May 04, 2006

なんだか画面が、

点滅しています。
青っぽくなったり、普通になったり。
あと、下のほうが歪んでいるようにも見えます。
うーん、そろそろこのディスプレイも寿命なのでしょうか。
なにせもう10年くらい使っているのですから、
いつご臨終となっても不思議ではありません。
むしろ凄い生命力です。
でもせっかくここまで使ったんですから、
天寿を全うするまで付き合う所存です。

例によって現代詩手帖5月号を購入。
特集は全詩集が刊行されたこともあって渋沢孝輔。
私は相変わらずの不勉強であって、この大詩人の作品を、
アンソロジーぐらいでしか読んだことがありません。
そんな私のような人のために、親切に代表詩選が載っていますね。
しかしやっぱり難しい。
「ついに水晶狂いだ」なんて凄く格好いいんだけど。
ただ全くのお手上げと言う感じではなく、
確かに言葉に意味が込められているのは感じます。
読んでいくと、言葉が網目に変わっていって、
その向こうになんとも知れないものすごいものが見え隠れしている感じ。
あるいは得体の知れない仙人のような浮浪者が、
杖を振るいながら唸るように言葉を大地に撒いている感じ。
読み手はその目撃者ですね。
しかし決して話しかけられはせず、
遠巻きに眺めるしかありません。

連載詩では入沢康夫さん、田中清光さん、吉田文憲さんが面白かった。
吉田さんは来月から倉田比羽子さんと共に、投稿欄の選者ですね。
どんな傾向になるのでしょうか。
現代詩手帖賞は十代のお二人、下馬評通りといったところでしょう。
受賞作が掲載されていますが、
最果タヒさんは、大きな文字で読んだほうが真価が感じられますね。
改名された望月遊馬さんは、静かな海の上を漂い流れて行くようです。
惜しくも受賞を逃された山田亮太さん、河野聡子さん、広田修さんなども含め、
今回の投稿欄はなかなか充実していたように思います。

来月6月号の特集は2000年代の詩人たち、
手塚敦史さん、キキダダマママキキさん、小笠原鳥類さんを始め、
新世代の詩人たちの最新作が大挙して掲載されます。
特に十代、二十代の、
これからの詩壇を背負っていくであろう詩人たちの今を体感しておくのは、
詩と付き合っていく上で非常に有意義ではないでしょうか。
必読です。
…なんて力を込めて言ってしまったのは、
詩手帖を買った人はお気づきかもしれませんが、
恥ずかしながら私も作品を寄稿する予定です。
ついでに読んであげてください。
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