Mar 14, 2025

梅の鉢と新企画

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今日も気温が上がって
4月頃の陽気。


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子供達はスケートボードで
遊んでいる。


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リタがドルフィンの倉庫から
梅の鉢を取り出してきていた。

ずっと探してたんだけど、
やっと見つかったわ。

16年前に作られたっていう、
古い鉢植えね。
これなぜか、春先にジェニーたちの部屋に
飾るのが恒例になってるの。


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リタは梅の鉢を
ジェニーたちの部屋に運んで来た。

あ、見つかったのね。


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早速ウグイスが飛んできて、
けきょけきょと嬉しそうに鳴いている。

今年は諦めかけていたところ。
倉庫の隅の方にあったのよ。


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広場ではイベント好きの夏木さんが、
ドルフィンのマスターやルビーと
話していた。

そろそろ春めいてきたし、
何かイベントでもやらない?
いいけど、アイデアはあるの?


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みんな衣替えするシーズンでしょう。
さっきリタが、
鉢植え運ぶの見てて思ったんだけど、
倉庫にしまってある衣類とか
鉢物とか、ガラクタとか色々並べて、
フリーマーケットを開くなんてどうかしら。
みんなに持ち寄ってもらってもいいし。

どこで開くの?

この広場をそのまま使えばいいんじゃない?

ふーんなるほどー。
それなら準備の手間がかからないから、
すぐにでもできそうね。


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夏木さんは早速
大道芸人たちに新企画の説明に行っている。

明日からしばらく、
この演奏用のスペースを空けて欲しいの。
広場でフリーマーケットを始めるから、
あなたたちも手伝ってくれない?

フリマですか。
それは面白そうだなあ。


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ルビーも早速アナウンスを始めた。

みなさん。
明日から広場でフリーマーケットを
開催します。
不用品や売りたいものがあれば、
誰でも出店して参加できます。
参加希望の方は、今から、
広場のドルフィンで出店登録を受け付けますので、
気軽にご参加ください。



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突然決まって即実行なんですね。
フリーマーケットってどんな感じなんですか?
初めてのことだからね。
どうなるのかなー。



解説)
続きます。

梅の鉢をどこにしまい込んだのか
忘れてしまって数日探していました。
ようやく見つけたので、
やや遅くなりましたが掲載しました。
Posted at 20:32 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Feb 14, 2025

またまた町へ

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今朝も日本晴れ。
じゃなくて、
アフリカ晴れっていうのかしら。


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アイスが部屋を出てフロントに行くと、
ノヴァに出会った。

おはよー。
アイスさん。コーヒーでもどうです?


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二人は食堂に行った。

この星の飲み物も飲まれるんですか。
ええ。昨日は特別。
郷にいれば郷に従えですよ。


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アイスさん、今日のご予定は?
特にないですけど、昨日起きたことを、
友人のルビーには伝えておこうと思って、
一旦町に戻ろうかなと思ってますけど。

だったら、もしよろしければ、
一緒に連れて行ってもらえませんか。
昨夜夕食の時にハリー夫妻と話したんですが、
魔族のハリーさんがとどまりたくなったという町に
行ってみたくなったんです。

ノヴァさんは、魔族や魔法に関心があるのね。
あなたなら、見かけも人間そっくりだから、
全然問題なさそう。


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二人がホテルを出ると、
エレナと出会った。

今日はどちらへ。
なんでも露天風呂が出来ったっていうんで、
一風呂浴びに行こうかなと思ってるの。
マリアが案内してくれるって。


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なんだか平和ですね。
私だけ毎日行ったり来たりしてるみたい。


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時は省略するかのように流れ、
二人は鏡の扉を使ってバー・デジャに現れた。

また新しいお客様かしら。
あら、地球外生命体の方のようね。
私はヴィヴィアン。どうぞよろしく。

ヴィヴィアンさんですか。私はノヴァと言います。
ご両親には昨日ホテルでお目にかかりました。
お嬢様のお噂も。

そーなの。
あ、二人とも朝ごはん食べた?


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三人は階下のマンゴー亭で肉まんを食べることにした。

ふーん。この星の魔族や魔法に興味があるなんて、
ずいぶん殊勝な宇宙人なのね。
そうでしょうか。

私ちょっとルビーに話があるので、
ヴィヴィアン、あとよろしくね。
と言ってアイスが席を立った。


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ヴィヴィアンさんは、正確には
もう魔族ではなく悪魔だと聞きましたが、
この星には悪魔という種族もいるんですか?

管理局の局長から悪魔になったと言われただけで、
本当は私も詳しいことは何も知らないのよ。
変わったことは背中に羽根が生えたことや、
魔力や呪力が強大になったことくらいかしら。
この姿は仮のものなの。
あなたもそうみたいね。

う。やはりわかりますか。



解説)
続きます。
Posted at 20:22 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Jan 14, 2025

ホテルの朝

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サラはシャワーを浴びて涼んでいる。


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ガラス戸閉めなくちゃ、
と思いながら、眠気に襲われて
サラはすとんと眠り込んでしまった。


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早めに眠りについたせいか、
サラは早朝に目覚めた。

綺麗な朝焼け。
どこかで鳥がハヨーハヨーと鳴いている。


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シャワーを浴びてシャキッとする。


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サラは着替えを済ませた。
今日は何しようかな。


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おはようございます。
よくお休みになれましたか。
おはよ。
快適だったわ。


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サラはロビーを見て回っている。
ホテルの裏手の一画には空き地が広がっていた。
よく見ると、ドビーとトラが
何か作業しているようだ。


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サラさん。おはようございます。
おはよ。
ここからはわりと見通しがいいのね。
周りはすぐジャングルなんですけどね。
あそこにドビーとトラがいるでしょう。
空き地を利用して畑を作っているんです。
朝早くから働きものなのね。


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そのとき、
ホテルを二人連れの客が訪ねてきた。

いらっしゃいませ。
とフンボルトが言っている。



解説)
続きます。
Posted at 20:25 in n/a | WriteBacks (0) | Edit
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