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所用で 高知へ。 |
2008/8/25(月) 20:45:49 |
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福山の詩人 木下友爾は 旅から帰っては 詩の清書をしていた という。 山頭火は 旅をしながら 俳句を創った。 芭蕉もしかり。 確かに 日常から 離れたところに身を置くと 垢をそぎおとしたところから 新たなものが生まれてくる ということは あると思う。
高知には ふくやま文学館行事とか その他で 観光バスやら マイクロバスで 数回 行ったことはあった。 だけど それは 福山からバスに乗り 現地まで 連れて行ってくれる というものだった。 ところが 今回 ちょっとした所用があり 初めて ひとりで出かけていった。
福山から 高知行きのバスが出ている。高知駅まで 連れて行ってくれる。まず バスを見て ちっちゃいので驚いた。普通のバスの大きさを想像していたので。乗客は10人くらいだった。 岡山県まで行って 児島から 四国へ渡る。
帰りは バスが夕方発だったので 用事がすんで そんなに高知へとどまっていられないので 汽車にした。 高知駅から 特急南風12号に乗る。土讃線です。岡山まで 約2時間半。福山まで帰って来るには 岡山から 快速サンライナーに乗る。 バスで行っても 汽車で行っても 時間はおよそ 3時間半。 料金は バスのほうが やや安め。
高知の気温は 福山より 3度くらい高いのかな?と思う。 列車の外を覗けば イネの海が たわわに実り 黄金色に輝いている。 まだ 8月の終わりである。 岡山から福山へと帰る列車の窓から 稲畑を見ると こちらのイネはまだ 穂も垂れていないし 黄緑色である。 あぁ やっぱり 高知の方が 気温が高いんだな と実感する。
高知の言葉は 関西弁のイントネーションと似ている。 デパートの大丸を ウロウロしていたら 店員さんに 「どちらから こられましたか?」と聞かれた。 どうして旅人だと わかるんだろう? と思ったが そうだ!言葉のイントネーションが違うんだな とわかった。
高知は 鰹のたたきが 安くておいしい。 くじらの加工品も多い。 あと 四万十川の 海苔とか。
地図の上では ものすごく遠いように感じていたが 案外 簡単に行けるんだな とは 実際に行ってみて 思うことです。 頭の中で考えているだけでなく 実際に行動してみて 初めて実体を知る とは 今回 まさに 身にしみて思いました。
ちょっと おおげさ?^^。
私も 木下夕爾みたく 旅先でできた 詩の清書をしなくっちゃね! アッ! 言い忘れた。列車で 瀬戸大橋を渡ったのも 初めてでした。 それぞれに 良さが ありますね。^^。
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