秋の初めに寄せて

夏の陽も陰り
暑く疲れた太陽の日々が傾く
秋の夕暮れがきらめくころには

恋人のゆめ、来たりて
むしろこころときめくに

思いを託して歌を朗じめる、ひとのあり

ささやかな言葉たち、わが手のひらに踊りて
こころ染め抜く

秋に熟して、枯れるさまざまに色づく
そのものたちを、語りて

「秋の初めに寄せて」への4件のフィードバック

  1. 四連目がとても好きです。季節が変わって新しい歌が生まれてくる、そんな期待感があります。

  2. ありがとうございます!
    一文のなかに秋の要素を詰め込むような、ひとつの形式を作ってみました。
    夢のある世界が来てほしいですね。

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