Sep 15, 2025

スーラと一緒に そのに

a1

サラはスーラを連れて
広場に出かけてきた。


a2

あらまた新しいお客様ね。

あ、アンナ、あとで
お店に行くから、
肉まんを二人分お願い。
とサラが注文している。


a3

それからどうなったの?
続きは見てないの。
などとエルザとエトナが話している。

広場はこのところ平穏なようだ。


a4

サラはベーカリーに行って、
ルビーにスーラを紹介している。

こちらは風の精霊のスーラ。

あ、初めまして。

紹介ついでに今月のコンテストに
参加登録もさせてもらおうかな。


a5

マンスフィールドさんが、
参加者名簿にスーラの名前を記帳している。

スーラさんて、珍しいお名前。
そういえば、同じ名前の画家がいたわね。
点描画で有名だった人。


a6

同名なのは偶然の一致でしょう。
とスーラが言った。

でも世界が点描画みたいだったら面白いわね。
モニターの画像ってドットでできているんでしょう。

私たちは画像じゃないから。


a7

登録を済ませたサラたちは、
マンゴー亭に向かった。

肉まん出来立てよ。
と言われている。


a8

みなさんのお勧めだけあって、
これ美味しいですね。

そうでしょ。


a9

二人は相席になった観光客のダイとも知り合った。

風の精霊に会えるなんて嬉しいなあ。
それも台風シーズンに来るなんて、
風のなんとかという物語に似てますね。
その作品では、風の精霊みたいな子供が
9月1日に田舎の小学校に転校してくるんです。

それ知らないなあ。
とスーラが言っている。



解説)
続きます。
Posted at 20:25 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Sep 14, 2025

スーラと一緒に

a1

サラはスーラを連れて
自分の部屋に戻ってきた。


a2

こちらはスーラさん。
風の精霊なのよ。


a3

サラが帰ってきたの、
先月の2日以来じゃない?

忘れられた夢の世界の中で、
別世界のフィギアの精霊たちの住む
国につながる洞窟が発見されたりして、
いろいろあったのよ。
早速観光してきたの。
スーラさんは、その国で、
彫像の中に封印されていたのよ。


a4

風の精霊というだけあって、丈夫そうな、
うちわをお持ちなんですね。

たくさんあるんですよ。
皆さんにも差し上げましょう。


a5

スーラは背中のバッグから、
うちわを取り出して、
みんなに配った。


a6

なんと心地よい風が起きますね。
今年の夏場に欲しかったなあ。

まだ残暑で暑い日があるそうよ。


a7

ジェット、こっちの様子は
どうだったの?

8月は、7月からだけど、
ずっとたまきが配信する
ユーチューブ動画で盛り上がっていたよ。

まだやってたのね。

それなんですか?
とスーラが訊いている。


a8

サラは留守中にアップされた動画を見ている。

これを見てると、
この町の人たちの暮らしぶりが
わかりますね。
とスーラが言った。

最近の広場のなんかは特にそうね。
そうだ。
もっとよくわかるのを、
たまきに作ってもらおう。



解説)
続きます。
Posted at 19:38 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Sep 13, 2025

ピリカと一緒に そのに

b1

三人は森の中を歩いていた。

小型の肉食恐竜が
すばしっこくて、けっこう厄介なのよ。

なんていう名前の恐竜?

なんとかラプトルって言ったと思うけど、
恐竜の名前ならシノが詳しいわ。


b2

やがて三人はシノの住む小屋に
到着した。


b3

アイスが声をかけると、
小屋の中からシノとシェルニが現れた。

あら珍しいお客さんね。
と言っている。


b4

ふうん。ピリカちゃんは、
子鹿のフィギアの精霊だったのね。

シノさんは?

私は夢食いよ。
いろんな人の夢に現れて移り住む生命体。
今は、この忘れられた夢の世界に
定住してるけどね。

あそこのダルマみたいな
ロボットはなあに?

