Apr 11, 2006

なんかまた寒くなっちゃいましたね。

季節の変わり目と言うこともあってか、
私の周りにも体調を崩しているひとがちらほらいます。
どなたさまも気をつけて…。

谷内修三さんが、御自身のHP「象形文字」内の「読書日記」(4・7付け)に、
拙詩集についての文章を書いてくださいました。
この「読書日記」には他にも、詩集を中心とした膨大な書評が綴られています。
丁寧に作品を読み込み書かれているので、非常に参考になります。
未見の方は、是非一度御覧になってみてください。


PSPの合評会などで他の人の作品を読むとき、
なんらかの欠点が目に付いて、
そのことを発言してみるのですが、
あとになってつらつらと考えてみると、
その欠点は自分の欠点でもあるということがあります。
というか、ほとんど確実にそうなのです。

人間の目というものは自分勝手なもので、
外の世界を眺めていても、
自分に関係するものしか見えないものだと思います。
作品でなく人自体を見て「この人のこういうところやだなあ」なんて思っていて、
しかしよくよく考えてみると、自分もまったく同じ嫌な部分を持っている、
と言うことは多いと思います。
自分が持っている部分であり、それを嫌悪しているからこそ、
同じものを他人に見つけると気になってしまうものなのでしょう。
逆に、自分にその部分が全くなかったり、気にしていなかったりすると、
他人の明らかな欠点に接しても、全く気にならない、
もしくは気付きすらしなかったりします。

ですから、他の人の作品を読んで目に付いたところがあったら、
それは自分にも同じところがある、と言うことなのでしょう。
自分と違うスタイルの作品、
または自分が好きでないスタイルの作品を読み、
その問題点について考えることは、
同時に自分の作品の問題点を認識することにもなると思います。
自分の作品を客観的に見ることはなかなか難しいことですが、
そのひとつの方法として、他人の作品を真剣に読むというやり方は有効だと思います。
そういう意味では、PSP合評会のように、
自分と全く違うスタイルと正面から向かい合える場は、
私にとって貴重です。
いままでは読まなかったようなスタイルでも、
ある程度の時間を持って読むと、どこかに必ず発見があり、
それを見つけて吟味することは、そのまま自分のメリットになると思います。

ところで水仁舎のHPを見ると、
遂に小網恵子さんの詩集が出来上がったようですね。
写真入りで紹介されているのですが、
相変わらずというか、北見さんの本造りはため息ものです。
内容も間違いなくいいものになっていると思いますので、
早く手にとって見たいところです。
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