Jan 17, 2026

思わぬ出会い そのに

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サラたちは水辺で休憩している。

冷たくて気持ちがいいわ。
とフミコが言っている。

サラはアイスに、
水盤から現れたマーレから、
シモーヌが祖母の形見の貝殻を
渡されたことを話した。

お婆さまの望みだったそうよ。

なるほどねえ。
それが船がこの島に呼び寄せられた
理由だったんだ。

でもアイスがこの泉の中で
鏡の扉を見つけたのは、
別のことよね。

どこまでが偶然なんだろうね。


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マーレとマービーは
仲良くなったようだ。
マービーは小さな滝に打たれて
懸命に尾鰭を振っている。

楽しいわ。
こうしてると立ってるみたいでしょ。
私、こういうの初めてなの。

そういうのを
鯉の滝登りっていうのよ。


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しばらく時が経った。

あ、そろそろ戻る。
また遊びにくるね。

マービーは
みんなに手を振ると
水中に没していった。


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マーレはサラたちに
顔を向けていった。

そこの銀髪の方、
アイスさんっていうのね。
泉の中に隠されていた古い魔族の
鏡の扉を見つけるなんて素晴らしいわ。
マービーは水没した地下都市で暮らす魔法生物。
あなたのおかげでいいお友達になれた。


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さてそろそろ私も戻るわ。
お婆さまとの約束も果たせたし。

あのー、山ほど質問したいことが
あるんですけど。
とサラが言った。

ふーん。
いいわよ。
じゃあ日暮にでも船に伺うわ。

そういうと、
マーレの姿は水中に没していった。


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サラたちも船に戻ることにした。


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船の近くの砂浜に
大きな亀のような動物がいるのを
サラが見つけた。

これはなあに?

クリプトドンっていうらしい。
新生代の生き物で、アルマジロの仲間ですって。
今朝、砂浜で魚を獲ってる時にも見かけて、
セリーヌが教えてくれたの。
砂漠にも居たって言ってたわ。
とアイスが言った。

砂漠にもいた古代の生き物か。ということは、
この島にも恐竜がいるのかしら。


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船に戻ると甲板にシノたちがいた。
たこ焼きを食べているようだ。

お帰りなさい。
今出来立てよ。
とセリーヌが言っている。


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程なく、
ヴィヴィアンが島の視察から戻ってきた。


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ヴィヴィアンは、アイスとサラから
遺跡で起きた出来事を聞いている。

島の上を飛んでゆっくり回ってきたけど、
特に何も見つからなかった。
その間に面白そうなことが起こっていたのね。
フミコと、向こうにいる
シモーヌさんも島に来てたなんて。

あなたとは初対面だけど、
噂は色々聞いてるわ。
とヴィヴィアンはシモーヌに声をかけるように言った。

私も。ヴィヴィアンさんのことは色々と。
ご両親にもお会いしたんですよ。
とシモーヌが言った。

そうらしいわね。
魔族の仲間と知り合うのは嬉しいけど、
そのマーレっていう女性は、何者なの?
古代に魔族の都があった島の住人なら、
やはり魔族の末裔っていうことかしら。

わからない。
夕暮れ時に船に来てくれるっていうから、
その時に尋ねてみましょう。

このたこ焼き美味しいわね。



解説)
続きます。
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