私はシェルニです。
人類と機械軍との最終戦争の時、
避難用に作られたシェルター型ロボットです。
とシェルニは言った。

シェルニには、
この世界で仲良くなってから、
いつも乗せてもらっているの。
ピリカちゃんも乗せてもらう?


b5

ところで、この肉まんは?
とアイスが聞いている。

それはこの前の5月初めに、
広場のコンテストで優勝した時、
マンゴー亭のご主人からレシピを聞いて、
作ってみたのよ。

肉は恐竜?


b6

ちょっと近場を散歩してきます。

恐竜に襲われたら頭部をカプセルが覆うから、
安全よ。中でじっとしててね。
とシノが言っている。

ピリカはドキドキしている。


b7

ところでアイス。
ここには何か用事があって来たの?
私がシェルニとこの小屋に戻ってきたのは、
6月の10日のこと。
あれから色々あったんでしょう。

その頃ヴィヴィアンが
この世界を探検したいって言い始めてね。
二人で北の海の向こうに小島を発見したり、
西の雪山の洞窟の向こうに、
フィギアの精霊たちの国を見つけたりしたの。
そのことをあなたにも伝えておこうと思って。

ディアナや私は、
随分この世界に住んでいたけれど、
最果ての世界のことは知らなかったからね。
でもそれっていずれ
みすずの家に行けばわかること。
それだけ?

アイスは私とピリカが散歩に行くのを知って、
ガードするために、
ここに来る用事があるから
一緒に行こうって誘ってくれたのよ。
とディアナが言った。

優しいね。

アイスは肉まんを食べている。



解説)
続きます。
Posted at 21:19 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Sep 12, 2025

ピリカと一緒に

a1

みすずの家に戻った
サラとピリカは、
みすずとディアナに出会った。

あ、サラおかえり。
あなたに頼みたいことがあるの。


a2

家に戻る時、スーラも一緒に連れて行って、
町を案内してあげてもらえないかしら。

いいわよ。
しばらく帰ってないから、
これから戻ろうと思っていたところ。
すぐ行く?

はい。

ディアナとピリカは
湖を見ている。


a3

サラとスーラは鏡の扉で
サラたちの部屋に移動して行った。

二人を見送ったみすずが気がつくと、
ディアナとピリカは、
鹿の姿に変身していた。

お揃いで、お出かけ?

ピリカがこのあたりを見たいというので。

そういえば、ピリカは、
この周辺に出かけたことがなかったのね。
ここは常春じゃないけど、
いいところよ。


a4

ディアナとピリカが
みすずの家を出ると、
アイスに出会った。

これから
散歩に出かけるのよ。

その姿は、ちょっと危険よ。
人間に変身した方がいい。
とアイスが言った。

恐竜は人間だと襲わないの?

そうともいえないんだけど、
作業用ロボットたちが
よく歩き回っているからね。
二足歩行する連中は、
だんだん厄介な相手だと
わかってきたみたいなのよ。
あ、これから私、
シノのところに行くんだけど、
散歩するなら、
一緒に行かない?


a5

アイスと一緒なら安心ね。


a6

ヤミーに、
お気をつけてと言われている。


a7

ピリカは本物の恐竜見たことないの。
遊覧船の恐竜は見たけど。

ここにはたくさんいるから、
そのうち、いやでも目につくわよ。
などと話している。



解説)
続きます。
Posted at 20:36 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Sep 11, 2025

サラたちの散歩の続き

a1

遊覧船ドラゴンドラで
湖を周遊したサラたちは、
高台で休憩していた。

楽しかったわね。
お花畑を通って
お城に戻りましょう。


a2

常春っていうことは、
花はいつまでも枯れないのかしら。

あ、あそこにカマキリがいるよ。
とピリカが言った。


a3

カマキリは近づいてきた。

こんにちわ。
ここはフィギアの精霊の国。
あなたもミニチュアのフィギアの精霊なの?
まるで本物みたいに見えるけど。

すごく精密に作られた
フィギアなんですよ。ガチャですが。


a4

この世界を作った人は、
今も精霊の宿ったフィギアを補充してるのかしら。

私がいた時、カマキリのフィギアは
倉庫で見たことなかったから、
そうなのかも。

カマキリは
お城に向かう二人を見送っている。


a5

お城の庭園に入る門の前で、
イブーに出会った。

今、大変なんですよ。
怪鳥がお城にきたんです。

怪鳥って、
みんなが探してた夢くいの
モンスターね。


a6

二人が城門に向かうと、
そこでは話し合いが行われていた。

それで君は改心するから、
この世界に留まりたいというんだね。

まあそういうことだ。
この世界から消えて、
また別の夢の征服を目指すのが、
夢くいモンスターとしての使命なんだろうが、
ここが気に入ってしまったのでね。
住まわせてくれるなら、
統治に協力しよう。

協力の必要はないわ。
私はモンスターハンター。
私の使命はあなたのようなモンスター退治なの。
とセリーヌが言った。

セリーヌ。
あなたのいうのはわかるけど、
たまには例外もあっていいんじゃない?
とヴィヴィアンが言った。

この怪鳥、一応改心しているみたいだし、
私もあなたもいつまでもここに留まれるわけじゃない。
ローゴスのような夢食いモンスターに襲われた時、
最初に守ってくれるものがいれば助かるわ。

それは約束するよ。
と怪鳥が言った。

信用できるんでしょうか。
とオウルが言った。

あなた、名前はなんていうの?

