秋の初めに寄せて

夏の陽も陰り
暑く疲れた太陽の日々が傾く
秋の夕暮れがきらめくころには

恋人のゆめ、来たりて
むしろこころときめくに

思いを託して歌を朗じめる、ひとのあり

ささやかな言葉たち、わが手のひらに踊りて
こころ染め抜く

秋に熟して、枯れるさまざまに色づく
そのものたちを、語りて

オールドバラ(Aldeburgh)

サフォークの町オールドバラにて。毎年一回は訪れている。9月12日撮影。以前にも灰皿町のブログには何回か写真を載せている。

トライアスロン大会が行われていた。泳いでいるのは皆人間。
海岸を歩いていたら小石でできた魚を発見! 誰が描いたのだろう。よく見ると泡まで表現されている。
カモメがボートにとまっている。
イギリスのアーティスト、マギー・ハンブリング作の「Scallop」(ホタテ)。オールドバラに住んでいた作曲家ベンジャミン・ブリテンのオペラ「ピーター・グライムズ」からの一行「I hear those voices that will not be drowned」が彫られている。

YouTube美術館[ルドン]

ルドンの684枚もの作品が入ったこのビデオはすごいと思いました。

https://youtu.be/xiTxw02d6s0

ルドンはとても好きな画家です。

スライドショーの途中から表示されるリンクになっています。直し方がわかったら修正します。とりあえず戻すと初めから見られます。

このご家族の猫が可愛すぎる

BBCニュースの下の記事の上から二枚目の写真に注目。フォトグラファーがお宅を訪問して撮影しているはずだと思うのだけれど、緊張感まるでなしの猫。ディクシーだったらこうはいかないだろう。逃げると思う。

https://www.bbc.co.uk/news/education-58394420

ノリッジ Norwich

8月20日撮影。イングランドのノーフォークの町ノリッジに日帰りで行く。今回で四度目の訪問。最寄りのロイストン駅からは、ケンブリッジでの乗り換え含め、1時間50分ほど。大都市とは言えないが、商店や施設が整っていて暮らしやすそうな町。以前日本人の知り合いに教えてもらった、日本人カップルが経営するShikiというレストランで寿司を食べた。ロンドンの日本食レストランは値段が高いところが多いのだが、ここはロンドンよりも安めで味もとてもいい。近くには日本の民芸品を扱っているKOBO A-Bという小さなお店があり、店主の男性に話しかけたら、埼玉に数年在住した経験があるということだ。この町にはまた、Sainsbury Institute for the Study of Japanese Arts and Culturesという日本研究の機関もある。

映画館。
日本人アーティストYuko Shiraishiの個展。

不作

昨年、一昨年の夏にはこれでもかというぐらい収穫できていたラズベリーの実が、この夏にはあまり生らなかった。今年もケーキを作るつもりでいたのだが、分量に至るほど収穫できなかった。せっかくやり方を覚えたのに、残念だ。アガパンサスは今年も咲いてよかった。

葉はよく茂っているが実がほとんどない。

サッカーの親善試合

8月8日撮影。よく考えたら信じられないことだが、プロサッカーチームの試合を見に行ったのは、生まれて初めてだった。イギリスに20年以上住んでいて、夫もサッカー好きなのに我ながら信じられない。今回観戦したのは、夫が若いころから応援している北ロンドンのチーム、トッテナム・ホットスパーズ。対戦相手は同じく北ロンドンのアーセナル。夫はスパーズ(チーム名は略されてこう呼ばれる)の会員になっていて、通常の試合だと非会員であるわたしは入れないのだが、親善試合のみに家族や友人を招待することができる。

今回初めて、CovidパスというNHS(イギリスの国立医療サービス)が管理している入場パスを使った。このパスがないと入場不可で、①イギリスで使用されているワクチンを2回接種していて2週間経過していること、②48時間以内のPCR検査またはlateral flow test(自宅でキットを使ってできる検査)で陰性、③過去6ヶ月以内にPCR検査で陽性で、自己隔離期間を経ていること、の三つの条件のひとつを満たしていて、16歳以上ならば取得でき、スマートフォンで登録可。

スパーズのスタジアムは数年前に建て替えられていて、かなり立派だった。サッカーというスポーツ、テレビで見ているとトロトロ走っているように見えるのだが、実際に観戦すると選手たちのスピードに驚かされ、パス回しは実に美しく芸術的だった。スパーズの韓国人選手ソン・ヒュンミンが1点ゴールを入れて、勝利。