに自分がどのように詩作するに至るか、自分のプロフィールなど交えながらお話くださった。
私には、とても興味の湧くテーマだった。そして、参考になった。
それぞれのかたが、何をいわれたかについては、ここで書いていれば大変な長さになってしまうので、それは、セミナーに参加したひとの特典ということで、ここでは、お許しいただきたいと思います。
ただ、かいつまんで言いますと、自分が暮らしてきた今までのことの中に、その素材は充分あり、人物とか、風景とか、暮らしとか、あるいは、今の趣味であったり、自分のまわりにあるいろいろな事柄が、いったん自分の中を通り抜けて消化されたあと、それが、文字として再生されていくようです。

一日目、特に印象に残ったのは、鈴木東海子さんによる入沢康夫さんの
詩の朗読だった。３０分にわたって、ご本人のまえで、朗読された。
内容は、ご自分のふるさとについて詠んだ詩だった。まるで、塗りのいい冷泉家の高価な漆器類をたくさんみせてもらった感じだった。
鈴木さんとは、数年前、山口の芸術村で、ご一緒した。しかも、５人相部屋の中で、ひとり遅れていらっしゃったが、その時は、私は鈴木さんがどんな人かも知らずにいた。その話し振りから、随分詩の世界の有名な方とお知り合いなのだな、という程度だった。だんだんと、詩の世界がわかるにつれ、鈴木さんがどういう位置にいるひとなのか少しずつ理解できた。３０年にわたる朗読活動の中、入沢さんの詩をとてもうまく（当たり前だが）朗読されていた。さすがだな、と思っていました。

一日目の夕食の時、参加者の自己紹介があった。
大広間にお膳のお料理で、とてもおいしかった。お酒の呑める人は、日本酒あり、ビールあり、ワインあり、です。私は、少しだけお味見程度に呑みましたが、しばらくするともう、心臓バクバク　でした。
夕食のあと、朗読会がありました。私は持参した詩２篇を読みました。ハピヒピで詠んだ「希望の森へ」と新作「ニューカレドニア」です。
後者のほうは、自分でも気持ちが空を飛ぶようで、気にいっていたのですが、素材に頼りすぎてる　とヤリタミサコさんから指摘が入りました。私は、この頃 mini-fumi の同人になっているので、ヤリタさんは、私の師匠のような方です。「これから、びしばし　いくよ」なんて
いってくださり、私は、心の中で「おっけいよ」などと呟きながら、声には出さず、うなずいてニコニコ笑っていました。
朗読のほうが、すべて終ってももう少し時間があったので、みんなで、連句の会のほうへ行きました。全くルールもなにも知らないわけだから、作品は全然です。だけど、大きなテーブルを囲んで、ビール（私はウーロン茶）などを呑みながら、みんなでワイワイしながら創るのは、とても楽しいものです。午前０時半にお開きとなり、ここは、温泉街にもかかわらず、その日は、入り損ねてしまった。
明日こそ、入るぞー　と思いながら、４人とも（４人相部屋）知らぬ間に眠りについていました。
一日目なので、すっかり疲れるわけにはいきません。

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