名前を呼ばれたことなどないな。

じゃあ、アキースと呼ぶことに
しましょう。
アキースさん、その代わり、
一つ条件があるの。
とヴィヴィアンが言った。


a7

ヴィヴィアンは、一同を促して、
カエルの彫像のある噴水まで移動した。

アキースさんはそこで暮らして、
時々国を巡回して、
オウルに様子を報告してね。
あとは自由にしていいわよ。

おお、そんなことでいいのか。
見晴らしいのいい住処も貰えるとは。
お安い御用だ。

ヴィヴィアンは呪文を唱えた。
呪文にはアキースの名前も入っている。
一瞬周囲に薄い煙が立ち上った。

なんだ今のは。

そのカエルの彫像にはね。
ずっと何千年もの間、
風の精霊スーラが囚われていたの。
スーラを解放したばかりで空っぽの器だったわけ。
約束を破ったら、
あなたも囚われるように呪文をかけたのよ。
そうしたら、あなたはもう
この世界から消えても、
2度と別の夢を渡り歩くことはできない。
約束を守ってくれるんだから、
問題ないでしょう。

う。
そんな契約はしてないぞ。

そういうものなのよ。


a8

一同はお城の応接間に戻ってきた。

ヴィヴィアン。
さっきの契約のことだけど、
モンスターを消し去るよりきついんじゃない?
この世界から消えても、夢食いモンスターは
別の世界に移動するだけだけど、
あれだと、ヴィヴィアンが魔法を解かない限り、
永久に彫像に閉じ込められることになる。
とセリーヌが言った。

それが悪魔との契約ということよ。
とヴィヴィアンは言った。

ミネルバは、
怖いなーこの人、
と思っている。

アキースさんは、
名前も安住の住処ももらえて、
これからも自由にこの国で暮らせて、
よかったんじゃないのかな。
とピリカが言った。

ものは考えようですな。
とオウルが言った。

私たちは、お城や湖を見て、
遊覧船で観光できたし、
一面のお花畑も見れたし、
そろそろ、みすずの家に戻るわ。
とサラが言った。

ここも平穏になったようなので、
私も砂漠の家に戻ります。
ナディアやツナが来ていて、
ラルゴが留守番してくれているので。
とセリーヌが言った。

じゃあ私も付き合うわ。
とヴィヴィアンが言った。


a9

それぞれ鏡の扉を使って
次の目的地に行くことになった。

その重武装、出番がなかったわね。

こういうことも結構あります。
ヴィヴィアンさんは
魔術劇場には戻らないんですか。

本当の姿で動き回れるのは、
こっちの世界だけだから、
もう少し羽根を伸ばしていたいの。
砂漠の果ては未調査でしょう。

そうですね。

羽根を伸ばすって、
ヴィヴィアンには実際に羽根があるからなあ。
とセリーヌは思っている。



解説)
続きます。
Posted at 20:25 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Sep 10, 2025

スーラと話す

a1

スーラたち三人は
アイスとみすずを交えて、
応接間で話していた。

一応人の姿で知り合ったんだから、
これも何かの縁ね。
何かの時は協力しましょう。

何かの時って?

雨台風を起こしたい時とか、
森林火災を起こしたい時とか。



a2

冗談はさておき、
スーラさんはどこでお休みになるの?

私は蓋のついた
空き瓶か何かの中がいいです。
無色透明で飛んでいってしまうので。


a3

だったら、こんなのどう?
キッチンにあったんだけど。
とアイスが空き瓶を差し出した。

ずいぶん用意がいいですね。
それで十分です。
でも、しばらくは人間の姿でいたいなあ。


a4

それはお好きなだけ、
その姿でいればいいのよ。
サラがフィギアの精霊たちの国から戻ってきたら、
どうせ町に帰るから、人間の住む町を
案内してもらったら?
肉まんが美味しいお店があるのよ。

それは楽しみです。


a5

そこにフミコが通りかかった。

一緒に話さない?

