Sep 01, 2005

アサガオのこと早書き。

原産はチベット、中東アジアと言われているが、定説はない。
我が国では平安時代に遣唐使が薬用として種を持ち帰ったものが初めとされる。和漢三才図絵には4品種が紹介されている。
一年草の植物とされているが、挿し芽で増やすことの出来る、多年草のものもある。
もともと薬用として用いられていたものを、鑑賞用として江戸時代から変わり咲き種が開発されていった。下剤、利尿、駆虫、むくみに効果があることが知られている。
中国名は牽牛。その名の由来は「牛を牽いて交易していたから」と古文書に記されている。中国に伝わって来た当初種の運搬に牛を牽く程貴重なものであったと推察される。
また、その開花の時期が七夕とも重なっており、花を牛に牽かせて売り歩いたという。
これも、古名「牽牛種」(種)・「牽牛花」(花)たる所以でもあるのだろう。
朝顔は七夕のころ開花するため牽牛子といい中国から輸入された。
[牽牛子塚古墳]. どうやら形が牽牛子花(朝顔)に似てるかららしい 。
説話として秀吉が珍しいあさがを見に行くと、利休邸では全部摘まれていて床の間の一本だけが咲いていたとか、江戸時代には武家の内職だったとか。
付き合いが長い花はエピソードがたっぷりです。
せんだって書いた「ヘブンリーブルー」という洋種アサガオは、曽野綾子(!)の「天上の青」にも書かれています。青いアサガオが流行しているのは、そんなことから。


http://mg.biology.kyushu-u.ac.jp/mg-files/woodprint/asagao-so/index.html

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http://www.rekihaku.ac.jp/kikaku/index94/index.html

アサガオ


アサガオ


協力、お友達のらごさん。
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