Oct 17, 2007

母、娘のつながり。

電話を一日一回かける、あるいはかけて来る。
父が亡くなってしばらくして、なんとなくそんなルールができた。
出かければいいのに、不精なので母が来る。
好物の糠みそを持って。
親はどこまでもありがたい。


昨年ばったり、昔いっしょに働いていた同僚にあった。
「お母さんに、似てきたなあ」
これは悪意の言葉である。
この本人には不躾な自覚がない。
だから言葉をかえれば「太ったなあ」というのが真意なのである。
昔、この人物は少しばかりの恋心からか、家にきて泊まって行った。
職場の男としては、第一号だった。
母はさんざん気をもんだのだ。
「そんなことを言われたよ」というと、今は痩せた母が「気にしなさんな。橋の下で拾われた子じゃないってことよ。」と笑った。
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