Mar 29, 2006

椿だってお日様は好きですよ。

「あのう」と言ってその女性は入ってきた。
「椿におくわしいんですか?」
「そんなことないけど・・・」
「家のちょっと日陰にあたる所に植えたいんですが、それでも咲いてくれますか?」
「椿だってお日様は好きですよ。
まあ、つぼみが少なくなると思うのですが。」
「いろんな椿があって・・・」
話してみると、なかなかしっかりした女性だ。
椿のこともそこそこ知っている。
おばさん共同体には、入れなさそうな・・・・・。


ちゃんとそこに植える木を、考えているふうで、メモまでとっていたが、そのさきがわからないと言う感じだった。
展示場のおばさんは言った。
「何でもいいんですか?」
「じゃあ、これをさしあげましょう」
「えっ、いいんですか?」
「いいですよ。普通の園芸店には出ませんよ。コレ。
『白拍子』っていうんですけど。」

実生がいっぱいあるのに見栄をはって一番、好きな挿し木をあげてしまったわたし。


つばき界のドンとお知り合いになってから、わたしは少し強気です。
たびたびの問い合わせに「なんでも教えてあげるから、あそびに来なさい」とまで言ってくれたので、いまや気分がハイなのです。
でもね、一本にこめられた情熱ってすごいのよ。
とくに椿は・・・・・。 白拍子
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