Oct 14, 2005

「ラブホ」のこと。

おじさんは休みの日に、セナのお見舞いに来る。
お世話になりっぱなしなのだ。
先週、セナのお迎えのときに、駅前にあるラブホの前を通った。
隣はセレモニーホールである。


古い記憶がよみがえった。
あのね。わたしここに泊まったことがある。
○○さんのお店で、泥酔した若いサラリーマンを拾ったの。
お店が終わりになって、そいつは歩けないくらい酔っていた。
わたしは、失恋話を聞いていて、ふたりきりになった。
しゃくりあげている坊やを、どうしていいかわからずに、そのラブホに入った。
ベッドの横で吐いているのを尻目に、わたしはフロントに電話をかけた。
「今、お金がないので、明朝銀行に行きます。
人質は置いていきますから。」
電話の向こうで笑い声がはじけた。


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