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TISATO日記

2008年2月

宮澤賢治に関する。 2008/2/22(金) 21:04:23
今日 午後3時から ふくやま文学館で 宮澤賢治に関する講演があり聞きに行きました。
岩手県の 花巻市から 宮澤賢治の 末裔にあたるかたが来られて 賢治に関する 身近なお話をされました。


文学館には 定員80名のところ 100名くらいのかたが来られ 大賑わいでした。
進行は 花巻3人トリオのかたの ひとりのかたが まず 花巻市の観光について 話されました。花巻市には 温泉が多く やはり 賢治に関する いろいろな名所などが 多いようです。そして わんこそばがおいしいとか。
私は 北海道は行った事は ありますが 本州の陸続きでは 草野心平の 福島県までしか 行った事がありません。
いつか 北上市の 詩歌文学館まで 行ってみたい という希望はありますが 岩手県の花巻市も 機会があれば 行ってみたいですね。





観光のお話が終わると いよいよ本編。
宮澤賢治の 弟 清六が お爺さんにあたる 宮澤和樹さんが 宮沢賢治の 本では書かれないような 小話 エピソードを 貴重な写真とともに 話されました。
そのお話の中で 高村光太郎とか 中原中也 とか 草野心平 それに歴程 と言う言葉がでてきたのは とても興味深かったです。







中也は 死後 装丁家の 青山二郎によって 世に出されましたが 宮澤賢治の場合は 弟 清六 が どうやら この役目を果たしたようです。
遺稿を戦火から守るために 清六の並々ならぬ努力があるようです。
そういう人物が いるかいないかによって 本の行方は 大きく変わってくるように 思われます。

中也は 自分が有名になったときの為に わざわざ写真館で 黒いシルクハットをかぶり 生前に それ用の写真を撮りましたが 賢治も相当な オシャレさんだったようです。

立原道造は 結核で 夭折したようですが 賢治も結核で亡くなるんですね。








お話の流れの中に 短い詩の朗読が入ったり 影絵を映しながらの 賢治の作品の朗読は 聞いている大人にも メルヘンの世界 童話の世界へと いざないます。







昨日 新聞の広告欄を見ての 急遽の出席だったんですが 又 新しい方達と お知り合いになれました。^^。
一期一会かもしれませんが。


賢治生誕110周年の時 フランスから日本に来られて講演された イブ・マリ=アリュ−さんは 賢治に関して どのようなお話をされたんだろう?
聞きたかったな。












蟲の会。 2008/2/20(水) 22:32:50
広島に 蟲の会 というのが あるんですね。
メンバーは 10人くらい らしいのですが どうやら 小説を書く集団のようです。
そのグループに 勧誘されました。
私は 誘われると 弱いです。


集まりに 行くと 初対面の人もあり もしかして 一期一会もありうるので なんとなく 2次会にまで ついていくと 一期一会が どうやら 二期二会に なりそうな気配になってきました。
だけど 広島に行くよりか 岡山に行く方が 手軽なので どうなるのかな?というところは ありますが。
すべては 風まかせ 時まかせ です。
でも みんな とても いい人そうなので このまま お別れしてしまうには 惜しいかな と思います。
まぁ 広島だから 日本とヨーロッパ というような距離的にものすごく遠い ということは ありません。
広島なんて 行こうと思えば すぐに 行けますから。


実は この頃 別な用事で よく 広島に行くんです。
行ったら 何時間でも お話するんですね。
きりがない くらいです。
それが 楽しくてしょうがないんだから 良い ですね。
この 楽しい時間 いつまでも続いてほしいです。
そこは 女ばかりの 集団ですが。


蟲の会。
小説を書く集団 というのが 気にいっています。
そういう中には 入りたいです。
勿論 詩のほうも 決して 忘れてはいません。
要するに 文学が 好きなんだと思います。


その昔 文学なんて 何の役にもたたない って 暴言を吐いていた人がいましたが 私は 文学こそ 生きていくためには 大切なものだと思っています。
いろんな生き方を 学ぶことだと思うので。
人間にも 深みが出てくると思うんですけど 違うかしらね。


どう思います?
詩人の中にも 詩と小説と 両方書かれているかたが 結構 います。
願わくば そんなふうに なりたいね。^^。



もろもろの 行事に参加。 2008/2/17(日) 03:15:34
午前0時を過ぎてしまっているので もう今日ですね。

今日は 岡山県の熊山で 永瀬清子のイベントがあります。
私が 岡山で属している詩のグループ「黄薔薇」は 永瀬清子が 立ち上げた同人誌なんですよ。
このイベントは 年に1回開かれるもので 私は たいてい出席するんですが 今回は欠席です。
というのは 広島のほうで 長津功三良さんの 小野十三郎賞に伴う お祝い会があるので そちらのほうへ出席します。
同じ日に イベントが重なることは どちらかを選ばなければならないのは 残念なことです。
受賞詩集は「影たちの墓碑銘」というものです。
長津さんは 一貫して 原爆に関する詩を 書いておられます。


