Mar 11, 2007

そろそろ草もち。

今日も具合が悪く、つらかった。
母に聞くと母も不調なのだそうだ。
おととい、写真を撮りに行って「のびる」を見つけた。
貸し農園の空き地だが、それは見たことがないほど、すばらしく立派だった。
「ぬた」だ。
椿のはなとともに、母のもとに持っていった。
午後に行って半日話しをしていた。
母が結婚してからのいろいろな話。
わたしたちが生まれてからの話。
「わたしはお前が大学生のころが、大変だったけれどよかったね」
「大学院行ければよかった?」と聞く。
牧歌的な共同体に見えた、ご近所付き合いは母にとっては試練だった。
「だから働きにいったのよ」
「お父さんの姉妹はみんな女学校出で、周囲は官庁の官舎だらけで「インテリばっかりだったから、大変だった」と笑う。


「あのね、『そのとき歴史が 動いた』って番組好きなんだけど、昨日やっていてね。
公害のことをやっていて、イタイイタイ病や水俣病や。。。。それであんたが水俣病のことを一生懸命やっていたとき思い出して、あのころの学生はよかったって思うのよ」
「お金お金じゃなかったからね」
母とは女であることを、時々語る。
おとうさん「どうして女の子は大学行っちゃいけないの?」って聞かれて答えられなくて、あんたを大学に行かせたのよ。
なんとなくつむがれていく話は、実はとても重い。
「あのね、イタイイタイ病の判決だした裁判長はMちゃんのお父さんだよ。」
Mちゃんはすぐに転勤したが、京大に入ったはずだ。


母の話がいつになく穏やかだ。
母とむかし、ヨモギを摘みに行ったことがある。
歩道橋の下(!)だったのだが小さい芽をつんでいたのが、母との原風景になっている。
母の口からつむがれる単語は、社会につながっているのに畳まれそうになっている気がする。


クリスマスローズ。家にはクリスマスローズがいっぱいあります。これは40年ちかい株
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