Nov 17, 2025
お土産を配る

今日は晴天。
広場は少し冷え込んでいた。

高台の休憩所から、
ルルが水やりに来ている。
「砂漠のバラ」は元気?
ええ。これは今年の3月初めからあるの。
なんとか無事に夏を越したわ。
一度ルビーが転んだはずみで
倒れ込んで折れちゃったけど、
あちこちから新芽が出て、
瞬く間に回復したのよ。
さすがに多肉植物は丈夫ね。

サラは、カコからお土産にもらった
甲殻類の卵でお寿司を握って、
ベーカリーのスタッフにお裾分けをしていた。
これは癖になりそうな微妙な味ね。
と味見したフレイムが言っている。

甲殻類の卵は、
見た目はイクラにすごくよく似ていた。

宇宙ステーションのバー・エデンで
食べたことのあるアイスにとっては、
好物の一つになっていた。

これって毒はないんですか?
いろんな惑星の生物が食べてるそうだから、
たぶん大丈夫でしょ。
たぶんですか。

その頃、ペンギン前のテーブル席でも、
ローザが、ミラたちにお土産の
甲殻類の卵を調理して提供していた。

これは懐かしい私の故郷の星の味。
妹のカコは宇宙ステーションに取り寄せて
常食にしているのね。

ミラさんも取り寄せたらいかがです。
私が調理しますよ。
とローラが言った。
管理局では結構手続きが面倒なのよ。
カコは宇宙連合が派遣した
レプティリアン文明への親善大使だからね。
色々融通がきくんでしょう。
解説)
続きます。
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