ミミコがむずかっちゃって。


a6

そよ風って便利ね。
と言っている。



解説)
続きます。


a8

iMacのモニターの上に蜘蛛がいたので、
マウスポインターを動かして遊んでみた。
後を追ってくるのが面白い。
ちなみに状況を説明して、蜘蛛の画像を添付して、
ジェミニに蜘蛛の名前を聞いてみたところ、
ハエトリクモの可能性が高いという。
Wikipediaで検索してみたところ、
モニターのマウスポインターを追いかける事例が
載っていて、納得したのでした。
Posted at 20:16 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Sep 09, 2025

スーラの訪問

a1

その頃、みすずの家にきたスーラは、
住人たちに紹介されていた。

こちらは夢食いのカエル王女、
隣にいるのが鹿のフィギアの精霊ディアナ。
向こうにいるのは、魔族のフミコと、
作業用ロボットのヤミーとヤッピーよ。

賑やかなんですね。

他にロボットのヤビーがいますが、
いまミミコのお世話をしています。


a2

カエルの風神の彫像は元は
私たちの世界で祀られていたものなんです。
カエル大王の父がなくなったの嘆いていました。
先先代がコレクターに売っぱらってしまったとか。
とカエル女王が言った。

覚えていますよ。
私は封印されていましたが、
仲間たちから風の噂を聞いて、
カエルたちに風の便りを伝えたものです。

なんですかそれ。


a3

フミコ、バーンやバルにも
紹介して差し上げたら?
とディアナが言った。

私もそうしようと思ってたところ。


a4

フミコがスーラを寝室に案内すると、
器の中に炎が燃えていた。

バーンはあの中で寝ているんです。


a5

フミコが呪文を唱えると、
薄い煙が立ち上った。


a6

すると炎の中からバーンが現れた。

こちらは火の精霊のバーンさん。
あちらは風の精霊のスーラさんよ。

初めまして。


a7

三人はキッチンに向かった。

ヤビー。あのポット、
どこにしまってあったかしら。

来られると思って、
テーブルに出しておきましたよ。


a8

フミコがポットに向かって
呪文を唱えると、
薄い煙がたちのぼって、
バルが現れた。

ああ、よく寝たなあ。
何かご用ですか
と言っている。


a9

三人は自己紹介しあって、
打ち解けている。

人間の姿になるって面白いですね。

特にすることないけどね。

あなたは青年っぽいけど、
顔はどこか女性っぽいわね。

四大元素の精霊に性別はないんですよね。
この姿になったのは、
ヴィヴィアンさんの趣味じゃないでしょうか。

どうして水の精霊は男性で
火の精霊は女性なのかしら。

彼女の考えてることは、
よくわかりませんねえ。



解説)
続きます。
Posted at 20:36 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Sep 08, 2025

サラたちの散歩

a1

サラとピリカは
散歩に出かけることにした。

ミネルバに
湖畔の見晴らしがいいですよ。
と言われている。


a2

庭園も綺麗ね。


a3

二人はお城を後にした。


a4

歩いていくと、
昼寝をしていたオオトカゲに出会った。

湖ならその先だよ。


a5

オオトカゲは
あくびしている。


a6

やがて見晴らしのいい高台に出た。

山紫水明ね。


a7

湖畔に降りていくと、
巨大な恐竜が。


a8

そこにフクロウたちが現れた。

お散歩ですか。
あれは本物じゃないんです。
ドラゴンドラという
遊覧船なんですよ。
お乗りになりますか。


a9

フクロウがドラゴンドラの歌を
アコーディオンで弾いて、
サラたちは
観光気分を味わっている。



解説)
続きます。
Posted at 20:41 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Sep 07, 2025

それぞれに動く

a1

みんなで話していると、
雪山に出かけていたアイスとトロンが
戻ってきた。


a2

トロンの家に置いてあった
九官鳥の羽根を取ってきたわ。

洞窟の入り口も雪で埋め戻しておきましたよ。
とトロンが言った。

ご苦労様。
あ、こちらは風の精霊スーラさん。
噴水のカエルの彫像に封印されていたの。
こちらはアイスと、
夢食いのトロンさんよ。

どうぞよろしく。
とスーラは言っている。


a3

さて、これからどうしましょう。

この国のどこかに、
ローゴスの手下の怪鳥が潜んでいるけど、
捜索するには広すぎる。
オウルが住民におふれを出したので、
見つかり次第知らせが入ることになっているから、
私はここで報告待ちね。
とヴィヴィアンが言った。

