Jan 28, 2006

KINGU KONGU

Sangwoo(サンウ)氏が言わなければ きっと見たいとは思わなかっただろう。彼のBlogだったか さだかではないが 「KINGU KONGUを見て 大変感動した」との発言があった。そして「いつか この映画を撮った監督と一緒に仕事をしたい」ともあった。サンウ氏が そんなに感動する映画とは どのようなものなのか 非常に興味があった。
KINGU KONGU とは なんとなく 昔に見た記憶もあった。キングコングが人間の美女を好きになってしまう物語である。高いビルをよじ登っていく記憶の映像が思い浮かんできた。
そして その日は くしくも上演最後の日だった。50人ばかり入りそうなミニミニシアターだった。映画館の中は すごく煙草の匂いがした。最後の日だったからか 観覧者は若干5名しかいなかった。でも 見れてよかった と思っていた。
言葉も通じないのに ましてや 野獣と人間 どのように意思が通じていくのか その点に非常に興味があった。すると 髑髏島という えも言われぬ島で そこはジェラシックパークのような 怪物だらけの島で キングコングからのがれようと逃げた美女に対して 他に襲ってくる怪物をキングコングがやっつけてしまうのだった。そこで 美女は キングコングが自分を守ってくれた と恐る恐るコングに近づいて行くのである。
美女の恋人が助けにやってくる。それを コングが追っかけてくる。 そして 生け捕りにされ 都会へと連れて行かれ見せ物にされる。
逃げ出して そのあと 美女と一瞬 氷の上で戯れるシーンは 見ていてほのぼのとしてしまう。次の壮絶なシーンとのギャップをさらに盛り上げることとなる。
結局最後はコングは亡くなってしまうのだが 「飛行機がコングをやっつけた」と誰かが叫べば「いや 美女が野獣を破滅に導いた」と別な人が言った最後の言葉が締めくくりとなった。
結局 分不相応な恋をすると自滅する ということだろうか。恋を知らなかったコングが一瞬でも恋を知ったことは幸せというべきなのだろうか。戌と人でも意思が通じ合うのだから ましてや人間に近い猿 意思は充分に通じ合えるだろう とは 映画が済んでしまって思うことであった。
いい映画だった。感動が今も胸に蘇る。キングコングが哀れではあった。 onajidosi5 poster_2-2005sangwoos
サンウ氏の「美しき野獣」のほうは 2月11日から 全国一斉上演である。
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