Aug 01, 2006

昨日は月イチ恒例の合評会。

今回は比較的シンプルな作品が多かったような気がします。
暑さの所為でしょうか(笑)。

今回自分の出した作品は少々長い作品で、
反省すべきは細かな言葉づかいへの注意を怠ったことでした。
詩の中の言葉は、たったひとつでも大きく全体を左右する力を持ち、
そこに的確な言葉を持ってこれるかで、
その作品が、作品足り得るかを決定するほど重要です。
私は今回それを複数の箇所で決めきれず、
結果として全体をうまく束ねることが出来なかったようです。
思い切って言ってしまえば、詩の言葉は奇跡がないと成立しないと思います。
実際素晴らしい作品に出会うと奇跡のような力を感じますし、
それを感じたときに、読み手の心はぐっと開かされるのだと思います。
だいたい詩のような短いテキストで何かを言い尽くすのには、
奇跡のような力が働かないと成されないとも思います。
そして言葉には、その奇跡を呼び込む力があるものだと思います。
自分の作品は勿論ですが、他の人の作品を拝読していても、
ここにもっと凄い言葉を持ってこれたら、とか、
最後の一行がもっと良ければ、これは奇跡のような詩になるのに、
なんて思ってしまったりします。
もちろん、それは恐ろしく難しいことなのですが。
しかしやはり、自分の表現したいことを表現しきるためには、
たったひとつの言葉にも全身全霊で対峙しなければならないことは確かだと思います。

二次会では、今回もTさんと大激論!!
「違う!それは全くの誤解!」
「だからその先を言えって!」
「新鮮であることと新しいと言うことは…!…!!……!」
別に喧嘩しているわけではありません、念のため。
平和主義の私はなかなか本音をぶつけられる相手がいないので、
Tさんは貴重な存在です。
仲いいんですよ。
次回また激論できるのが楽しみです。
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