じゃあ私も付き合うわ。
とセリーヌが言った。

私とピリカはこの世界は初めてで、
見物に来たの。
お城を見学したり外を散歩してから
家に戻ることにする。
とサラが言った。

私は人の姿になったという
火や水の精霊に会ってみたいなあ。
とスーラが言った。

みすずの家に行けば会えるわよ。
私が案内しましょう。
とアイスが言った。

怪鳥退治には足手纏いになりそうだし、
私もアイスさんとご一緒に、
みすずさんの家に戻ります。
とラルゴが言った。

じゃあこれで決まりね。


a4

早速サラとピリカは
お城の見学を始めた。

ご案内しましょう。
とミネルバが言っている。


a5

随分立派な調度品があるのね。

この家具、倉庫で見たことがあるわ。
とピリカが言った。


a6

三人はバルコニーにでた。

桜が咲いている。
住みやすそうなところね。

常春の気候なんですよ。


a7

お城の庭を
オイレとイブーが散歩している。


a8

その頃、アイスはスーラを
鏡の扉のある部屋に案内していた。

みすずの家は、
忘れられた夢の世界にあるんです。


a9

二人は扉を抜けて
みすずの家に移動してきた。

あら、アイス。
お連れの方は?

私は風の精霊でスーラと言います。
彫像に封印されていたのを、
ヴィヴィアンさんに、
魔法で人間の姿にしてもらったんです。

それはようこそ。



解説)
続きます。
Posted at 19:34 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Sep 06, 2025

スーラとの会話

a1

一行は城内の大広間に入った。

スーラさん、
ちょっと気になるんだけど、
あなたの背中のバッグには、
何が入ってるの?

ああ、団扇がたくさん
入っています。
ご覧になりますか?


a2

スーラはバッグから、
団扇を取り出して見せた。

これは風の精霊のうちわです。
そよ風を起こせるんですよ。

それって、
普通のうちわと同じじゃないの?

まあそうですが、
気持ちいい風が吹くんです。


a3

一行が応接間でくつろいでいると、
昼寝から目覚めたオウルがやってきた。

執事のミネルバから、
庭園の噴水の彫像の封印が解かれて、
風の精霊が現れたって聞きました。
ふむ。君がその風神なのか。


a4

風神じゃありませんよ。
眷属ではありますが、私は風の精霊です。

そうかそうか。
早速だが、
どうして君が囚われていたのか、
よかったら事情を話してもらえるかな。

はるか昔の神話時代のことですよ。
ちょっとした弾みで、
大風を作っちゃって大きな被害を出したんです。
それを知った神々によって、
カエルたちが祀っていた風神の彫像の中に、
閉じ込められちゃいまして。
大昔のことでやがてみんな忘れてしまい、
時代が移り、その彫像がコレクターの手に渡り、
それをまた譲り受けた魔族の女性が、
自分で生み出したこのフィギアの精霊の国に
その彫像を持ち込んだということです。

ふむふむ。
私たちフィギアと同じような身の上だったようですな。
でもあの方は、なぜ、君の封印を
解かなかったのだろう。

分かりませんけど、
あの彫像の噴水が気に入ってたんじゃないですか。
私が宿っていると、
いつも周囲にそよ風が吹きますから。


a5

風の精霊スーラか。
みすずの家には、
夢見の水の精霊バル、火の精霊バーンがいるわ。
バーボンハウスのある未来世界には、
樹木の精霊ミズハも住んでいる。
地殻変動も起こせるミズハは、
土の精霊に含まれると考えれば、
四大元素の精霊が揃ったのね。
とサラが言った。

みんな人間の姿をしてるんですか。

ミズハは別だけど、バルとバーンには、
ヴィヴィアンが魔法で人間に変身できる力を
授けたの。普段は水差しや銀の器の中で眠ってる。


a6

四人揃うと何が起きるの?