午前0時を過ぎると 正確には 2月16日のことは 昨日になってしまいますね。
昨日には 福山が誇る小説家 中山茅集子さんの 講演を聴きに行ってきました。
1時間50分ほど 喋られました。
小説を書き始めたきっかけとか 今 中国新聞に連載している 鞆を舞台にした小説の創作過程とか なかなか 興味深いお話をされました。
聞きにいってよかったです。


行事を記さないままに どんどん 行事はこなされていっています。
その間 締め切りに追われて 締め切り きりきりに速達で送る という あまり よくない状況に 陥っています。
この頃 なんか いつも 何かに追いかけられているような 落ち着かない日々を送っています。
それでも 自分の大好きなことは 忙しい合間を縫って こなしてしまうんですね。
好き ということは そういうことなのかもしれません。
じゃぁ 詩は 好きでなくなっているのか?
いえいえ そんなことは 断じて ありません。
けど それ以上に 好きなことが 出てきてしまっているんですね。
それは それで いいんですけど。
それを し始めると いつまでも それをしてしまうのが 困ったことです。
それ それって 一体 なんなの?なんて 言われそうですが 私と お付き合いのある人は おのずと 言わなくて わかっちゃいますよね。^^。
かすかに ほのめかすとこ これも 詩の影響かしらね。ウフ。
^^。



2月の行事を つらつら 並べてみると。
2月9日 広島の 日本詩人クラブの イベントに参加。
    これは 全国の詩人が 集まってきます。
    100人くらい 出席者が いたかしら。
2月11日には 岡山エッセイストクラブの 朗読会に参加。
    こちらは ほとんどが 岡山の人で 参加人員は30人くら
い でした。
2月16日には 中山さんの講演
2月17日には 広島 の祝賀会です。


1月には はじめて 東京方面の 「地球」の 集まりに 参加しました。こちらも 楽しい集まりでしたよ。
「地球」は 60年続いている 詩のグループで 初期の頃 福山が誇る詩人 木下夕爾も 在籍していた というではありませんか。
それを聞いて ビックリしました。
このグループを主宰している 秋谷さんに もっと 木下夕爾のことを聞いてみたいと思いました。


私は 詩の 歴史めいた お話を聞くのが 大好きです。
そして それが 人物に関する こぼれ話のようなものなら なお良いと 思っています。
きっと 「人」に関して とても興味が あるんだと思います。
いわゆる 好奇心 ようするに ミーハー なんですよね。
エへへのへ・・・です。
すみません・・・です。^^。


久々に書くと 長いですねぇ。
なにが?
文が。


たいぎがらずに 読んでね!
エへ。^^。








お別れ会。 2008/2/4(月) 20:17:40
お別れ会の ご案内をいただいた。
お葬式ではないのだから 服装も黒でなく 地味なのでいいかな と思ったら 違っていた。
お坊さんのお経と なきがら が ないだけで あとは お葬式と なんら 変わらなかった。
岡山の さくら祭典 というところで 2月2日(土) 午後2時から 行われた。



どなたが お亡くなりになったのか。
岡山の偉大な詩人が また ひとり 亡くなった。
暮れ(2007年)の12月29日 坂本明子さんが 亡くなられた。
12月30日には 御親族で 密葬をされ 2月2日に お別れ会 ということになったようだ。
坂本さんが 長年されていた同人誌「裸足」と日本未来派の主催で行われた。


私は 裸足が主催する 年1回の 「おやつタイムポエチカ」という朗読会のご案内を時々 いただき 3回くらい そこで朗読をしたことがある。この朗読会は 岡山のオリエント美術館の地下で 行われている。2007年にも 私は参加して 朗読した。
坂本さんは 車椅子で 会場の左手の方におられた。


神戸で行われた 中原中也の会にも 同人のかたに 車椅子をおされて 参加されていた。そして 亡くなられる ちょっと前にも 東京の日本未来派のパーティに参加されたという。
どうやら 癌をわずらわれていたらしいが 最後の最後まで 笑顔で精力的に 詩の活動をされていた。


俳優も 亡くなる直前まで 舞台に立つ ということが多々あるが 詩人の場合も そうである。
亡くなる直前まで 詩にかかわって 最後の最後まで 詩を創っている。
病気をわずらっていたら 詩どころでは ないだろう・・・と思われがちだが そうではない。死を直前にした 極限状態でこそ 良い詩がかけるようだ。
芸術とは そうしたものかもしれない。が 強制ではない。みんな きっと そのように 詩が 好きなのだろうと思う。


裸足の同人のひとは きっと とても 寂しいだろうなぁ・・・と思う。
坂本明子さんは 86才 でした。
ご冥福を お祈りいたします。





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