Jul 02, 2025
ドライブと郊外の倉庫

ジープは郊外を走っている。

時は省略するかのように流れ、
一行は住宅街に入った。

ここは倉庫街ですか?
この辺のことはよく知らないの。
でも目指す倉庫はもうすぐよ。

あ、この右手の建物よ。
随分モダンな感じじゃないですか。
外見はね。

私のコレクションが増えすぎて、
人形やぬいぐるみを、ドルフィンの
2階の部屋に置かせてもらってるのは、
サラも知ってるわよね。
コレクションは増え続けてるから、
この倉庫はそれでやむなく借りたわけ。

サラたちが屋内に入ると、
そこは骨董品屋の店内のようだった。

わー。
フクロウの置物もいっぱいあるのね。
でも精霊の国で見かけた、
フクロウの置物たちはないみたい。
この前譲ってもらったコレクションは、
その奥のコーナーよ。
とマンスフィールドさんの声がした。

ここにみんな揃ってるわ。
ディアナは奥のコーナーに行って、
さっそくオウルのぬいぐるみを手に取っている。

私は魔法とかに詳しくないけれど。
フィギアに宿る精霊のことは、
ジャンから聞いて知ってるわ。
精霊たちが、置物の体をこの倉庫に残したまま、
精霊の国で暮らしていると聞いても驚かない。
とマンスフィールドさんが言った。
そうなんですね。
その譲ってもらったっていうコレクションの中に
ツノの生えた鹿のフィギアってなかったですか。
とディアナが尋ねた。
どうだったかしら。
フクロウの置物だけだった気がするけど。
解説)
続きます。
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