何も起きないわよ。
ファンタジーゲームじゃないんだから。
それより、スーラさんに
この世界のことを色々説明してあげましょう。
などと話している。



解説)
続きます。
Posted at 20:27 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Sep 05, 2025

封印を解く

a1

先月の8月2日、
フクロウの精霊たちのお城を訪れた
サラとピリカが、
執事のミネルバに案内されて、
ヴィヴィアンとセリーヌがいる
庭園の噴水に向かうところで、
止まっていたお話の続きです。


a2

セリーヌさんたちなら、
カエルの彫像のある噴水にいますよ。
とオイレが言っている。


a3

噴水の前にはセリーヌと、
ヴィヴィアンがいた。


a4

あら、サラ。
この世界まで来たのね。
今、この彫像に
封印されているという精霊を
魔法で解放するところだったの。
そこで見物してて。
とヴィヴィアンが言った。


a5

ヴィヴィアンが
彫像に向かって呪文を唱えると、
周囲に薄い煙が立ち上った。


a6

すると、
なんと彫像の前に人の姿が現れた。

ありがとうございます。
封印を解いて人の姿にしてくれたんですね。
と言っている。


a7

私の名前はスーラ。
風の精霊です。

風の精霊?
カエルの精霊じゃないの?

カエルの精霊たちが作った
風の神の彫像に
封印されていたんです。

ふーん、見かけは
どこにでも居そうな普通の人ふうね。


a8

とりあえず一行はお城に
戻ることにした。



解説)
続きます。
Posted at 20:28 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Sep 04, 2025

花火

a1

たまきは昨日バービーたちから
お土産にもらった花火をしている。


a2

綺麗ね。


a3

もうおしまい?

うん。

線香花火は?

セットに入ってなかったよ。



解説)
続きます。
Posted at 20:41 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Sep 03, 2025

買い物あれこれ

b1

秋葉原に行ったバービーたちから
お土産にもらったの。

花火セットね。


b2

花火セット。
アゾンで、単品売りで購入。
メーカー名不明です。


b3

いろんなドリンクを始めたんですよ。
とはるなが言っている。

甘くて美味しいわ。


b4

各種ドリンク。
それぞれ単品で、
アゾンで購入。
メーカー名不明。


b5

ドルフィン倉庫に入荷した
医薬品セットです。
各家庭に支給してます。
とリタが言っている。

薬少ないね。

薬は各自準備してください。


b6

これは秋葉原駅構内のガチャで入手。
ターリンの「お薬救急箱」(全6種)のうちの、
「救急箱B」と「お薬セットA」です。
箱だけ当たる確率が50%の危険なガチャでした。


b7

というわけで、今回は、
秋葉原で入手したアイテムを紹介しました。
昨日掲載した、この焼売らしき小物も、
アゾンで単品で購入。
裏側にマグネットが付いています。
メーカー名不明。



解説)
続きます。
Posted at 19:53 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Sep 02, 2025

バービーたちの買い物

a1

たまきたちはマンゴー亭で、
食事をしていた。


a2

大きくて美味しそうな焼売ね。
写真撮っちゃおうかな。


a3

何ていう焼売なのかしら。


a4

そこにバーバラとBBがやってきた。
肉まんを買いに来たようだ。


a5

久しぶりね。
動画見たわよ。
今日は秋葉原に行ってきたの。


a6

なんと。
この暑いのに。


a7

お店で着替えさせてもらっていいですか。
と訊いている。


a8

二人はラジオ会館でかった服に着替えて
現れた。


a9

いいなあ。
写真撮ってもいい?
と訊いている。



解説)
続きます。
Posted at 20:04 in n/a | WriteBacks (0) | Edit

Sep 01, 2025

コンテストの優勝者の発表

a1

月が改まった。
モモコはたまきとダイと連れ立って、
マンゴー亭で待機している。


a2

広場にルビーが
マイクを持って現れた。


a3

みなさん。
先月のコスプレコンテストの
優勝者の発表を行います。
厳正中立な審査の結果、
優勝したのはモモコさんのお知り合いで、
この広場に観光にいらっしゃった
ダイさんです。


a4

やっぱりね。


a5

ダイは割れんばかりの
拍手と喝采を浴びて
トロフィを授与されている。


a7

うれしいですけど、
この審査、厳正中立なんでしょうか?

そこはそれなのよ。


a8

月初めのコンテストの優勝者の発表は、
なんだか最近マンネリ気味ね。
と参加賞用のチョコを運び終えた
リタが言っている。

やっぱりまたこれかと、
思えるところが味わいなんですよ。
とボニーが言っている。



解説)
続きます。
Posted at 20:24 in n/a | WriteBacks (0) | Edit
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