Jun 20, 2006

同人

06-6-13ajisai-4

 十八日は雨だった。梅雨の季節とはいえ出掛けるにはあまり嬉しい出来事ではない。この日の午後二時からは高田馬場においてはいつもながらの同人の合評会。その前に桐田さんと西新宿にある「東京オペラシティーアートギャラリー」で最終日の「武満徹Visions in Time展」を観ました。この展覧会のことは後日書くかもしれない。。。今日は「同人」というものの再考みたいなことを、ちょっとメモ。。。遅れてきた同人ですが。。。

  詩人という存在そのものがほとんど市民権の持てない世界に棲んで、わずかな人間が「詩」という(お叱りを覚悟で申し上げれば・・・)閉鎖世界にいる。それをさらに細分割したものが「同人」なのだと思う。その小さな世界にいると、お互いの作風や詩論も見えてくる。それが「慣れ」にもなる。「慣れ」は「こわい」。「こわい」は「幽霊」。「幽霊」は「消える」。「消える」は「こわい」のです。

 誰に向けて詩を書くのか?わたくしの答えははっきりとしている。たった一人のひとのために。次は見知らぬ読者(出来れば一編の詩も読まなかったひと。)に。三番目は詩の世界に関わっている人々に。。。だからこそ過剰な自作自注は許されない作品でありたい。同人からのわたくしの作品への理解や賞賛はなによりも嬉しいことですが、いつでもそれが「全世界」ではないのだと自戒していたい。反面、当然手厳しい批判もあるのですが、それもまた「全世界」からの批判ではないのだと。。。
Posted at 13:48 in nikki | WriteBacks (6) | Edit
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