Mar 16, 2006

挫折を深く生きる

  一日中雨が降っていた。弱かったり強かったり、最近の僕の心境をあらわしているようだ。午前中はカウンセリングに行ってきた。夜は診察。最近焦っていた。発表の場について、もやもや考えていた。過去の失敗が思い返された。でも、今日は半ば、強いて、二つの場所に行ったので、気分転換になった。夜来たメールに泣きそうになった。内容は、いつもきついこと言ってごめんねというものだった。そのやさしさは胸にせまるものがあった。診察帰りの駅だった。
 心が硬くなっていた。本当に心というものは、ほっておくと、固まってくる。それがわかった。僕は頑なな心を持っているのだった。今日カウンセリングで、前の仕事は向いていたのになぜ辞めたのかと問われた。やはり人間関係だった。関係の持ち方といってもいいと思う。どこかほめてもらいたいとか思うのだった。今だって変わらない。でも、それ自体は変なことじゃないといわれた。どこか、自分より上の人に抱きとめてもらいたい、わかってほしいとなるのだ。前の上司との関係がそうだった。それと過大なプライドを持っている。何か身を守るため。「何を守っているの?」と問われた。わからないと答えた。何だろうか?
 診察では、人間関係はすぐどこがいけないかわかるものじゃないからゆっくりやりなさいといわれた。そうしようと思った。昔のようなすごい落ち込みではないよといわれた。安心した。
 いずれにしても時間のかかる事ばかりだ。ブログでは、全部書ききれない。でも、今日はちょっと心がほぐれた。ミクシィの人から丁寧なメールを頂いた。発表の場をどうするか相談した、その答えだった。ありがたかった。
 田村隆一は、何年か挫折した僕の視点から読めればいいなと思った。昨日はなげやりなことを書いて失礼したと思った。詩を「挫折を深く生きる」という視点から読めればいいなと思った。読みがいろんな人に対して深くなると思った。心は錯綜体だからだ。たくさんの時間がもつれている。日記もそう書ければいいなと思った。絡まる糸が見えてくる歴史みたいに軌跡が残れば良いなと思った。
Posted at 23:14 in nikki | WriteBacks (0) | Edit
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