Mar 16, 2010

しみず、清水、いずみ、泉

灰皿町の清水さんをわたしは町長と呼ぶが、密かに清水の親分とも
呼んでいる。
清水港の大親分、次郎長のように強くて、頼もしいからだ。
PCにいじめられ、キレて喧嘩になると「親分!」と泣きつく。
でも、わたしがメチャメチャにいじるのでPCの方がまいっていて
このごろは喧嘩にもならない。
当分、このPCには写真を要求しないことになる。

十八まで育った家の裏にしみず、清水が湧いていた。
大雨で泉の石囲いが泥水を被っても底から湧き出す清水でじきに
澄む。
だからシミズ、しみず、清水と呼んでいた。
家の暗い台所に井戸があり、黒い石積みの深い穴が、覗き見る
子どもの頭を引き込むようで怖い。その点、泉はやさしい。
果てもなく泉底に砂粒を踊らせて湧く清水。
シミズ、しみず、清水。2010年の今もあるわたしの泉。
で、清水の親分、よろしく!
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